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【ビジネス本書評600分の17】書くのがしんどい 竹村俊助著

「書きたいと思うけど、書き出せない、、」
「書き始めたものの、思わぬ展開に、、」
「時間をかけたけど、あまり読まれない、、」
これらのことでお悩みなら、オススメしたい本がある。

竹村俊助さんの書いた『書くのがしんどい』だ。

タイトルから心を揺さぶられた。
noteの更新もそうだし、仕事でも毎日のように頭を抱えながら書いている。

まさに、「書くのがしんどい」思いを日々感じている。

だから、これは自分のための本じゃないかと思った。
 
SNSが浸透するとともに、書くスキルもどんどん重要になっているように思う。

だから書くスキルって、多くのビジネスマンとか自分でビジネスしている人、情報発信してる人にとって大事。

書くスキルがあれば、一生もののスキルを手にしたと言っても過言ではない。

書くことがしんどい人に向けた本書を読んで学んだことは多かった。


内容

本書では、編集者の筆者が10年以上かけて編み出したスキルとノウハウがぎゅっと詰まっている。

文章を書くのは誰でもできる。
なぜなら、誰でも毎日のようにTwitterなどSNSで情報発信をしているから。

長文になると書けなくなるのは、スキルの問題じゃなくてマインドの問題。

TwitterやLINEで文章を書くのが苦ではないのは、伝えようとしているから。

文章で大切なのは書こうとすることではなくて、伝えようとすること。

そして、0から生み出そうと力まず、まず書いて後で見直せばいいというスタンスでやるといい。

書くことがしんどい理由は下記の5点。
・書くことがない
・伝わらない
・読まれない
・つまらない
・続かない

一つ一つ改善すれば、きっと書くのが楽しくなる。

筆者自身、書くのがしんどいと思ってきたそうだ。
しかし、一つ一つしんどい理由を潰していった結果、書くのが楽しくなったそう。

筆者は書き続けた結果、独立したり仕事の幅を広げたりと大きな活躍をできるようになった。

書き続けることで、きっと人生が変わる。


心に残ったところ


取材マインドを持って町を歩いたり、誰かと話をしたり、フィジカルに動くからこそ、書くことが自然に溜まっていく

胸にグサッと響いた箇所。
Twitterとかnoteの発信で、まさにやらかしていたと思ったから。

Twitterとかnoteを日々更新しているけど、自分の場合は日記調になりがちだった。

だから、読者にとっては読む価値がない場合が多かっただろう、、反省。

例えば、「ラーメン屋に行って美味しかった、」だけの内容だったら、インフルエンサーじゃない限り誰も読まないだろう。

だけど、ラーメン屋のメニューとか雰囲気とか味について詳しく書かれていれば、価値のある情報となる。

筆者のいう取材マインドとは、誰かにとって価値のある情報を届けようとする「他者目線」のことだと思う。

常に他者目線を持って生活していれば、日常のあらゆることがネタになる。
だから、誰かにとって役に立つ可能性が高くなる。

いい書き手は、書く前の考え方から違う。


ぼくの後ろには、ぼくと同じような思いをしている人が何千人、うまくいけば何万人といるから
(中略)
意識するのは「たった一人に届ける」ということ


またまたグサリときた。
文章を書く上で大切なのは、たった一人の届けようとすること。

知ってはいたけど、つい多くの人に読まれたいと考えてしまいがち。
だから、どんな内容だったらウケるかな、なんて考えていた。

つまり、その他大勢の人に向けて書いていたということだ。

だけど、その他大勢の人に向けた文章は誰の心にも刺さらない。

たった一人に突き刺さる文章だからこそ、そこから広がっていくという。

人間の悩みなんて、だいたい似ているものだから。
逆に、世界でたった一人しか悩んでいないことって、あるんだろうか、、

だから、思い切って一人に向けて書いた方がいい。

多くの人に喜ばれる文章になる可能性が高い。


アウトプットするためにはインプットは不可欠

頭で考えているだけでは、いい文章は書けない。

Twitterでいい発信をしようとして、筆者が心がけていたことがあったそう。

・普段行かないお店で食事
・映画を観る
・本を読む

体験からくる臨場感のある話に人はグッと引き込まれる。やはり、体験に勝るものはない。

いいコンテンツを発信しよう、情報を共有しようという気持ちで筆者がTwitterをやった結果、一気にフォロワーが増えたそう。



まとめ


楽しく書くためのたくさんのヒントをいただいた。

読んで終わりではなく実践したい。
ボクは、あまり気負いすぎずに書くことを実践してみた。

「俺って、天才!!」って自分ほめ作戦だ。
やってみるとわかるけど、スラスラと書ける。

上記では書き切れないが、本書には書くのがラクになるための考え方や具体的な方法などが網羅されている。

気になる方は本書を手に取ってみてほしい。

楽しく書くための方法がきっと見つかるはず。
感謝。

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