DIGGIN’ 矢野顕子 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2020.2.12
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINです。
MURO:MUROです。
MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いします。
MURO:よろしくお願いします。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:あと2日後にはなんちゃらみたいなことがありますけどね。
MURO:うんうん。
MACKA-CHIN:今日、スタジオに差し入れがありまして、チョコレートではなく、わさびの入ったお稲荷がありました。
MURO:けっこう、真逆的な。
MACKA-CHIN:あっはは(笑)そうですね。あまーい!じゃなくて、からーい!ってやつですね(笑)
MUROさんも2月ですけど、もうどんな感じで?
MURO:前と変わってないっていうか、制作は続けていて、現場もちょこちょこやらせてもらってます。はい。
MACKA-CHIN:レコード屋さんとかは?この時期ってレコードは新譜とか出るのかね?
MURO:僕、いるところが下北なのでね、JET SETとかディスクユニオンとかあるから、もう回転は早いですねえ。
MACKA-CHIN:あ、そう。やっぱこの時期でも出るんだね、新譜は。新譜っていうか、リリースは。
MURO:うん。出てますねえ。
MACKA-CHIN:ああ、この時期、自分は街に出るのが億劫だったりして。あんまりチェックできてなかったりするんですけど。
特に1月、2月って、リリースがへこむみたいなさ。レコード会社の人もあんまり出したがらなかったりとかする。
MURO:ねえ。年末年始にかかるんですね。
MACKA-CHIN:ねえ。でもこういう時に、冬に合う良いのが出てたりもするのかもしれないですけどね。
MURO:うん。ですねえ。
MACKA-CHIN:そっかそっか。じゃあ、相変わらずレコード屋さんには行ってるっていうことですね。
MURO:もちろんでございます。
MACKA-CHIN:はい。ということで、さっそく今晩のテーマをお伺いしたいんですけど。
MURO:はい。今晩、日が明けて、2月13日、矢野 顕子(やの あきこ) さんの誕生日ということで、ですね。
MACKA-CHIN:おお、なるほど。
MURO:なので、バースデーにミックスに挑戦したいなと思います。
MACKA-CHIN:良いですねえ。あの矢野 顕子さんを知らないって人もいると思うんで、一応、情報的にお伝えしますと。
明けて2月13日、矢野 顕子さん、65歳の誕生日ということで、1976年、アルバム「JAPANESE GIRL」でソロデビュー。以来、YMOとの共演や様々なセッション、レコーディングに参加するなど、活動は多岐に渡る。
レイ・ハラカミとの“yanokami”、森山良子とのや“やもり”をはじめ、上妻宏光、石川さゆり、上原ひろみ、YUKIなど、様々なジャンルのアーティストとの共演も多く、近年の活動では2015年、Seiho、tofubeatsなどのトラックメーカーを迎え、アルバム「Welcome to Jupiter」をリリース。
16年にはソロデビュー40周年を迎え、オールタイム・ベスト「矢野山脈」をリリース。
今年の3月、津軽三味線プレイヤー上妻宏光とのコラボユニット“やのとあがつま”としてアルバム「Asteroid and Butterfly」をリリース、ということで。とにかくひたすらやり続けてるんですね。
MURO:すごいですよねえ。
MACKA-CHIN:僕のイメージは、坂本龍一さんの奥さんで、清水ミチコさんで、っていうぐらいなんですけど。
MURO:そうなんですけど。
MACKA-CHIN:ただ、やっぱり和モノ好きというか、音楽好きとしては、アルバムとかも高価で取引されてるのもありますけど、意外と最近見なくなってきてる。
MURO:そうなんですよね。で、海外のレーベルが逆にリイシューしてますね。
MACKA-CHIN:あ、そうなんだ。海外盤として。
MURO:ですねえ。
MACKA-CHIN:は~。
MURO:だから、輸入盤として入ってきてますね。
MACKA-CHIN:アルバム通して聴く中で、ドラムがあったりとか、そういう、この部分かっこいいみたいなイメージはありますけどね。
あえて今日は、この矢野顕子さんでバースデーミックスをやっていくということで。
イメージとしては、前衛的だったり、独創的だったり、オンリーワン的なね。面白い音楽を作るというか、アートフォーマットなのかな。どっちかというと。
なんか、そういうイメージがありますけどね。はたして、今晩は、どのようなミックスになるのか、楽しみですね。MUROさん、大丈夫ですか?
