Uccyan

最近いろいろなものが壊れてきたので修理したり、回路を試作し基板に起こしたりしています。…

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最近いろいろなものが壊れてきたので修理したり、回路を試作し基板に起こしたりしています。 また気に入ったキャラクターをつけペンで描いてエアブラシで彩色しています。

マガジン

  • シンセサイザー修理・改造

    DTM音源、シンセサイザー、MTR,キーボードなどの修理や改造について纏めています。

  • プログラム作成

    組み込み用や古い8ビット機、窓用などのプログラムを作成しています。

  • 電子工作

    電子工作のまとめ。マイコンやアナログ回路の作成記事を纏めています。マイコンはPSoCを主に使用。

最近の記事

A&D GX-R75CX 修理(補足)

エージング後、アイドラ・ギアの状態を確認するため分解。亀裂は入っていない様子。 アイドラ・ギアを取り出して調べる。 このギアがリールに動力を伝えるので、適度な抵抗になるようバネでテンションがかけられている。抵抗が強すぎるとモーターに負荷がかかるので 振り子(黒い部分)と接触する面はフェルトが張られていてグリスが染み込ませてある。 アイドラ・ギアの動作。 キビキビと心地よく動作していてモーターの異常な発熱も無い様子。 あとはキャプスタンを駆動するベルトが切れなければ永く

    • A&D GX-R75CXの修理

      リールが動かなくなったA&DのカセットデッキGX-R75CXを修理する。 メカの中央にあるアイドラギアが割れていると動力が伝わらなくなってリールが回らなくなるらしい。 天板とリアパネルを外す。 フロントパネルを外す。 フロントパネルは皿ネジとなべ、さらにはワッシャが入っていたりといろいろなネジが使われている。 扉を開けた状態でフロントパネルを外す。扉は上にずらすと外れる。 メカ部の取り外し。 配線を外す。コネクタの押さえを上に上げると配線が外れる。 線は挟み込ま

      • Hi8 8ミリビデオカメラ Canon A1 DIGITALの復活・修理(失敗)

        β、VHSの次は8ミリビデオのテープを観るためにCanonのHi8カメラを復活させる。これもかなり長い間動作させていない。 電源が入り、テープもローディングされるが、電源電圧が不安点なのかアンローディングに失敗する場合がある。自己再生のテープでもトラッキングが合わない。8mmビデオはトラッキング調整が自動しか無いらしい。ファインダー(小型のブラウン管)は表示しないし、レンズ内部も曇っているのでカメラとしては使わないが、内容のわからないテープがあるので再生はなんとかしたいのだ

        • SONY SLV-R7 の復活(失敗)

          VHSテープを観るため、長らく放置していたSONYのVHSデッキを復活させようとしたが・・・ ベータ陣営のソニーが堕落?して造ったVHSデッキ。1989年発売。木製サイドパネルも付いて高級感がある。現状では電源が入らず、7セグLEDの表示部もなにも表示されない。 β機にくらべ機構部はしょぼいが基板は大分洗練されている(SL-HF77は1983年発売)。ヘッドの上にあるシールド板が邪魔なので取り外しておく。 テープを引き出す腕(テンレギアームというらしい)の位置がおかしい

        A&D GX-R75CX 修理(補足)

        マガジン

        • シンセサイザー修理・改造
          16本
        • プログラム作成
          13本
        • 電子工作
          1本

        記事

          VICTOR HM-DR10000の復活

          VHSのテープもHDDに取り込みたいので2000年頃に製造されたD-VHSデッキを復活させる。 1台目2台ある内の1台目。βの機種に比べて凄くシンプルな構造というか中身がすかすか。触りやすいから良いけど。 ゴム部品(ピンチローラー)はかなりひび割れている。ヘッドを掃除するスポンジはボロボロになっていた。 ピンチローラーを上げ下げする為の機構。ここのベルトはそのまま使えそう。他、電解や電気二重層コンデンサにも液漏れはなさそうなので電源を入れてみる。 LED表示は暗いがと

          VICTOR HM-DR10000の復活

          ベータマックス SONY SL-HF77の復活

          古い(1991年ごろ)のテープを観るため、ベータデッキを復活させる。 ACラインを繋いでみたがやはりそのままでは全く動かない。 筐体を開けてみるとチューナの操作パネル付近がかなり腐食?している。 デッキ部分はUローディング駆動用ベルトが緩んでいたため空回り。カセットのローディングモーターは動作しているが、カセットをいれてもローディングしない。 ベルトはなぜか新品が有ったので交換。□2×Φ40mmのゴムベルト。メカ部を動かすのは後にして先に基板の腐食箇所をしらべる。 黄

          ベータマックス SONY SL-HF77の復活

          TA-E1000ESDの復活

          押入れに入れたまま10年は眠っていたプリアンプ「SONY TA-E1000DSE」。 電源を入れてみたが入らず。 筐体を開けたところ。アナログ系の配線はシールドされているようだが結構長く引き回されている。 とりあえず電源ラインに電圧がかかっているかしらべるためR916(POWER ON 用 トランジスタ Q907のエミッタ)にテスターリードを接触させると電源が入った。 この機種はACラインを繋ぐとMainCPUに電力が供給され、スタンバイ状態になる。電源ONスイッチを押

