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若手エンジニアが、技術カンファレンスで初登壇するまで

2022年11月27日(日)に開催されたJJUG CCC 2022 Fallに登壇しました。
私は、新卒入社3年目のITエンジニアです。これまでカンファレンスへの登壇経験はなく、今回の登壇はとても新鮮な経験になりました。
この記事では、登壇までの準備の裏側をまとめたいと思います。

JJUGとは

JJUG CCCとは、日本最大のJavaコミュニティJJUGの1日カンファレンスです。 Javaを中心とした技術の事例に関するセッションが行われます。各セッションは、ビデオストリーミングとライブQ&Aの組み合わせで、50分枠と25分枠があります。

発表内容

マイクロサービスのチューニングで必須ともいえる分散トレーシングの基本とトレーサーJaegerの導入事例についてお話ししました。

詳細は動画をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=V3A_87dYH6o&list=PLy44EKO1L0eIl0VIYmGXk9635j6QQ7cF0&index=13

登壇のきっかけ

「JJUG CCC 出てみませんか?」という先輩からの後押しがきっかけで、登壇を決意しました。
弊社はスポンサー枠で毎年JJUGで登壇しています。
前回、前々回と同じPJの先輩が登壇していたこともあり、いつか自分も挑戦したいと考えていました。こんなに早く出番が来るとは思っていませんでしたが。。

登壇までのスケジュール

登壇3か月前 登壇者に立候補する
弊社では立候補制で登壇者を決めています。
先輩方への相談を通してテーマ・概要を明確化できたので登壇を決意し立候補しました。複数のテーマ案がありましたが、PJを通して一番学びになった分散トレーシングシステムJaegerの導入について発表することにしました。

https://www.jaegertracing.io/

登壇2か月前 登壇決定
登壇サポートの社員から、登壇決定の連絡を受けました。

登壇2~1か月前 発表資料作成
何を伝えたいのかが定まらず、骨子決めで四苦八苦。
資料作成に入ってからも主張がブレてしまい、作る・修正するを繰り返しました。検討の末、「チューニングが超捗る分散トレーシングがすごい!」をお話しすることに決定しました。
発表の要である主張が定まるまで時間がかかりました。

登壇3週間前 動画撮影
2テイク撮影しました。
本格的な撮影機材を前に、緊張でカミカミでしたが、編集で整えることにしました。

登壇3週間前 動画編集
人生初の動画編集。楽しい作業でした。
締切ギリギリまで、レビュー・修正を繰り返し、なんとか動画を提出しました。

登壇当日 動画放映とライブQ&A
40分の動画が放映され、質疑応答タイムへ。
質疑応答タイムは10分間で、オーディエンスや司会の方々からの質問を受け回答しました。司会者の方々のサポートもあり緊張がほぐれ、トークを楽しめました。

得られたこと

  • オーディエンスの反応が成長を促してくれた
    予想より多くの質問やコメントを頂けたことが嬉しかったです。別ツールと比較したご質問が他のツールを知るきっかけになったり、分かりやすいというコメントに勇気づけられたりしました。
    この体験から、登壇の場が良い成長機会だと気が付いたので、今後同じような機会があれば積極的に挑戦したいと感じました。

  • 動画編集スキルが身についた
    想定していなかった学びですが、動画編集入門者レベルにはなったかな?と思います。

まとめ

登壇準備で一番重要だと感じたのは、発表の要である主張を決めることです。主張が曖昧なまま資料作成に入ったため、一貫性のない内容になり立ち戻りが発生しました。テーマ決めの段階で「伝えたいことは何か」を意識すると良かったのだと思います。
今回登壇して、自分の学びを発信することが、さらなる学びに繋がることを感じました。発信を諦めてしまっている若手の方の後押しになれば幸いです。


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