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シンガポール渡航と帰国に必要なこと(2022年6月現在)

こんにちは。ようた@英語コーチ&フィンテック(Fintech)アドバイザー& FP (Financial Planner)です。

2022年5月の月末から6月にかけて、3泊5日でシンガポールにおよそ2.5年ぶりの海外出張をしてきました。(ちなみに3泊5日とは5日間の総旅程でそのうち3泊はホテル泊、1泊は飛行機泊の場合にこういう形で表現すると理解しています)久しぶりの東南アジアの活気にふれてきた一方、シンガポール入国と日本帰国においては、コロナ対応が求められておりこのあたりの知見を少しまとめていきたいと思います。(この記事の記載の情報は6月4日現在のものです。最新情報はご自身でご確認ください)

シンガポール出張

会社で所属している組織のチームオフサイト(チーム全体で集まってアップデートしようという会で通常1日or2日かけて行う)として行ってきました。現地の上司や同僚たちと会って情報交換をしたり、食事をしたり、と楽しい時間もありましたが、やはり英語を含む自分の能力の限界を感じたり、今の仕事を心から楽しめない自分がいたりとこれからの仕事や起業への思い、人生について改めて考えることも多い出張でした。

久しぶりに会った10年ほど前の会社で一緒に働いていたシンガポールに住む友人は独立していたり、同じ会社だった別の人は日本で(本当かどうかはわかりませんが)年商20億の会社を起業していて、シンガポールに支店を作ろうとしていたりと刺激を受ける情報に触れる機会でもありました。

シンガポールの街並みはますます高層ビルが立ち並び、円安の影響もあり物価もかなり高く感じました。泊まったホテルは3泊で12万円弱ほどでしたので一泊4万円とそれなりの値段でした。(個人ではちょっと泊まるのを躊躇する値段ですね)外食も軽く入れるお店でも一人3000円から5000円ほどしましたし、市内まで30分ほどの空港までも夜は3400円、日中は2700円という感じです。10年前はあったシンガポールは物価が安いという印象は全くなくなっていました。

Duo Tower 屋上バーの様子
空港に隣接するJewelと呼ばれる商業施設の中には天井から水が落下していました

シンガポール入国

シンガポール入国には、以下の必要書類が必要でした。詳細はこちらのリンクをご覧ください。

ワクチン接種証明

シンガポール入国時に必要な接種証明

こちらの表は13歳以上がシンガポールに入国するときに必要となるワクチンの種類、回数、摂取からの必要経過日数が記載されています。例えば、ファイザー製ワクチンでは2回摂取以上、17日間以上の間隔を空けて受けたもので、シンガポール入国の2週間以上前に接種が終わっていることが条件になります。モデルナ製であれば2回接種以上、24日以上の間隔を空けて、シンガポール入国の2週間以上前の接種であれば有効です。

これらは日本人であればすでに満たしている人が多いと思います。以下のアプリをスマホにダウンロードして、マイナンバーカードを連携すれば接種証明書は簡単に取ることができます。接種証明書に該当するQRコードもダウンロードすることができます。このQRコードいろいろなところで使える便利なものですのでダウンロードしておくことをおすすめします。

入国時事前登録

これまで紙で書いていた(税関申告を含む)入国時書類やパスポートへのスタンプは事前のSG Arrival Card (SGAC) with Electronic Health Declarationと呼ばれるオンライン登録に置き換えられています。こちらのページからForeign Visitors --> Individual Submissionをクリックして順を追って登録をしていきます。

こちらの事前登録は入国予定時刻の72時間前からしか利用できませんので注意が必要です。またワクチン接種証明書のアップロードをする箇所がありますが先述の日本のワクチン接種証明のQRコードのアップロードで私は認められました。

