3分で読めるマーケティング〜価格設定編〜

こんにちは、きー坊です。以前に、マーケティング入門の記事を投稿しましたが、今回は価格設定に絞ってお届けします。まだ前の記事を読んでいない方は、ぜひそちらも読んでみてくださいね!

①いかに安く買わせないか

消費者は、価格が安いほど購買意欲が増すというのは、経済学的には正しいですが、実は大きな落とし穴が…。今日はこれだけで良いので覚えておいてください。

価格で引きつけた客は価格で去っていく

これどういうことかと言うと、安さ目当てで来た客ほど、リピート客にならないってことです。みなさん、ご自身を振り返ってみてどうですか?「安い時だけそのお店に行く」みたいなことありませんでしたか?僕は、まねきねこの「まふ」がそれに当たると思います。当時、大学生は深夜のフリータイムが300円だったので、毎日のように言っていましたが、値上げされた後はピタリと行かなくなりました。つまり、リピートして欲しいなら、なるべく高い値段で買ってもらう事が重要です。人はお金をかけたものほど愛着が湧きます。それは、アプリへの課金やホストクラブに通う女性を想像していただければわかるかと思います。

②3つのプランの提案

結論から言うと、1番買わせたいプランを真ん中の金額に設定しましょう。たとえば、5000円の商品を売りたいのなら、3000円と7000円のように別プランを2つ設定しましょう。プランの詳細はこんな感じです。

【通信教育サービスの例】
3000円 通常の動画配信サービス
5000円 上記 +
学習用テキスト
7000円 上記 +
講師とのオンラインチャット

こうすることで、顧客は真ん中のプランを選びやすくなります。これは、心理学の用語で、ゴルディロックス効果と呼ばれています。情報商材なんかではよく使われている手法ですね。

③台割れをうまく使おう

台割れとは、簡単に言うとちょっと安く見せる手法です。具体的には、1000円ではなく980円、50000円ではなく49800円と、1桁目の数字を落としてあげることで、安さを感じさせると言うものです。加えて、前者のような、位が1つ変わる台割れを特に、大台割れなんて言ったりします。とは言ったものの、特に用語は覚える必要はないです笑。

④ブランド化

高級ブランドは、材質が全てではありません。ブランドによってその価格を作り出しているんです。ロレックスの時計が高いのは、単にダイヤが埋め込んであるからとか、時間のズレがないとかではなく、ブランドによる付加価値も含まれています。つまり、高値によって顧客を引きつけることもできてしまうんですね。しかも高値で引きつけるほどリピート率が高くなるので、一石二鳥ですね。

まとめ

簡単に、価格設定のマーケティングについて紹介しました。逆に言えば、みなさんはこの手法によって騙されなくなったわけです。街を歩けば至るところでこのような手法を使った販売が見れると思います。ぜひそれを観察するとともに、ご自身の販売戦略にも使ってみてください。それでは。

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