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今から800年前に、抹茶を鎌倉から全国に広めた栄西は、究極のインフルエンサー!? 『喫茶養生記』から読み取れるビジョナリー・シティ鎌倉
本noteでは、過去から現在、そして未来に持続する鎌倉発のアート・カルチャー・都市文化を発信していきます。 ■800年前に薬としての抹茶の効能と養生を記した『喫茶養生記』 鎌倉には寿福寺の開山栄西(1141-1215年)によって記された抹茶に関する日本最古の書『喫茶養生記』(1211年)が、重要文化財として今も残されています (鎌倉国宝館寄託)。この『喫茶養生記』の冒頭は「茶は末代の養生の仙薬にして」と始まります。「末代」は道義のない不安定な末世を意味し、「養生」には