日本帰国

日本帰国はシンガポール入国時よりもいろいろとまだ面倒です。シンガポールは青の国に属しているの一番軽い水際対策となるのですが引き続き「出国前検査」は必要です。

厚生労働省 水際対策HPより引用

帰国前に必要となるPCR検査書類

日本への帰国便の出発時刻の72時間以内に受けたPCR検査の結果を提出しないといけません。さらに厳密にいうと、以下の厚生労働省の決めたフォーマットでの提出が必要のようです。(フォーマットの内容が網羅されていれば多くの場合大丈夫なようです)

英語以外の言語のフォーマットはこちらにあります。

現地でのPCR検査の結果はおおよそ24時間後にメールなどで届きますので3泊とかの日程だとついた翌日などに受けないと帰れないかもというような不安感があります。

シンガポールでPCR検査ができるクリニック

以下のサイトで認定されているPCR検査クリニック(approved Polymerase Chain Reaction (PCR) test providers)を検索できます。

事前の予約が必要だったり、オンラインで予約を取れるところだったり色々ありますので日程がタイトな場合は事前に決めていくのもいいかもしれません。日本の旅行者になれているところでは、上述の厚生労働省のフォーマットをすでに把握していて対応してくれるところもあります。結果はおおよそ24時間後にメールで返信されます。日本のフォーマットなどもそのメールや別メールなどで返されます。PCR検査費用は、100シンガポールドル前後が多いようですが最近は値段が下がってきているようです。

私が使ったクリニックを紹介しておきます。

私は 6A SHENTON WAY, SINGAPORE 068815 Unit No: #02-15にあるクリニックを使ったのですがアポなし朝一に訪問して対応してもらいました。日本語のフォーム対応もしてくれました。95シンガポールドル。オンライン予約もできると思います。ちなみに私も知らなかったのですがこのクリニックOakwood Premier AMTD SingaporeというホテルとおなじOUE Downtownというビルの中に入っているのですが、ホテルの宿泊者であることを告げると10ドルのディスカウントを入れてくれました。

帰国時事前登録

以下のMy SOSというアプリへの登録が必須です。これの登録をしていないと永遠と登録作業を空港ですることを余儀なくされますので必須だと思った方がいいです。水際対策に関する厚生労働省のページには以下のような記載もあります。

検疫手続の際にスマートフォン等の所持を確認できない方は、検疫手続きの際にスマートフォンをレンタルしていただきます(有料)。

MySOSアプリは民間の政府の委託先が作っているのか最初は「本物?」と戸惑いますが比較的しっかり作られています。こちらで帰国便情報や接種証明書(上述のQRコードのアップロードで大丈夫でした)、PCR検査結果の証明書をアップロードします。事前審査が行われこちらのチェックが終わっていれば帰国時の空港での待機はほぼありません。審査も私の場合は20分くらいで結果がきました。

空港でのプロセス

My SOSの登録をしているか、していないかでまず動線を分けられます。My SOSの登録をしていれば検疫チェック場所で、パスポートチェック、MySOS内のQRコードの読み取りをして、青色の紙をもらいます。この紙をもって入国審査プロセスを経て、荷物受け取り、税関チェックで帰国です。到着時の空港の混み具合次第だと思いますが、着陸から入国までは1時間から2時間ほどではないでしょうか。
6月1日からは1日の入国者が(日本人を含めて1万人から)2万人に引き上げられました。個人的な感想ですが、現在の空港内のプロセスはこの倍の4万人くらいまでにしか対応していないような気がします。コロナ前の入国者数は1日14万人と言われていますので、この水準での対応を行うにはまだまだ工夫が必要かと思われます。なお、理由はわかりませんが、シンガポール入国時は入国カードとともに電子化されていた税関申告書類は日本帰国時は引き続き紙で存在していました。

まとめ

今回の記事では、2年半ぶりの海外出張でシンガポールに行って感じたこと、起業への思い、シンガポール入国時に必要になる書類や手続き、現地でのPCR検査をうける方法、日本帰国時に必要となる書類や手続きについて紹介しました。ご参考になれば幸いです。


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