東信三商会議所女性会講演会～女性の活躍が日本を救う～」

令和12月７日。佐久商工会議所女性会主催の女性会若手後継者育成事業講演会が佐久平交流センターで行われました。
講師は「ひるおび」や「情報ライブミヤネ屋」などにキャスター・コメンテーターとして出演されております、伊藤聡子先生にお越しいただきました。

２０２３年のジェンダーギャップ指数ランキングにおいて日本は１２５位。過去最低を更新し続けており日本の女性の能力は世界最高レベルなのに、なぜ社会で活かされないのか。このまま女性が活かされない日本はどうなるのか？という視点からの講演でした。

SDGsの日本の達成率は１６８国中２１位。順位的には良いように見えますが、ジェンダー平等に関しては、2020年12月に世界経済フォーラムで発表された数字によると１５３カ国のうち１２１位ととても低い順位とのこと。その要因の一つに女性の政治・経済参画の低さを挙げられていました。東京一極集中により、東京で働く若い世代の実質賃金は４７都道府県中４４位だそうで驚くべき順位です。その中でも仕事か子育てかの選択肢をせまられ、女性が働けない、お金がない、子どもをも受けられないという循環になっているそうです。

その解決策が「地方に住み子育てをしながら働くこと」。コロナで一気に進んだデジタルシフトがそれを後押ししてくれ、今では、企業自体が地方に本社を移転するなど、地方移住が急速に進んでいるそうです。

若い世代は、今や「地方に住めるステータス」があるとも！地方にいるとあまり実感がないのですが、嬉しい動向です。

さらに「在宅勤務を活用できる企業」が急成長しているというお話もありました。それにより、子育てをしながら、地方にいながら働ける女性が増え、日本経済回復への起爆剤になるのではとのことでした。

その他にも、これからの日本経済、多様性から生まれるイノベーションなど、時間が足りないほどの素晴らしい講演会でした。

「女性力」「地方で仕事をする」この２つのキーワードが日本を成長させる期待を感じ、社会的ヒエラルキーに負けない力を女性もつけられるよう、女性会としても全力で頑張っていこうと思うのでした。

参加者は約７５名。９割女性でしたが、多くの男性に聞いていただきたい内容だったと思います。

講演着終了後は伊藤先生を囲んで、三商女性会とお茶会がありました。後援会中の思ったのですが、伊藤先生が若くとてもお綺麗で、その話題でも盛り上がりました♪

佐久商工会議所女性会の皆様、素晴らしい講演会本当にありがとうございました。

【講師】:伊藤 聡子さん
2002年にNYフォーダム大学留学。事業創造大学院大学にて経営管理修士(MBA)を取得。2010年、同大学の客員教授に就任。
現在は、TBS「ひるおび!」やYTV「情報ライブミヤネ屋」、BSテレ東「地域にエール!まちカケル」などにキャスター、コメンテーターとして出演。地方創生・中小企業政策・エネルギー・地球温暖化対策など、各省庁の審議会・委員会の委員なども務める。

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