引きずってしょい込んで

オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームを観たいのだけど、ここしばらくラジオを聞いていないので「こんな私が観てもいいのだろうか?」という気持ちがあって、なんとなく踏み出せない。
現代は便利なもので、現場に行かなくたって各家で配信を観られる。
オードリーのライブも例にもれず配信チケットを買えばすぐ観られるんだけど、なんとなく気乗りしない。

というのも、この数日間なんだかとても忙しかった。
付かれているのも、気乗りしない原因なんだろう。
金曜日は有休をとって、区役所へ引っ越しで使う書類をもらいに行った。
区役所といえばむやみやたらに混んでいるイメージだが、この日はガラガラ。
ラッパーみたいな洋服を着たやんちゃそうなお兄さんが、書類について家族と電話でもめている会話が丸聞こえでついつい聞き耳を立ててしまった。

区役所お得意の、「あれがないとコレがもらえない」みたいな道理でお目当ての書類がもらえなかったようだった。
季節は2月。
彼も、新しい生活のための準備をしているのだろうか。

自分はというと証明書を難なく受け取り、前日にネットで見たベトナム料理屋さんでお昼ご飯。
輸入食品の販売も行っているらしく、雑多で静まり返っている雰囲気が良かった。
妻はフォー、私はビーフン。バインミーを妻と半分こしてうまいうまいと平らげた。パクチー、そんなに得意ではないけれど、適量ならばおいしい。

書類の最終確認をしていると、さっきもらった証明書が2通必要だとわかる。あぶねえ。時刻は16時。
「もう終わってたらどうしよう」と心配する私をよそに、「17時までだからやってる」と堂々としている。こういう時、妻はどんと構えていて心強い。

帰りの電車でなんとなく本が読みたくなって、「成瀬は天下を取りに行く」を買う。成瀬がひたすらかっこいいし、語り部である島崎のキャラもいとおいしい。
本を読んで、お酒を飲み、砂肝のアヒージョをたらふく食べて寝た。

土曜日はローンの契約で銀行へ出向く。
銀行につくと、担当の不動産屋が座っていて挨拶をした。
ちょっと前、この担当が適当なことばかり言うのでまあまあ長文で抗議をした。その日以来合うのは初めてだったので「この前はすみません」的な一言があるのかと思っていたが何事もなかったかのような笑顔

「お前は一言謝れよ」と思ったが大人なのでスルーした。このおばちゃんは、なかなかハートが強い。だいたいのことを、へらへら笑って流して、それで許されてきたのだろう。書き始めると腹が立ってきそうなので割愛するが、できればもう関わり合いになりたくない。

銀行の担当者はすごく良い声の女性で、この人がなんでもない情報ただしゃべるラジオを聴きたいと、手続き中ずっと考えていた。
妻は、電話口の声からずっと男性だと思っていたらしい。
必要書類にひたすら名前と住所を書き続けて無事に終了。
今年で35歳になるが、いまだに名前の漢字をうまく書けない。

そして日曜日。金曜から土曜の外出の疲れを引きずってまま実家へ行き、買い物をして帰宅。
特に疲労感のあるイベントではないはずなのに、体の疲労を感じる。
晩御飯も作りたくないし、正直食べるのも面倒くさい。

なぜか日記を書く体力はあったので今、これを書いている。





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