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私だけの旅

子供が産まれてもうすぐ4年になる、子どもが産まれる以前は年に何回かイベントを楽しみに東京に遊びに行っていた。ひとり旅を満喫していた。

美術展、音楽ライブ、友達に会いに、などのイベントを見つけては、居ても立っても居られなくなっていた。
そんな私の楽しみだが、出産と同時にパタリと行けなくなってしまった。家族旅行となると子どもが遊べる場所がある事が前提になりがち。

そうして、子どもが3歳も半年を過ぎる頃、思った。
「1泊だけかぁちゃん居らなくてもええんじゃあないのかい」と、

その頃東京でエゴンシーレ展とゆうものをやっていた。なにやら心で「行ってしまえ〜」と叫ぶ声が聞こえた。

エゴンシーレとゆう人、美術の教科書にも載っていたくらい超有名な画家です。私は中学生の時初めて絵を見た時、そわそわと胸騒ぎがしたのを覚えている。何かが気になる絵、分かりやすい様な、そうでない様な、そしてどの絵をみてもそこそこ惹かれる。


線が生々しいとか、エキゾチックとグロテスクを半分づつ足したような表現、あの感じが気になる。
洗練されたようなされてないような、そしてファッショナブルにも感じる。感想が色々なんですね。

ほんの1泊2日、東京ひとり旅をさせてもらう事にした。婆ちゃん、旦那さんに子供のことお願いして、感謝もたっぷりして。

いつまでも、どこまでも幸せなひとり旅を満喫することができた。
計画中も楽しい、何をする、何を食べる、何がしたくても、1人なのでできる。
美術展をじっくりたっぷり鑑賞する。
エゴンシーレ展では胸が熱くなり、人生でたくさんの原画に出会えたことが嬉しかった。

ふらっと寄りたくなったお店に入り飽きるまで居られる。
食べたいお店に入る、レンタル自転車して清澄白河を探索、川沿いを走るのも気持ち良かった。
(清澄白河にはTokyo bikeのお店がある)

旅先で朝のランニングをしようと思っていたので、五反田から明治大学経由で目黒方面を目指してランニングしてみた。

翌日は友人とタイ料理を食べ、3時頃新幹線で東京を後にした、私のたびでした。

子どもから解放され羽を伸ばす事は親にとっても必要なんじゃないかと思う、父親よりも母親は1泊旅行はしづらいと感じるが、自分の趣味を楽しみたいから、ちょっと行かさせてもらうね、と堂々ときちんと行くのがいいと思う。
家族みんなでも旅行するし、ひとりでも旅行したい。

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