風の中のマリアを読んで、ハチがすこしだけ好きになった

くるのおすすめ本、風の中のマリアを読んだよ!図書館にあったので借りてきた🐝


オオスズメバチの物語なんだけど、わりと専門的というか、小説と専門書が融合(?)したような本だった。

彼女らがどんな体で、どんな生活をして、どんなことを考えて…考えていることに関しては小説要素が強いから、実際どうかはわからないけど。細かい特徴や見た目も文字なら抵抗なく読めるので、これらを覚えた上でなら、実際の虫を観察したいと思えるかも。

虫に遭遇する = 虫を観察できるチャンス!
となるのが目標なので、基礎知識を学ぶのに良い教材となりそうな本。

虫を好きになりたいけど、見るだけでも厳しいからまずは知りたい!知識がほしい!みたいな今の私にぴったりだった。こういう本を他にも読みたい。

*備忘録として本の内容を書いていたけど、これダメなのでは…??と思い削除しました💦

これらのことを、図鑑の説明文を読むときのようにただ知識として知るのではなく、物語を通してマリアと共に知り、驚きや色々な感情をもって共感できたことが良かったなあと思う。

「共感」に関して、バイリンガルニュースで昆虫食を研究している佐伯さんが言っていたことを思い出した。「昆虫と共感の相性の悪さというのは常にあって、昆虫に感情移入する/昆虫を人間に例えるとちょっと…(子どもが母親を殺す、とか)なリアリティがあるので、過度な感情移入はあまり良くない、ということ。

これは佐伯さんは虫を殺しても良いという考えを持っていて(虫を殺してはいけない理由が無い。リスペクトがあればいいのか?標本を作る為なら良いのか?)、そこに至ったのは自分で養殖から研究までして生産者側になったから、悟りを開いたからでは?という話から、でもマミは都会育ちのひよわガールだから虫に感情移入してしまう、自分だったら気持ち悪いと思われながら食べられたくない、とかそんな話の流れで言っていたことなので、ちょっと違う話かも。でもやっぱり共感できて良かった。

おわり。

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