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前撮りのためにロケハンへ行った話

ウェディングビデオグラファーのウチキフィルム打木健司です。

コロナウィルスの影響で結婚式の撮影は、5月まで吹き飛んでいます。

延期を決めたカップルのことを思うと、延期した分の良いことがあるように自分が出来ることをしたいなと思っています。

まず出来るのは、自分自身の研鑽。

3月の自分が撮る映像よりも、10月に撮る映像がより素晴らしいものであるように。

もうひとつは経験や情報の共有。

大した経験でも、情報でもないけど、ウェディングムービーを実際に作っている人の実例を共有することで、少しでもこれからウェディングの映像を作る人の役に立ってくれたら嬉しいです。

そのことで大きくは変わらないけど、ちょっとした『気付き』になってくれた良いなと思ってます。

今回はロケハンへ行った時の動画を作りましたので、まずはYoutubeの動画をご覧ください!

ロケハンなので、ムービーの最後は若干遊んでます(笑)

【ロケーションの流行り】

ウチキフィルムはムービーでの前撮りをしています。

私服で撮ることが多いので、2人らしい場所、2人らしい内容にこだわってご提案しています。

もちろん、2人から『ここで撮りたい』とか『こういうイメージで撮りたい』とご要望いただくこともあります。

今回はその要望にしっかり目に乗っかってみました。

お2人が写真の前撮りをするか? 当日のビデオと合わせてウチキフィルムに注文するか?ということで悩んで末に選んでいただいたのが大きな理由です。

ご要望としては『海辺でのラスティックな雰囲気』での撮影。

できれば夕景で撮りたい。とのこと。

白いワンピースで花束も持って、ということだったのでストーリー性よりもかなりビジュアルを重視したイメージ。

去年のくらいから海辺の地層が見えるような岩場などで、少しくすんだ雰囲気で撮るのがおしゃれな花嫁さんの中では人気だったりします。

スタイリッシュで、ラスティックで、ボヘミアンな感じ。

そんなイメージをストレートを再現できる場所を色々調べた結果、葉山の『長者が崎』にたどり着きました。

(ちなみに海に行く前に2人らしさが出るような前撮りもしました。その内容はまたいつか書きます。)


【ロケハンのメリット】

ロケハンをするメリットをいくつか挙げてみます。

・イメージする映像を撮れる場所を事前に見つけておくことが出来る!

撮影する人間のイメージが明確だと、探り探りで撮影するよりもカップルに安心感を与えることができます。

・必要な機材、不要な機材を明確にできる。

ロケーション撮影は身軽に越したことはないです。事前にどんな画が撮れるか分かれば、機材も必要なものだけを持っていくことが出来ます。

・撮影場所までの移動など効率よく撮影を進めることが出来る。

効率が良いということは、カメラマンはもちろん撮られるカップルにも負担が少ないということです。体力的に厳しいよりは楽な方が、2人の表情や仕草も自然と撮影向きのものになっていきます。

・安全!

当たり前ですが、一番大事なことです。カップルの安全は撮影をするものの責任。

例えば今回の動画の立ち入り禁止の場所はがけ崩れや落石の危険があるので立ち入り禁止になっています。当然そのリスクをカップルに負わせることは出来ないです。だから別の場所を探す。

それを事前に知っていれば、別の提案ができます。


【ロケハンをするデメリット】

デメリットは一つ。

・時間を取られること!

時間が取られますが、それでいくら貰えるというものでもありません。

あてにした場所がイマイチだったら、さらに別の場所を探す必要も出てきます。

ハッキリ言ってしまえば、前撮りはカップルが撮りたい場所に行って撮れば、成立はします。

一応、プロなら初めて見る場所でもちゃんとカップルに喜んでもらえるレベルでは撮れると思います。

だから、ロケハンしなくても多分大丈夫。

僕自身もロケハンはする時もあるし、しない時もあります。

それでも極力、ロケハンには行くことにしています。

何故か?

結局は仕事をする上で何を重視するか?ということになると思います。

仕事の目標がカップルの満足なら、別にロケハンは必要ないかもしれません。

僕自身の目標はカップルの満足はもちろんで、自分が満足できる、誇れる映像を作ることです。

ウチキフィルムという屋号でやってますので、僕が作る映像は僕の一部でもあると考えています。

だから、消化試合みたいな、とりあえずOKみたいな仕事はしたくない。

それは寝ぐせのまま出かけたり、アイロンのかかってないシャツで結婚式に出たり、別に良いけど、なんかうしろめたい気がする。

自分の仕事に関しては出来る限りの準備をして、現時点で自分ができる「最高」を目指したい。

自分自身が感動するような、ドキドキするような映像を作りたい。

じゃなきゃ、フリーランスでいる意味はない。

もちろん考え方は人それぞれです。

人生は短いので、その時間をどう使うかということについては色んな考えがあります。

僕はそう思うというだけのお話でした。

今回は前撮りのロケハンですが、会場の下見も同じ理由でなるべく行くようにしています!


【おまけ】

最後にお邪魔したのは、『寄り屋』さんという立ち飲み屋さんです。

以前から逗子駅を使う時にいつも見えたので、とても気になっていたので入りました!

キャッシュオンデリバリーの飲み屋、最高!

しらすの沖漬けとさつま揚げとビールにハイボール。

開店と同時に入りましたが、出る頃には結構賑わって、街のオアシス感がありました!

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