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ミキサーかインターフェースか

増える機材をまとめたい

機材が増えていくと、どうやって音をまとめるかが問題になってくる。そんな時はミキサーというのが定石。

最初に使っていたミキサーは「MACKIE / 402VLZ3 アナログミキサー」で、ハードオフで8,000円で買った。現行品は402VLZ4になっている。

始めた当初は機材が増えることを知らなかったので、シンプルなミキサーで十分だと思い、コンパクトさを重視して選んだ。

TAPE INもMAIN出力に流せるので、計4台の機材を入力でき問題らしい問題はないが、PANを左右極端に振ることしかできず大きな不満があった。

MACKIE / 402VLZ3

インターフェースを検討

DAWに音源を録音してるスタイルなので、入力の多いオーディオインターフェースを買うというのもありだ。音源ごとにトラックを分けて録音できるし、MIX作業は後から色々と融通がきく。

当時使っていたインターフェースは「Roland Rubix22」で、入力は2chの入門機。インターフェースをミキサーとして代用するには入力数が心もとない。

入力数の多いインターフェースは安くても40,000円〜で、だったらそれなりのミキサー買えるじゃんというジレンマ。

悩みどころではあるが、今後どういう方向で進めていきたいかを考えると、答えはすぐに出た。

録音を何度も重ねて凄い作品を作りたいわけではなく、どちらかというとライブしてみたい。踊らせたいという気持ちが強かった。

だから、インターフェースを買ってもライブには使えないので、ミキサーを新調することに決めた。

Roland Rubix22

MTRもミキサー

新調しようと思った矢先、過去に宅録に興味を持ってカセットMTRを買った事を思い出し部屋を漁ると「TASCAM PORTASTUDIO 414」を見つけた。

これも入力は4つでMACKIEと同じだが、PANの調整がちゃんとできるし、エフェクトループもついている。フェーダーも使いやすく、アダプターのケーブルが断線しかかっていたことを除けば十分な機能を有していた。

何よりエフェクトループはダブ好きとしては最高の機能で、リバーブペダルとディレイペダルを突っ込んではダビーな世界観は最高。

これで良いじゃんと、思わぬ発見で出費を抑えることができた。とてもシンプルで使いやすく、変に高いミキサー買うなら、この手のMTRをおすすめしたい。

ちなみにエフェクトループとは、こんな風にミキサーにエフェクターを繋いで効果を与えること。

アナログにこだわる

デジタルが駄目というわけではない。ただ、何となくアナログ機材のほうが好きなだけである。ツマミの効きもアナログ機材のほうが好きなのだ。

今度はミキサーが沼になるのか・・・と覚悟を決めて、ミキサー探しの旅が始まった。とはいっても、MTRで十分な機能を有しているので急いではいない。

使っているMTRもアナログ機材なので感覚のズレを感じない。electribe2はデジタルだから、ツマミの効きにズレを感じる時がある。

何となく、本当に理屈ではなく、やはりアナログミキサーが欲しいと思った。音質がどうのとか色々御託はあるだろうが、これはもう感覚の世界。

シンセって実はとても感覚的なんだ。

先輩の機材

シンセを触り始めてから仲良くさせてもらってる先輩のライブに行くと、でかいミキサーを使っていた。

濁朗さんというモジュラーシンセを使ったノイズミュージックを演奏する人で、機材のことをちょくちょく相談させてもらっていた間柄でもあり、普通に遊ぶ仲だ。

せっかくなんで、彼のX(旧Twitter)を貼って宣伝しとく。

https://twitter.com/Darklaw_Darkraw

で、濁郎さんはSoundcraftのミキサーを使っていた。現行品ではなくちょっと古めのやつだ。多分「Soundcraft spirit folio 12」と思われる。

Soundcraft spirit folio 12

入力がたくさんあってデザインもかっこいい。話を聞くとアナログミキサーとのこと。Soundcraftという名前をしっかりと頭に叩き込みネットでパトロールを開始。そうすると、ヤフオクで「Soundcraft spirit folio si」発見。入力端子の違いはあれど、濁郎さんのミキサーとほぼ同じスペック。

しかも、3,000円スタートで異様に安い。出品者は機材に疎いようで、通電と音出し程度の確認でジャンク扱いの出品。画像を見る限り美品で恐らく問題ないと判断し、5,300円ほどで落札。送料が1,500円追加で合計6,800円。

ちょっと不安だったが、届いて確認したら問題なく動く。ガリもないし美品も美品。これは非常にラッキーだった。

Soundcraft spirit folio si

ミキサーの使い道

ここまで書いて読み直して、なんだこの記事はと自分で思う。結局何が言いたいのかさっぱりわからない。

機材もほぼディスコンだし、トレンドも押さえていないし、これから始める人への有益な情報も全然ない。ただただ沼ってる人の記録だ。だから、ちょっとだけミキサーの使い方を説明する。

シンセは機材によって音量が違うので、演奏時にボリュームを合わせなくてはいけない。その時、機材側で調整するのではちょっと面倒で、特にvolcaはツマミが小さくて大変。

機材のボリュームはMAXにして、ミキサー側で整えると楽だ。さらにEQで帯域の調整もでき、音作りの面でも役に立つ。可能なら縦フェーダーのミキサーが使いやすくてオススメ。

ミュートスイッチがあれば音の抜き差しにも使えるし、エフェクター内蔵もある。コンプ内蔵していれば録音時に便利だし、本当に色々あるから自分に合ったものを手にすると良い。

自分に合うものとは何か?を考えることは、自分自身を見つめ直すことに繋がるので、一度試してみてはどうだろうか。

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