過去を愛でる~娘が1歳の誕生日を迎えました~
アメリカのフロリダ州に、Give kids the worldという、中規模の遊園地のようなところがある。
そこは、病気で余命宣告を受けているような子どもとその家族が、思いっきり楽しむために作られた施設で、彼らは無料で楽しむことができる。
2014年。
世界一周をしていた僕は、アメリカでの中期間の滞在方法としてそこでのボランティア活動を選んだ。
ある日、空を見上げると、飛行機雲でニコちゃんマークが描かれていたこともあった。
たまたまその日一緒にボランティアをしていたアイルランド人の言葉が、僕の中にまだ残っている。
「人生の中で最高の瞬間が何度あったか。それが人生の豊かさを決めると思うんだ。」
当時の僕の考えとは違ったけど、そういう考え方もあるのかと、肯定的に思えた。
過去を愛でる
僕らは今を生きている。
だけど、過去は人生の豊かさを感じさせてくれるものだと思う。
慌ただしく過ごしていると、あっという間に今が過去になり、それを振り返ることも味わうことも難しいかも知れない。
この一度きりの人生を、出来るだけ深く芳醇に味わいたいと思って、ほぼ毎日日記を付けたり、たくさん写真を撮ったり、家族と過ごす時間を多く持ったり、古い友人との再会の場を設けたり、深くゆっくり対話する時間を大切にしている。
小話
何年か前にあるテレビ番組にお笑い芸人のサバンナ高橋さんが出てたんですよ。
先輩へのゴマ擦りが上手いイメージあるじゃないですか。
それでね、先輩にご飯ご馳走になる時に、先輩を喜ばせる可愛い後輩の3フレーズみたいなことを言っていて。
「めっちゃ美味しそう!」(未来)
「めっちゃ美味しい!」(今)
「めっちゃ美味しかった~!」(過去)
美味しい!という今だけでなく、未来を想像もするし、過去も振り返る。
これって結構色々なところに応用効くんじゃないかと思ってるんです。
ご飯だけじゃなくて、映画を観ることも、旅行に行くことも、人と会うことも、ただその瞬間の”今”だけを経験して終わりにするのは勿体ないと思うんです。
未来を描き、今を経験し、過去を味わう。
強引にコーチングに繋げてみますが、コーチングを受けることで現実に起きることと自分の感覚や感情を深く繋ぎ合わせることができ、過去も今も未来もより豊かにしていくことができる。気がしています。
もし今、慌ただしく時間が過ぎていっているように感じているのであれば、時折立ち止まってみるのも良いかもしれません。
話を聴かせて下さい。
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