          TA-E1000ESDの復活

          CDプレーヤー「SONY CDP-X33ES」の修理③

          ローディング用ベルト交換しばらく調子良く動いていたX33ESだが、ローディング用のベルトがまた切れたため、□1.6×Φ40のウレタンベルトに交換。熱溶着ベルトはやはり溶着部が切れやすい。 CD押さえを外さなくてもトレイの化粧板と4箇所のネジを外すだけでCDメカ部が取り出せる。 ベルト交換後直流電源につなぎ動作を確認する。+5Vを印加(100~200mA流れる)。OPEN時はS:+、G:-、CLOSE時はS:-、G:+となる。 ピックアップの載っているベースユニットの落下

          CDプレーヤー「SONY CDP-X33ES」の修理③

          CDプレーヤー「SONY CDP-X33ES」の修理②

          ベルト交換 以前修理したCDP-X33ESのトレイが開かなくなったのでばらしてみる。 溶着で作成したベルトが切れかけて空回りしていた。 一回り小さい径(Φ40)で作成したものに交換。 この状態で+5V印加して動かしてみる。この時の電流は最大240mA。 リミットSW修正 組み込んでみると開いたままで動かなくなる。リミットSWが曲がって接触したままになっていたので修正。リミットSWは2個あるが二つともA接点。 電解コンデンサ交換 これで動作するようになったが、つ

          CDプレーヤー「SONY CDP-X33ES」の修理②

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 9

          複数の測定器からの測定値をExcelへ書き込むDDE通信を用いて最大4台までの測定器から同時にデータを取得できるようにする。 DDE通信ステータス表示を追加、ソースコード整理 DDE通信ダイアログにDDE通信の状態を表示するチェックボックスを追加。 使用していない関数を削除。 複数データ取得ダイアログの作成 複数の測定器から同時にデータを取得できるダイアログを作成。最大4台まで。 ダイアログ処理関数を作成する準備 コントロールの初期化部作成 [タイマー割り込み処

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 9

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 8

          DDE通信サンプルプログラムの修正サンプルプログラムをリソースエディタが使用出来るように修正する。 プロジェクトの再々作成 リソースファイルはそのままでは使えない。全てのリソースを削除しても識別IDは手動管理しないといけなくなっているので、最初からプロジェクトを作成し直す必要がある。 DDE通信以外のリソースは再利用したいのでGPIB用として作成したダイアログの含まれているリソースファイルと resource.h をコピーして使う。 サンプルプログラムで使う”INDLG"

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 8

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 7

          DDE通信でExcelにデータを送るDDE通信を使ってExcelに直接測定データを送れるようにする。 DDE通信用パラメータ設定ダイアログ作成 DDEで使うパラメータを設定するダイアログを作成。 「error LNK2001 外部シンボルが未解決」が発生 設定ダイアログは作成完了。しかしDDE通信の初期化を行う関数を作成すると・・・リンクエラーが発生する。 「error LNK2001 外部シンボルが未解決」が発生 プロジェクトの再作成 何をしてもリンクエラーが

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 7

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 6

          ログファイルへの記録ログファイルの作成 yyyymmddhhmmss.txtとしてログファイルを作成。最初のタイマー割り込み時にはファイル作成のみ実行される。 二回目以降のタイマー割り込み時にタイムスタンプ+受信データを書き込んでいく。 Excelへの取り込み CSVで取り込む際に区切り文字にヘッダを入れれば数値と分離できる。 測定データのグラフ化 Excel(これはLibreOfficeだが)のグラフ化機能を使用してグラフ化する。 実際の測定状況 使用PC:

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 6

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 5

          コントロールの使い方制御パネルで使ったコントロールの使い方を纏めておく。 インターバル測定タイマー割り込みを使い、一定間隔で測定データを取得する。 インターバル測定用のダイアログ作成 ダイアログには測定間隔設定用エディットボックスとタイマーのSTART、STOPボタンを設置する。TimerOnのチェックボックスはGPIBのエラー発生時、強制的にIeEnter()関数をスキップさせるため。 タイマー割り込みの使い方 タイマーメッセージ受信時にIeEnter()を実行し

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 5

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 4

          デジタルサーモメーター操作ダイアログデジタル温度計TR2114の操作パネルを作る。 ダイアログの作成 GPIBコマンドに対応する操作パネルをリソースエディタを使って作る。 ボタンやエディットコントロールはコントローラー制御ダイアログと同じだが、複数の設定値を選択する場合に「コンボボックス」を使っている。 モードレスダイアログ(複数同時に開くことが出来る)は「可視」状態でないとメニューから選択しても表示されない。ダイアログのプロパティ「その他のスタイル」タブにある「[

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 4

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 3

          コントローラー制御ダイアログまず最初に測定器およびコントローラーの動作確認用ダイアログを作る。 GPIB制御関数IeEnter()を実行し、設定したアドレスの測定器から返ってきた文字列を表示させる。 ダイアログの作成 「ResourceView」タブでダイアログを新規作成する。 リソースエディタでダイアログにコントロールを配置していく。 テキストエディタで定義することも出来るが、リソースエディタでは大きさや位置合わせ、コピー(これはリソースエディタではIDの重複が起きる

          PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 3