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里山から自治を考える 15「コマに過ぎない日本における自治」

前回、里山さんは麻生副総理の言説を引用して、日本も戦争が近いような話をされていましたが、それについて、お聞かせください。

戦争について

 第2次世界大戦後も、実はずっと戦争していますよね。しかし、今回のウクライナとロシアの戦争は、地政学的にやばいので、話題になっているだけで、世界中の何処かで戦争をしてきたわけです。
 習近平主席によって、一帯一路をはじめ、彼が作りこんできた中華人民共和国の絵が、いよいよ固まってきています。中国はそういう意味でアメリカと対峙しているわけで、日本は、中国とアメリカがやっている将棋のコマでしかないです。台湾というコマ、日本というコマ、この盤上のコマをどう動かしていくのかとして、大国が主導権を握っているわけです。
 繰り返しますが、日本はコマなんです。意志も持てないし、自ら動くこともできない存在になっています。ですから、アメリカと中国が、何らかの形で戦争を仕掛けた場合、コマである日本は、有無を言うこともできずに、コマとして戦争に駆り立てられるであろうと思っています。
 麻生副総理の言動も、戦争法案も、いろんな事象は、コマとして用意された、あるシナリオの上で行われている茶番だと捉えています。
 そういう視点で世界情勢をとらえてみると、いつ日本が戦争のコマとして打たれるかは、全く予断を許さないくらいの状況であると思っています。

自治について

 そういう、将棋のプレイヤーにもなれない、コマのような日本という国に、お上形式でしか観ていない国民が、うごめいているわけです。
 ですので「自治」を求めている人にとっては、自治は非常に重要で、かつ大切なものであることはわかるんですが、大半の国民は、自治に関心も興味もない、というのが実情ではないでしょうか。ちょっと辛口になりますが、自治をすべきだという方向に、いま民意はないと思います。

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