出たー!必殺「安いけど君のPRになると思うから」 |一生懸命に頑張っている映像制作者の為のnote
暑いですね。映像編集に偏りがちな方はちゃんと日光を浴びてますか。忙しい時ほど外に出てビタミンDを生成して人と話すようにしてくださいね。あとちゃんとご飯食べないと3日くらいでメンタルがマイナスに向かうので要注意!!
今回は単価の話
単価が上がらない人に今回は3つポイントをお伝えします。
絶対に断られない様に低めで金額を出したり、お付き合い金額から抜けられなくなっている方に最後まで読んでもらいたいnoteを書いてみました。いろいろ皆さんの話を聞いていると、月30万の仕事が毎月1本あったら安心という意見が多かったのでちょっとその辺をイメージして書いていきます。
好きなことで稼いだ高揚感を忘れること
早速ですが、単価というと動画1本=〇万円みたいなことを想像しがちですが、ここでは単価=1プロジェクトの報酬ということにします。(YouTube用動画1本+インスタリール用動画3本で合わせて〇万円というイメージ)
さて、皆さん単価いくらでお仕事をしていますか。
ぼくは最初の頃は良くて5万円、通常3万円位の単価設定でした。
これは撮影+編集の仕事の金額です。制作準備から修正対応も全部します。自分以外の人にこの作業を手伝ってもらったら赤字になります。最初は好きなことでお金が稼げた高揚感で「仕事を頂きましたー!」とSNSにアップしてみんなにお知らせしたくなるものです。
しかし、友達を含めた世間の目は意外とシビアです。「それで生活出来てるの?」「大変な道にすすんだなこいつ・・・」そんなものです。
商品には必ず原価があり、販売する上で定価があります。当たり前のことですが、この適正価格が分からないことが動画で苦労する理由です。「自分の動画にはいくらの価値があるんだろう・・・」「安くてお得って思われた方がハードル下がるからいいな・・・」そんなことを考えたことはないでしょうか。
単価を上げるポイント①動画の原価を考える
まず作業項目と作業時間を考えてみましょう。
・コンテ/プロット資料制作時間
・クライアントとの打ち合わせ時間
・資料修正時間
・機材使用料金(購入金額を24ヶ月前後で割った数字の合計)
・交通費
・撮影時間
・編集時間
・動画修正時間
・納品作業時間
・スタッフ謝礼 ほか
こんな風に項目を書き出して、一度最低賃金でも良いので金額を振ってみて下さい。
※最低時給=950円で計算
・コンテ/プロット資料制作時間 5h×950円
・クライアントとの打ち合わせ時間 4h×950円
・資料修正時間 4h×950円
・機材使用料金(購入金額を24ヶ月前後で割った数字の合計) 3万円位
・交通費 1,500円位
・撮影時間 7h×950円
・編集時間 20h×950円
・動画修正時間 5h×950円
・納品作業時間 2h×950円
・スタッフ謝礼 7h×950円
この計算をすると82,800円になります。試しにこれが商品の原価だと考えてみて下さい。
この上に利益を乗せないと動画で生活できる様にはなりません。
今の金額設定と比べていかがでしょうか。自分が作業するからといって破格の定価にしていませんでしたか。
単価を上げるポイント②「実績になる」という値下げ交渉に乗らない
今後に繋がるから・・・実績になるから・・・プロモーションになるから・・・というのは値下げ交渉トークです。メリットは先方に言われることではなく自分で考えるものです。ぼくは仕事をお願いするときにこのセリフを言わない様に心がけています。値段が合わないならお断りする勇気も大切です。
単価を上げるポイント③セールスプロモーション動画を作る
広告動画には大きく分けて
①ブランディングプロモーション動画
②セールスプロモーション動画
の2種類があります。
①は雰囲気がかっこいい動画で、映像制作者がまず作りたい内容だと思います。
アーティストMVや雰囲気のある動画も含まれます。このジャンルは最初は単価が伸びづらいので、まずお金を考えるのであれば②のセールスプロモーションを作ってみて下さい。
簡単にいうと商品説明動画だと考えて下さい。
逆の立場になった時を想像してみて下さい。もし自分が新商品を作って在庫を1,000個抱えている経営者だとします。
売れないとやばい!と焦っている場合、かっこいい動画より商品が売れる動画が欲しくなる、それがクライアントの心理です。経験になると言われるセミナーよりも、明日から売り上げが上がるセミナーの方に興味が持たれやすいことと同じです。
焦っている時にどれだけクライアントの要望に寄り添えるかによって単価は変わってきます。
早く作って納品して欲しい!商品数が多いけど対応してくれたら嬉しい!テロップの内容を提案してほしい!など、これらを受けることでオプション項目が追加されるので単価は上がっていきます。
単価を上げるポイントはまだまだあるのでまた別の機会にnoteを作りたいと思います。
結論
単価を上げるために今日お伝えしたことは、
単価を上げるポイント①
動画制作の原価を知り、自信を持って定価を相手に伝える
単価を上げるポイント②
値下げ交渉に乗らない
単価を上げるポイント③
セールスプロモーション動画を制作することででクライアントの売り上げに貢献
シンプルですが、しっかり威力を発揮するはずです。
少しでもお役に立てたら嬉しいです!
株式会社ベネルートは2016年に東京にて創業、2019年に岡山県で法人化した制作会社です。ブランディングデザイン事業部とミュージックアート事業部から構成。
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