MURO:はい。バッチリでーす。
MACKA-CHIN:はーい。では、そろそろ行ってみたいと思いまーす。2020年2月12日、本日明けて、2月13日が矢野顕子さんの誕生日ということで、本日のテーマは『DIGGIN’ 矢野顕子』です。お願いしまーす。
ソングリスト
1. 気球にのって
2. ほうろう
3. 達者でナ
4. 大いなる椎の木
5. 大人はE / 矢野顕子 & 鹿の一族
6. いもむしごろごろ
7. 海と少年
8. Un Jour
エンディング
MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ 本日は、明けて65歳の誕生日をお迎えする矢野顕子さん特集で、『DIGGIN’ 矢野顕子』ということで、MUROさんがレコードでお送りしてるわけですが。いやあ、MURO君。
MURO:ありがとうございました。
MACKA-CHIN:改めて、彼女はやはり天才なんだなと。
MURO:いやあ、本当に全てを知り尽くしてますね。
MACKA-CHIN:いやあ、本当に。すごいことになってて。
これが特に30年前、40年前の作品とか含めて、ちょっと、とんでもない感じに。
MURO:とんでもないっすねえ。
MACKA-CHIN:ちょっときてるっすねえ。
MURO:今、アメリカでリイシューされてますから。
MACKA-CHIN:おお~。
MURO:ファーストアルバムから。
MACKA-CHIN:すっごい!
MURO:見直されてますからねえ。
MACKA-CHIN:ねえ。僕は、MUROさんともこの収録前にちょっとお話したんだけど、「ラーメンがたべたい」なんていう曲をCMかなんかで聴いて、本当にもう後半期なんだけど、MUROさんはやっぱYMOの流れから。
MURO:僕はそうでした。YMOの「Tong Poo」って曲があって、それのボーカルバージョンがあるよっていうのを先輩から聞いて、一番初めに買ったレコードが「Tong Poo」が入ったレコードでしたね。
MACKA-CHIN:ああ。こう聴いてますと、ヒップホップ魂が騒ぐというか、ここのピアノのバースが良いとか、ここの音が良いとか。
特に彼女自身がすごく日本人のアイデンティティっていうか、なんだろうな。世界に向けて、私、日本人だからこういう音楽やっていくから、みたいな、ずば抜けた感があるというか。
MURO:そうっすよねえ。
MACKA-CHIN:僕が総評するのもあれですけどね。和楽器だったり、民謡のアレンジだったりとか、とにかく仕上がりがすごい感じになってて、今、世界で注目されてるのが、ほんと改めて分かりますねえ。
MURO:分かりますねえ。
MACKA-CHIN:特に、僕は「大いなる椎の木」とか。「いもむしごろごろ」とか。もう、完全にジャズだったなあ。なんか。聴き方もジャズっていうか。体に入れてくけど、もうオケ。
MURO:分かります、分かります。
MACKA-CHIN:流れてくる感じとか。
MURO:ですよねえ。
MACKA-CHIN:けっこう、びっくりしましたねえ。今日ミックスされてる中で、使ってないアルバムとかね。そういうのも、ね。
MURO:はい。まだまだ、歴史がある方ですから。
MACKA-CHIN:そうですよねえ。何枚かをMUROさんが持ってきていただいて、アルバムとかも。
「愛がなくちゃね。」なんていうアルバムとかも見させていただいているんですけども、これブックレットもすごい仕上がりになってて。日本が彼女にすごく透視した感じがあるなあって思うなぁ。お金かかってる感って言い方は下品だけど、なんかとにかく、全てにおいて。
MURO:豪華ですよねえ。
MACKA-CHIN:豪華ですよねえ。これが万人受けしたのかどうかは、僕もその時代を生で生きてきてないので、なんとも言えないですけどねえ。
ただ、こういうものが作られていくって、自分、音楽やってる身としては、すごく元気もらいますねえ。前も言ったけど、独創的だったり、前衛的だったりするものって、その場その場の時代では評価されなくても、いつか評価される時が来たりとか、時代に合ったものが来るっていうのが、改めて思ったりすると、このレコードで針を落として蘇る楽しさとかも含めて。
MURO:そうですねえ。
MACKA-CHIN:やっぱ、音楽の面白さだったりするなあと思うし。改めて、矢野顕子さん、本当にお誕生日おめでとうございまーす。
MURO:おめでとうございまーす。
MACKA-CHIN:ということで、これからも元気に、どんどん色んな作品を作っていただければと思います。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:ということで、ここまではMACKA-CHINと。
MURO:MUROでしたー。
MACKA-CHIN:また来週~。
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