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名古屋STREETDANCE HISTORY1 〜はじめに〜

どうもです。UCです。

(これは名古屋STREETDANCE HISTORY企画の目次1です。その他の目次はこちらから確認ください。→名古屋STREETDANCE HISTORY )

新型コロナウイルスSARS-COV-2によるCOVID-19、
まだまだ実態掴めないことも多く、
治療薬もワクチンもない状態で、
非常事態宣言も延長されてしまって、
今の自粛風潮の影響はまだまだ続きそうだなという日々ですね。

思考も行動もシフトチェンジする時ですね。

さて、
自分は名古屋に生まれ、名古屋に育ち、名古屋でストリートダンスを始めました。
別に名古屋という土地に拘っていたわけではなく、
むしろ、高校時代なんて「いつ名古屋を出るか?」ということを考えていたりもしました。

だけど、
結果的に名古屋の大学に進学することになって、
そこでストリートダンスに出逢って、想像以上にどっぷりハマり、
すぐにmasahiro、TAKUYAとダンスチームdaftを組んで、
結局就職してからもダンスをやめられず(僕とmasahiroは。)、
社会人を続けながらここまでダンスを続けています。

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(daft:masahiro, UC)

もちろん良いこと悪いこと色んなことがありましたし、
ステキな場面にも、嫌な場面にも散々遭遇してきましたが、
すべてひっくるめて、名古屋で過ごしてきて良かったなと思っています。

(まぁそれは結果論であって、
自分の場合は名古屋シーンで活動するパターンしか知らないわけなので、
他と比較して…というわけではないですが。)

とにかく、自分は名古屋のシーンや、そこで出逢ってきた人たちが好きです。
沢山の先輩方、大先輩方とも交流させていただきました。

どんなカルチャーであれ、カルチャーを語る上で、先人は欠かせません。
01にした人、
110にした人がいたからこそ、
10を”100“にしたり、10を”01“にしたり、10を”IO“にしたり色んなカタチで発展することが出来るようになるのかなと思います。

要ははじめにカタチを作ってくれたからこそ、“型破り”が出来るという話にも通じますね。
(破るカタチがなければただの“形無し=滅茶苦茶“)
よく聞く話だとは思いますが、その通りだなぁと思っています。

とにかく、時間や時代が流れていく以上、より良いもの・適したものへと進化・変化していくものだと思うし、
そうやって変化・発展していく中で色んな楽しみ方が出来る様になるのも、
その時代その時代で最前線の人たちが切り開き続けてくれたからだと思います。

だから、その時代を生きる当事者にはその気がなくとも後ろを振り返れば歴史になっていたということで、
歴史とは逆に当時の最先端の感覚が詰まったものだと思っています。

だからこそ、この言葉が2500年以上経っても受け継がれているのだと思います。

【温故知新】

広辞苑にはこう記されています。

[論語為政「故ふるきを温たずね新しきを知る、以て師と為なる可し」](古い事柄も新しい物事もよく知っていて初めて人の師となるにふさわしい意)
昔の物事を研究し吟味して、そこから新しい知識や見解を得ること。ふるきをたずねて新しきを知る。
(広辞苑より引用)


僕はこの言葉が好きです。
自分が新しき道を行きたい時、切り拓きたい時、
いったいその道がどこから来たのか?
どんな道のりを辿ってきたのか?
そういうことを知らずして、自分がどんな道を進んで、どこへ向かうかをハッキリ描くことはできないのではないかと思う時があります。

まだ見ぬ未来を描く時でさえ、過去から得られるヒントがあると思うのです。

話が少し大きくなりすぎましたが、
単純に自分がこの名古屋のストリートダンスシーンに身を置く中で、
名古屋のストリートダンスシーンがどう生まれ、どんな道を辿ってきたのか?
そこに興味が湧きました。

世界的カルチャーであるHIPHOPや、ストリートダンス、
日本なら東京を中心としたHIPHOPカルチャーやストリートダンスカルチャーの歴史、
ここまでの規模なら今の時代はネット上に結構転がっていたりします。
ググればいいんです。
本当に便利な時代です。

だけど、
より限定的で、世界から見ればちっぽけな【名古屋のストリートダンスシーン黎明期】については、ほとんど記録が残っていません。
いくらググってもほとんど出てきません。

なぜなら、ストリートダンスシーン黎明期は、まだまだ『口伝』の時代だったから。

だから、
黎明期の大先輩方ともギリギリ交流があり、
今の現役世代とも交流があり、
かつ、KIDS世代を含めこれからの未来世代にも期待を寄せられる、
中間世代の自分がまとめてみようかなと思いました。

別に知らないといけないわけじゃない、
知ったところでダンスが上手くなるわけじゃない。
まとめてほしいと頼まれたわけでもなければ、
まとめることに何のメリットがあるのかも分からない笑
ただ、単純に自分がそういう話が好きで、
色々聞くうちにまとめてみたいなと思っただけです。

ただ、もしかしたら、
アンテナや感覚が高い人(近い人?)には、僕なりに感じている【温故知新】の感覚を分かってもらえるかもしれないし、
自分たちが次に進んでいく上で何かのヒントになるかもしれない。

あと難しく考えずに、単純に「へ〜そんな風だったんだ〜。」「そんなことあったんだー。」「あの人すごい人だったんだー。」「懐かしい話だね〜」
なんて、
娯楽にしてもらっても嬉しいです。

是非、noteに記していくので見てみてください。

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(2003年のdaft。初期メンバーはUC, masahiro, TAKUYAの3人!)


【補足】
自分が交流してきた先輩方はみんな魅力的で大好きな人たちばかりでした◎
ただ、その魅力を伝えようとひとつひとつ小さなエピソードを掘り下げすぎると、
膨大な量になるし、文章だけじゃ伝わりきらない。

踊りもヒトもナマモノですから。

だからこそ、
今回はなるべく『史実』に基づいて、
年単位でざっくりとまとめてみるつもりです。

あとは、僕が取材出来る人も限られているので、
どうしてもHIPHOP/HOUSEなどのいわゆる“NEW SKOOL”シーンが中心にはなりますが、
楽しんでいただければと思います。

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