「消えてくんない?」──怒りのエチュード

まず、「怒り」を表現したい時に、“怒ろうとしてはいけません”。
なぜか。
人が怒っている時は、怒ろうとして怒っているわけではないからです。

だから、私から言わせてもらえば、「怒りを表現する=怒鳴る」は、感情の開放という点から見れば“まだまだ”です。
怒鳴ればいいってもんじゃない。
もっと、内に秘めた、マグマのようにぐつぐつと煮えたぎっているエネルギーの塊が「怒り」だな、と。

すんげームカつくことがあって、それに“キレている”だけ。
怒ろうとすると、いつもは「どう怒ってたっけ?」と考えてしまい、怒れないことに焦ります。
じゃなくて、自分で表現するなら、一番ムカつくことを思い出せばいいし、役としてなら生い立ちから“なぜキレたのか?”を探って作ればいいわけです。

今回は、声優養成所時代(最も面白くてためになったところ)でやった『感情の開放。怒り編』を音声化しました。
途中にある音声ボタンを押すと、それっぽい『間(ま)』がわかります。

演技をする時に思い出している・考えていることは、そのまま『間(ま)』となりますが、それを小説では『地の文』として表現します。

●感情(怒り)の開放した演技のルール
1)怒りを抑え込んでいると(舞台)監督が判断したら止める
2)殴り合いのケンカになったら止める
3)怒りが消えた・言い合いが延々と続くと判断したら止める
4)二人一組になって演じます
5)どちらともなくぶつかり、先に口を開く役だけ決めます

私の場合は、50代後半の男性とのペアだったので、演技中は『オッサン』と呼び、実際のある『オッサン』に対し、めっちゃキレてました。

かなりの『怒り』を表現していますので、暴力的な言葉使いが出てきます。

↓↓↓音声がありますので、続きをご覧になる方は以下のURLからどうぞ


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