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"人権"をモデル化してみた

基本的人権っていうのかしら?
言葉が厳密に正しいのかわかりませんが、とにかく"人権"について。

昨今あちらこちらで「権利だ!」とか「不平等だ!」「もっと平等に!」とか耳にしますが、傍目から見て、そもそも"人権"に対するイメージがそれぞれ違っているように思うんですよね。

そこで自分なりに"人権"ってなんだろうと考え、モデル化してみました。
UMLぽく描いたので読める人は限られるかもしれませんが、それがこちらになります。

基本的人権モデル

ざっと説明しますと、まずホモサピエンスやらの"ヒト"がおりまして、そのうち共通して"人権"を有するものを"人間"とします。
現在世界中にいる方々は、みんなこの"人間"という概念を実体化させたものだと。だからみんなそれぞれ"人権"を有しており、"人間"という概念を実体化させたものという点で等価だよね!
とまぁ、そういう図になっております。

人種や学力の差などは概念レベルではなく実在する方々がそれぞれに有しているものなので、『概念レベルで等価か?』という問いに影響を及ぼすような材料にはならないです。


上手はかなり簡略化しており"人間"は"人権"しか有していませんが、他にも例えば性別という属性(プロパティ)も備わっていると思います。
その属性の値には例えば男や女などが入るわけですが、それらは各々の実体が持つものなので、概念レベルで考えたら「性別という属性を持つ」という点で等価になります。
つまり「男女間で違いはない」っていう言い方になります。

けれども実体化した者同士の在り方、つまり属性の値レベルで比較するなら、男と女などのように違いがありますよね。
そうなんです。
実体レベルで考えたら「男女間で違いはある」という言い方になるんですよ。

これは、どっちも間違ってないです。

お互いに間違ってないのだから、自分とは異なる意見をお持ちの方の"捉え方"に理解を示せると思うんですよね。
そのうえで意見の擦り合せを行い、お互いほどよく妥協しつつ満足のいくところを落とし所として着地し、次の課題へ立ち向かっていくのが、なんか日本人っぽくてよいのではないかなと思います。

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