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偽りなく、縛られず、本当の自分で生きていきたい人へ。

仮に今、自分には何もないと思っていても、それでも人生は進んでいく。


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22歳新卒の僕は、未来への希望も、イケてる就職先も、資格も特別な知識も、お金もなかった。オマケに彼女もいなかった。

30歳になったら地に足を着けなきゃいけない。そう信じ込んでいた。この人生の中で、何かやるなら20代のうちだと思った。

新卒で入った会社は3年間で辞めると決め、少ない手取りの中、毎月10万円+ボーナス全額を貯金し続けた。3年間で450万円を貯めた。
本を100冊読み、(怪しいものも含めて)社会人セミナーに参加した。ギリギリ、アム◯ェイには入らなかった。


海外を周って価値観を広げ、タフに成長することで今後の人生で豊かさを感じたいと思った。
お金がない中、更に自己投資して2年間毎日オンライン英会話を続けた。初めは冗談ではなくYesとthank youしか言えず、苦笑いのままにレッスンは終わった。

新卒の会社で得た知識や経験はかなりニッチで潰しが効かない。
でも、自分で決めた通り3年で会社を辞めた。親にはもちろん心配された。


世界一周に行く。
帰国後、仮に一生コンビニバイトだとしても、世界一周に行かずに暗い顔した会社員として一生を過ごすよりマシだと本気で思っていた。(それくらい経験が浅く視野が狭かった)

今からちょうど10年前の10月末に日本を発った。
「それぞれの普通を感じる旅」というのがテーマだったので、意識的に日本人宿は泊まらないようにしていた。正直、孤独感は強かった。
エジプトでは詐欺に遭い、チェコではカメラレンズとPCを盗まれ、メキシコでは財布をすられ、コロンビアでは馬乗りになってナイフで切りつけられた。
でも、へこたれずに旅を続けた。(少しくらいへこたれろ、と今の僕なら言ってやりたい)


帰国後、2ヶ月間集中してTOEICの勉強をし、港区の外資系商社に奇跡的に入った。
上司①は早稲田卒、次の上司②は筑波大卒、アシスタントの女性は東大卒でTOEIC990点という、僕からしたら目玉が飛び出るほどのエリートで、ついでに上司①は吐き気が出るほど嫌なやつだった。(今でも時々嫌な感情と共に思い出すので、相当やられていたのだろう)
いや僕自身が仕事できなかった当てつけで彼を悪者にしているのかもしれない。

仕事も落ち着いてきた2019年、32歳。「高いけど評判いいらしいよ」というコーチングスクール(CTI)で学び始めた。
ライフコーチになることは世界一周中(27才)に決めていた。


コロナ禍に結婚し、どういう訳かあまり縁もない仙台の古民家に妻と生まれたての娘を連れて移住した。

先日、世界一周中のオーストリアで出会った青年と3年ぶりくらいに会った。(彼はフランス人のヌーディストのおじさんの家に泊まり、ダブルヌード状態で夕食を食べたという最強ネタの持ち主)
「達也さんは当時から不安とか感じてない、自信満々の人なのかと思ってました。でも、note読んだら、この人も普通の人なんだな、と思いました(笑)」と言われた。(いや、君は頭ぶっ飛んでるけどね!という言葉を引っ込めなければならないほど、今の彼は落ち着いた雰囲気になっていた)

むしろ人一倍不安を感じるからこそ、現状に留まることができず、動かない訳にはいかないと思っていたんだよね。


36歳の今、22歳の僕よりもずっと情熱がある。
自己効力感がある。
全然安定してないし、大変なことだって多いし、まだまだ頑張っていくけど、日々に豊かさを感じてる。

僕は正真正銘の持たざる者。
今だって泥臭くやってるし、何かの成功パターンを持ってる訳でもない。
賢くもないし器用でもない。最初からタフだった訳でもない。

だけど、人生は進んでいく。
たった一度しかない。

いくつかのささやかな強みと感性をコンパスにして、色々なことにトライして、できるだけこの人生を豊かにしていくことしかできない。
そして、僕の周りにいる大切な人を豊かにしていきたい。

僕は頭がおかしいのかもしれないけど、例え今自分には何もないと思っていたとしても、まだ人生は続くし、替えの効かないものであることは間違いない。


***


これからどう生きていきますか?

もし今、くすぶっているような感覚があるなら、今すぐ僕に連絡してください。
その感覚が、未来へのリソースです。

そんな誰かのために、僕はコーチになりました。



笑える軽めの自己紹介:


ちょっと重ためのライフストーリー:

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