"Don't think, feel"を、もっと人生にも。
「自分で考えられる子に育てたい。」
育児の方針として、こんな言葉を見聞きすることがある。
今4ヶ月の娘も是非そんな子になって欲しい思う。
周りに合わせたり流されるのではなく、自分を持ち、自分で考えて判断や行動ができる人になって欲しい。
ちょっと待って、どんな人生が豊かなんだっけ
僕がコーチングに興味を持ったのも、今もコーチングの学び・提供を続けているのも、人生を本当に豊かにしていく為。
自分の人生も、誰かの人生も。
だって、せっかく賢いホモサピエンスとして、しかもこんなに豊かな時代、豊かな国に生まれてきたんだから。
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これは当たり前の話ですよね。
「こんなに良い会社で働いて、こんなに良い家族に恵まれてるんだから、自分は幸せであるに違いない。」
幸せや豊かさは、そんな風に頭で納得させるものではない。
心や感性に関しては、Don't think, feel.なのである。
子育ての話に戻ると、”考えられる子”だけでなく(それよりもむしろ)”感じられる子”になって欲しいと僕は思っている。
問題なく上手く生きていくこと以上に、本当に自分の人生を生きていける人になって欲しい。
そして自分自身も親として、そう在り続けたいと思ってる。
Thinkの場合・Feelの場合
例えば山を登る時。
音楽を聴きながら、頂上に辿り着くことのみを目的として、足元ばかり見て歩いていたら、その山の豊かさに気づかない。
その代わりに、周りを見渡しながら、時には立ち止まって景色を味わいながら深く呼吸をする。虫や鳥や木々の音に意識を向けてみる。
例えば人と話す時。
業務のやり取りのように、現状とゴールと課題をロジカルに話し合っても、そこに人間味はあまり感じられないかもしれない。
その代わりに、例えばパートナーと真っ直ぐに向き合って、そこで発せられる言葉の内容以上に、相手の声色や表情や行間に意識を向けてみる。(本当に想像してみて。もし可能なら本当にやってみて。)
それぞれ「〇〇山を登った」、「誰誰と話した」ということに変わりはない。
だけど、そこで得られる豊かさには大きな違いがある。
人生は、死ぬ瞬間だけハッピーなら良いのではなく、全瞬間が折り重なったミルフィーユ。その全てで人生だと思っている。
だから、こうして感じることを大切にすることが、豊かに生きること、豊かな人生に直結するのだと思う。
常に、今が人生。
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