それでも何者かになりたい人

"何者でもない人"が、"何者か"になりたいと願…

それでも何者かになりたい人

"何者でもない人"が、"何者か"になりたいと願い、挫折し、遠回りをしたけれど、再び"何者か"を目指すための備忘録。 見たもの、読んだものについて綴っていきます。

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【エッセイ】 モノを買いたいと思うこと

モノを買いたいと思うこと 2023年の3月、僕はミラーレス一眼カメラを購入した。 色々な事情が重なって大学を卒業することに失敗し、それがきっかけとなって、結婚を考えるほど長く付き合っていた恋人とも別れる事となった。──いくつか歳が上の彼女の綿密に練られた人生プランを崩す訳にはいかなかった。 大学の卒業制作、就職、結婚 一年間、悩み、戦ってきた大きくて大切な物事の全てが上手くいかず、一人、まっさらになった大地に取り残されたように感じていた時、僕の側に擦り寄って来たのは”

    • 『恋のうた』 で再発見したスピッツ草野さんの描く詞の世界の魅力と狂気

      スピッツへの愛 久しぶりの投稿です。 「最も好きなアーティストは誰?」なんてよくある質問には、ノータイムでスピッツと答えてしまうし、必死にバイトしてカツカツで購入した車のナンバーを、いくらか多く支払ってでも「8823」にしてしまった私なのですが、数年前から一年に一度、必ず読むようにしている本があります。 一年に一度というのは、スピッツ結成日である7月17日のことで、本来は本投稿をその日に行いたかったのですが間に合わず、、 ちなみにこの本は、スピッツ結成20周年を記念し

      ¥0〜
      割引あり
      • 何者かになりたい人が"見た" 映画『PERFECT DAYS』

        はじめに映画『PERFECT DAYS』 もはや言わずと知られた映画だろう。 巨匠ヴィム・ヴェンダース監督が、東京を舞台に1つの長編映画を撮った。 作品は高い評価と注目を集め、カンヌ国際映画祭では、主演の役所広司が最優秀男優賞を獲得。1月末に発表された第96回アカデミー賞では、国際長編映画賞へのノミネートが発表されたことも記憶にも新しい。 ストーリーや裏話については、すでに他のnoteクリエイターの方の記事やYoutubeに動画が数多くあるため、僕の記念すべき初投稿では

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