ふくしま浜街道トレイル@富岡〜大熊
3月11日は歩いて過ごそうと、2023年から決めて2回目を迎えました。
今年は富岡駅から大野駅まで。約16km。
過ごし方の選択肢が多いこの日に敢えて歩くことで、地域を違った角度で見たり、普段話さない人と話したり、新しい出会いがあったり。
歩くことが何故いいのか、はっきり言葉にはできないのですが「良い」と体感してしまったので、歩くことにしています。
今回のルート
富岡駅〜夜ノ森駅:5.7km
夜ノ森駅〜大熊町役場:5.0km
大熊町役場〜大野駅:5.4km
富岡駅〜夜ノ森駅
富岡駅を出発して早速海の方へ向かいます。富岡漁港を右手に、富岡川にかかる橋を渡り浜街道を進みます。富岡川の水はとても透明度が高く、橋の上から覗きながらみんなで見とれていました。
そのまま登り坂を進み、とみおかワインドメーヌさんにお邪魔しました。統括リーダーの細川さんにお会いして、お話をさせていただきました。近いうちにワイナリーができるとか…!細川さんが話してくれる未来の富岡駅周りの景色が鮮明にイメージできて、とても楽しみになりました。
夜の森地区に向かって歩きます。
この地域は2023年4月1日に避難指示が解除されたエリアです。
春は桜のトンネルがとてもきれいで、私も小さい時家族で必ず見に来ていました。桜を見て、駄菓子屋によって帰る。大人になったら車を運転して好きなタイミングで見に行けるので、平日の空いている時間にひとり車を走らせて、週に3回くらい桜を堪能しにいっています。
春が待ち遠しい。
夜の森地区には楽しいお店がたくさんあります。バウムハウスヨノモリさんでおやつのバウムクーヘンを買い、定休日だったのに特別に開けてくれたYONOMORI DENIM / ヨノモリデニムさんで、プレゼントをみんなで選びました。
▼バウムハウスヨノモリ
https://www.instagram.com/yonomoribaum/
夜ノ森駅でお弁当を食べ、トイレ休憩を済ませて出発。駅にきれいなトイレがあります。
夜ノ森駅〜大熊町役場
夜ノ森駅から大熊町役場までは、ひたすら穏やかな景色です。アップダウンもなく、特別気になる場所もなく。ただ、梅がきれいだったり、地図上にある池を探したり、学校の跡地に思いを馳せたり。そんな感じです。
あと少しで大熊町役場というところまできました。だいたい10km歩いてきたので、疲労がたまっています。新設された「大熊町立 学び舎 ゆめの森」を背中に、芝生で休息。
この日、大熊町役場では「3.11のつどい」が開催されていました。町民の方が折った折り鶴を、献花台近くから見上げた景色があまりに綺麗で驚きました。晴れて本当によかった。
大熊町役場〜大野駅
大野駅に向けて出発。本来のルートは工事中につき通れないため、迂回路を探して歩きました。田んぼの間を抜けて、名前の分からない川を渡って。ここから合流した2人とゆっくり歩きました。
大野駅に近づくにつれて、工事中の場所が増えていきます。「産業交流施設」の建設工事が進んでいるそうです。とても早いスピードで進んでいるような気がして、特にこのエリアは歩きたかったポイントでした。昔は商店街があったそうです。
来る度に通行止めの道路が変わっていて、駅につくまでに迷うこともあります。
1年後にはどんな景色になるでしょうか。またそのときに歩きたいと思います。
歩き終えて
今年も天気にも恵まれ、とても穏やかで優しい一日を過ごすことができました。みなさんありがとうございます。
今日くらい静かに過ごしてほしい
今日だから話しを聞かせてほしい
今日だから撮らせてほしい
色々な思いが集まっている、そんな時間と場所なんだと改めて感じました。
3月12日は、冷たい雨が降っています。無事歩けたことに感謝して、また生活を始めようと思います。
追伸
今日だから話たい
という思いもあるよね。
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