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「上場企業の役員」を辞めて“起業”した話。

こんにちは。LOOVの内田です。
今後、色んな方にお話する機会が増えそうなので、こちらにまとめておこうと思います。

私は、2022年の春に「株式会社LOOV」というTechの会社を共同創業しました。
それまでは、上場企業で「執行役員」や「取締役(子会社の)」をしていました。

はい、皆さんご想像の通り、そこそこの金額の年収がありましたし、ストックオプションも保有していたので、年齢の割には割と多くの税金を国に納めていたと思いますw

それを捨ててまでも、0から会社を立ち上げようと思った理由を書いていきたいと思います。

1. 「日本」をオワコンにしたくない

国内メディアが煽っているので皆さんご存じだと思いますが、国内の労働人口は結構、エグいペースで減っていきます。2060年には現状の6割程度まで低下するとも言われています。

引用元:総務省「情報通信白書 平成26年版」

単純に考えれば、働ける人数が減るっていうことは、いわゆるGDPも下がっていき国力も下がっていくことになりますよね。私は、すごくシンプルにそれって嫌だなぁと思うのです。(イメージとしては、他国にみんな、出稼ぎに行かなきゃいけないみたいな。)自分の子供や孫、その先の世代にも「活気のある日本」で生まれ、育ってほしいなぁと心から思うのです。

その「将来の活気ある日本」の実現には、実はIT業界の発展が必須なんです。簡単に説明します。

各産業の「付加価値誘発額」という難しい言葉があります。掻い摘んで言うとその業界が「どれくらい付加価値(≒利益とか)」を生み出せるかを指数化したものです。その「付加価値誘発額」でIT業界(情報通信産業)は各業界トップの92兆円なのです(下記、左の図)。しかし、それに対して「雇用誘発数(≒どれくらい働く人数が必要になるか)」でいうと、IT業界(情報通信産業)は直近の15年でマイナス(下記、右の図)になっています。

引用元:総務省

つまり、(日本を主語にすると)必要な労働人員数を増やさずに15年間で9兆円を新たに生み出せるようになったことを示しています。

これは、労働人口が減っていくことが確定している日本にはもってこいの産業だと思いませんか!!

当社LOOVも、その一助となればと思い起業しました。故に、なるべくスピード感を持って大きな事業成長をさせていきたいと思っています。そして、私や、私たちの会社に感化されてIT業界を盛り上げるための行動をしてくれる方が1人でも増えれば「将来の活気ある日本」に近づくと考えています。

2. 国内の「営業」を変えたい

昨今、色んな業種や職種に特化をしたITサービスが増えています。

カミナシ:工場や店舗で働く方を支援するサービス
atama+:教育現場で働く方を支援するサービス
CARE Book:病院で働く方を支援するサービス
                       などなど

そんな現在においても、じつはデジタル化がとても遅れている分野があります。それが「営業(セールス)」の領域です。「営業」という仕事にネガティブな印象を持っている方も多いと思います。

そんな営業職ですが、実は国内に270万人(引用元:国勢調査)もいるって知ってました?想像よりも多いですよね。営業職従事者の人件費総額を単純計算すると、年間に11兆円にも及びます。営業職のパフォーマンスが数%向上するだけで、数億円のインパクトがあるということがわかります。

にも関わらず、デジタルやインターネットの力を駆使できている営業(セールス)担当者は、ごくごくごくごくわずかにしかいません。

「片っ端から電話すればいい」、「とりあえず会いにいけばいい」みたいな旧態依然とした営業の「価値観」を根本的に変えたいと思ったのが、私が起業した2つ目の理由です。故に、私たちLOOVの最初の対象顧客は営業の方々です。Sales領域にTechの力でパラダイムシフトを起こします。

3. 一度の人生を楽しみたい

当たり前ですが、人生一度きりです。(輪廻転生の可能性も0ではありませんが、私は来世ではなく今世に期待したい!w)その人生の中で、多くの時間を占めるのが「仕事」の時間です。

FIREしない限りは、仕事をしなければなりません。どうせ「やらなければならない」のであれば「最高に楽しむ」方が得だと思っています。

ここで注意いたいのは、私にとって「楽しむ」=「楽する」ということではないということです。

私は高校時代、サッカー部でした。強豪校ではありませんでしたが当時の私にとっては、毎日が辛い練習(私立の高校で無駄にお金があったため、グラウンドにナイターがあり、日が暮れても練習が出来てしまったこともあり)でした。しかし、試合や大会で勝つことが出来た時の喜びは今も忘れませんし、それを一緒に分かち合えた仲間との絆は今も固く残っています。

艱難汝を玉にす」という言葉がありますが、多くの困難を乗り越えてこそ、人は成長するんだと思いますし、その「成長」に楽しみや喜びを感じるのだと思います。“ワンピースのルフィ”や、“キングダムの信”に多くの人が共感、共鳴するのはそういうことだと思う訳です。

つまり、超コミットして、超頑張って、超成長するっていうことが「仕事を楽しむ」こと(※プライベートを犠牲にするという意味ではありません。)だと認識しています。

しかし、それを体現しようとすればするほど、私の性格上「誰かが造ってくれた会社」の上では超コミットできないということが少しずつわかってきたんです。やはり心のどこかで他責にしているし、他人事だと思っているなと。1ミリでもそういう感情があるということが、なんか気持ち悪いなぁと長らく思っていました。

なので、自分で会社を造って船出を切ることにしました。もう誰のせいにも出来ないので全てが自分事な訳です。


●さいごに

ということで、「上場企業の役員」を辞めて“起業”した想いみたいなところを書かせていただきました。初めての投稿となるため、読みづらい点も多かったと思いますが最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。そして格好付けて色々と書きましたが、これを書いている時点で当社にはまだサービスが存在していませんwww
まずは、LOOVとしてのプロダクト本リリースを目指し、精進いたします!

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