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低気圧の底から

5月28日


「ガールズトークアパートメント2020」稽古が楽しいです。
3人以上のガールズトークとほぼ無縁で生きてきたから、すごく新鮮で幸せでうれしい。
そしてその中に、胡桃さんとして存在できることもまた楽しさに拍車をかけるというか、イメージする彼女のあり方がすごく好きなので、早く私の器で体現できるようになりたい。


ふわりふわりとやっているように見えて実はすごくなんだろう、
粘土の中をなんとかぐにぐに掘り進めてみるも、外から見てどんな形になっているか知る由もない…みたいな数年を送ってきたのだが、
ようやく整理をつけて出口のような入口を見つけるフェーズに移り始めている。
毎日ドキドキ楽しくて苦しくて目まぐるしい。


令和にやさしい神様はいよいよいなくて、困った時の神頼みなど意味が無いので、私たちはもう好きにするしかないのです。
私もさらにもっともっと好きに生きよう。

名称未設定のアートワーク 49


5月29日


布団が布団カバーの中でなんか変な感じでもしゃってなってる。
不快なのにチャック開けて広げ直す気力がどうしても湧かず、何日もそのまんまだ。

なんの理由もなく秋葉原をうろついていると、半径1メートル以内の時空が歪む。その歪みが心地良くて、近くに用があるとつい寄ってしまう。

「ガールズトークアパートメント2020ver」キュッと詰まった3時間の稽古。
とてもたのしんでいる。うれしい。
会話がぽんぽんぽんっと進むところ、こころがキラキラする。

マスク越しの稽古でみんなの顔を忘れたくなくて、チラシやSNSを見ながら顔をメモってみた。これから稽古前にみよう。

無題54


6月1日


もう6月だしまだ6月だな。

「部屋とYシャツと私」を一日中聴いた。ちゃんと可愛くて本当に怖くて心底綺麗なので、トータルで安心する。
どうしたらこんな曲が書けて、こんな風に歌えるのだろう。
「オリビアを聴きながら」を聴いてる時と同じ感じで感動する。
なんでその言葉で口角上がってるの?なんで見なくてもわかるくらい上がってるの?すごくない?かっここわすぎない?って歌い方。格がちげえ。


大人について考えすぎている。
ほんと自認してる精神年齢はまだ10歳なのに、今年末で25になるわけ。それはつまりアラサー1年生になるわけで、もうどう頑張っても年齢的には大人じゃないとは言えないわけだ!
「子供の心を持ってて素敵だ」と言われた次の瞬間「大人としてどうかと思うよ」と言われたりでほんとに体に悪いな。
しっかりしなきゃなのかな。しっかりってなんだろう。

今書いてて気づいた。結構何でもいいな。なんでもいい。一生思春期でいたほうが楽しい気がする。ある日突然思春期が終わったらそれもそれで面白い気がする。きっと大丈夫。

文章は体にいい。
みんな、悩んだら文章を書いたらいいと思う。



「ガールズトークアパートメント2020」楽しすぎる稽古や、絵仕事のあわあわ充実な日々、ありがたくて、
でもこういう時ほどアニメゲームにどっぷり浸かりたくてワ〜ってなったりする。なのにいざお休みになると寝ちゃうんだよなあ。

でもやりたいこといっぱいあるのは嬉しい。
好きなことはいっくらでも多いほどうれしい。


一昨日は8月の舞台「いえまね」のビジュアル撮影だった。
すっごく楽しくて、女性4人芝居ってまずそもそも新鮮で。
どんなお話なんだろ。実は水面下で延期に延期が重なって、やっと今年の8月ってことで情報解禁している。熟成された物語が楽しみで仕方ないのだ。

じっくり紹介したい方はたくさんいるんだけれども、これからしていくんですけども、
まず、とにかく脚本の松宮さんはもう言い表せないほど衝撃的なめぐりあわせです。スーザン様...ありがとうございます...。

わたしがはじめて触れたポケモン、ピカチュウ版のシナリオ、クリスタル版のポケモン図鑑テキスト、ど世代のルビサファ、中高時代に寄り添ってくれたBW、そしてウルトラサンムーンまでのシナリオを書き続けていらした神様。
松宮さんが書かれたセリフを板の上で音にする日がくるなんて!!

保健室でベッドに潜ってポケモンBWやってた中高時代の自分に教えてあげたくてしかたないのです。
きっと信じないんだろうなあ。

名称未設定のアートワーク 47


6月2日


主演・夢日記で楽曲担当の映画「泣いたことがないなんて、嘘つきめ」の展覧会の絵を搬入した。
搬入って言うとすごい大掛かりっぽいけど今回は私、F6キャンバス一枚だけなので、トートバッグに入れて持ってただけ。

でもやっぱ悩み苦しみつつ産んだ心がこもったものだから、だいじなだいじな卵を運ぶような気持ちで抱っこして電車に乗った。泣嘘以前の自分だったら、もっと雑に持ってっちゃってたかもって思った。

泣嘘は本当に不思議なご縁がたくさんの映画。
改めてってなると何を描こうか悩んだけど、やっぱり描きたい人はひとりだけだったんだ。
まだまだ描きたりないような気分でもある。

錚々たる作家の皆様に囲まれての展示、ソワソワドキドキよりも、やっぱりこの映画に携われたことの誇らしさが大きい。

これは下書き。本番は、アクリル絵具で。
結構変わった。
完成品ぜひ見に来てください。

名称未設定のアートワーク 48


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