「居心地」という豊かさを、大切にする暮らし

さてさて、小池都知事の会見で、都市封鎖(ロックダウン)が現実的なものになってきましたね。
私の職場も、原則在宅勤務となりました。
というわけで、今週の木・金の2日間は、仕事合間・仕事終わりにエカイエの『ベジフルcafe』で、ゆったりしておりました。

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(身体に優しく、とっても美味しいです)

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さて問題はこれから。おそらく来週はロックダウン。
私は、東中野で自宅で一人ぼけーっと在宅勤務をしているか。大船の実家に一時帰宅するか。

そこで、『ベジフルcafe』の店主 たかこさんとおしゃべりをしていて、「自分にとって居心地がいい場所にいた方がいいよね」という話をしていました。

それをきっかけに、そもそもたかこさんがなぜ1日カフェをやっているかを伺いながら、これからの暮らしのあり方について、思索にふけっておりました。

■ 1日カフェをやる意味は…

私にとってこのカフェは、自分の居場所づくり。
ここに通ってくれる人との、おしゃべりも楽しい。
最初は「自分のご飯がどこまで通用するか」とか、「お遊びじゃないもん」って頑張っていた。
でも今は、お客さんが来なくても、ここで1人読書しているのも居心地がいい。私の方が、エカイエで癒されている感覚がある。

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基本的に、自分が好きなことをして過ごすのが一番いい。
自分をご機嫌にしながら生活するってのが。私のなかで自分の気持ちに調整をつけながらやっている。

そこで、たかこさんの娘さんとの逸話も教えてくれた。

私には「誰かに幸せにしてほしい」って娘がいる。
その娘が1回きて、カフェで私があまりに生き生きとしている様子を見て、娘が言ったのは「自分を幸せにできるのは自分なんだね」って。
それがとっても印象に残っている。

たかこさんの『ベジフルcafe』にいると、私も、とても居心地がいい。
その居心地の良さの背景には、やはり、店主のたかこさんが、この場を通して自分がご機嫌よく居心地よく過ごしていることなんだなって感じました。

そして、たかこさんのお話をききながら、私の頭にはアドラー心理学がよぎりました。

■ 「いま、ここ」にある居心地の喜び

アドラーは、未来や過去を大事にする生き方を否定します。人生は「いま、ここ」の連続する刹那であり、「いま、ここ」に生きることを大切にするのがアドラー心理学です。

行動に意識を向け過ぎると、行動の結果にある未来に意識が向いてしまい、今を見失ってしまいます。
居心地に喜びを感じるというのは、まさに「いま、ここ」の実感だなって。

■ ただ「私である」という喜び

また、アドラーは「特別な自分」として承認欲求を満たそうとすることは、他者に依存しており、永遠に満たされることのない生を送ることになる、と戒めます。
大切なことは、自らの意思で私の価値を承認・決定するということ。
「人と違うこと」に価値を置くのではなく、「私であること」に価値を置く。それがアドラー心理学の考え方です。

仕事とか他の趣味も同じですが、特に1日cafeは、自分でオリジナルなカフェができるからこそ、他人にそのオリジナリティを承認・賞賛してもらいたいっていう欲もでてきちゃいます。
それにとらわれず、ただ遊び感覚で「私でいられる」というのって豊かなんだなって、思いました。

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■ これからの豊かさは…

そういえば私、新型コロナウィルスの影響で、頑張っていた仕事が中止になってしまい、虚無感を感じていたこともありました。
でもたぶん、その頑張り方がもう違うんだろうな〜。
安倍さんは昨日の記者会見で、「コロナが終わったらV字回復」とか言ってますが、これからの豊かさはベクトルが違うはず。

仕事や行動で未来に囚われるのではなく、「いま、ここ」の居心地を大切に。そして「私でいられる」居場所を大切に。

そんなことを、コロナとエカイエと、たかこさん・まりなさんから学んだ2日間でした。

さてさて、とりあえず片付けでもしようかね。。。
いやしかし、これからどうすっかなー(←行動への囚われ笑)

▼ 他 参照文献


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