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インド聖地巡礼①

実は今、インドの首都デリーに向かう機内でこれを書いています。
国境を跨いだ移動にはまだまだ大きな制約がある中、ご縁に導かれるように今回の渡航が実現しました。

久しぶりの海外渡航に、もっと特別な感情が出てくるものかな、と想像していたのですが、意外なほど心身共に冷静で…

自分にとってなにか当然のことをしているだけ、というのが現時点での率直な感覚です。
「行きたい」でも「行かなくちゃ」でもなく、「行くことになっている」というのが一番しっくり来る。

渡航を決断しなかったら多分今頃、日本で超絶悶々としているか、何かの病に苛まれていたと思います。

今回の訪問先は、デリー南方にある聖地ヴリンダーヴァン。
日頃お世話になっているヨガの関係で、聖地巡礼に加えていただけることになりました。

インドにおけるヨガの聖地といえばリシュケシュが有名ですが、こちらヴリンダーヴァンはバクティ・ヨガの最高聖地であり、クリシュナ神のお膝元となります。
ご縁がなければ足を踏み入れることが出来ず、またここに赴くことはこの地上にある何億もの聖地に巡礼することと同様の恩恵がもたらされるとか…。

渡航が決定してから、この地に馴染むための生活に切り替えました。
それは、完全なヴィーガン生活。
インド式(?)で乳製品は摂取OKなのですが、肉・魚・卵に加えて五葷NGに適応するのはとても大変でした。

五葷とは…ニンニク、玉ねぎ、ネギ類、らっきょうなどを指します。
日本で食事をする上で、これらとカツオ節、卵にNGを出されると、外で食べられるものはほぼ無くなります。
市販されているほとんどのケチャップやドレッシング、ふりかけ類もダメです。

ヴィーガンカフェなどを調べていろいろ助けてもらったりもしたのですが、時節柄臨時休業せざるを得なくなったお店も多く…。
こんなに気を張って毎日の食事を作り続けたのは生涯初めてだと思います。
なにせ、カツオ節を使わずにお味噌汁が作れるのか??というレベルからのスタートでしたので…。

そして、毎日のお祈り。
頂いた数珠を一つ一つ繰りながら、マハーマントラを唱え続けます。
108回を、最低8周。できれば16周。
なかなか上手く時間が取れず、お風呂の中での時間を活用したり、寝る前にウトウトしながら滑り込みでなんとか8周を達成することもしばしば。
今思い返しても、まぁギリギリだったなぁ…という感じです。

そんなこんなで、ようやく現地へ…!
食事は全て滞在先の寺院で用意して頂けるので、こんな風に気を張る生活ともおさらば出来るのがなにより嬉しい…!!

しかし、この聖地ヴリンダーヴァンで、いったい私が何を見て、何を感じる事になっているのか。
正直全く見当もつきません。

とにかく感覚を全開にして、スピリットに従うこと。

それしか出来ることはなさそうです。

長年の公私に渡る不調和を正面から受け入れ、それを越える決意をし、様々な探究を実践。縁を得て、不調和の原因となる人間のマインドを紐解き解放していく内観法を会得。人がどこで躓くのか、何を勘違いしてしまうのかを共に見出すとともに、叡智に満ちた重要なメッセージを共有する活動をしています。