夢の見つけ方のはなし

入学シーズンに合わせてアップする予定で書いていた下書き。

上げるの忘れてました。

なのでちょっと時期はズレましたがこのタイミングでアップします。


毎年、大学や専門学校に多くの若者が進学します。

明確な夢があって進学する人も多いでしょうが、夢を見つけるためにとりあえず入学してみた、みたいな方も多いと聞きます。

そこで今回は【夢の見つけ方】について書いていきます。

僕は以前、大阪の専門学校で講師をやってました。

なので専門学校を例にしますね。

恐らく大学や社会人でも通ずるものはあると思うんで何かの参考になれば嬉しいです。

僕が受け持ってたのは、お笑い芸人を目指すコースとお笑いの裏方を目指すコースの2つ。

芸人コースは芸人を目指して入ってくるのでわかりやすいのですが、お笑いの裏方を目指すコースの子の多くは「お笑いに携わりたい」という漠然とした目標を持って入ってくる事が多かったです。

芸人が漫才師を目指すかコント師を目指すか決めずに入ってくるようなもんなので、それ自体は普通のことです。

大きな枠でいえば「芸人」「裏方」って同じくらい大きな枠組みですからね。

ただ、芸人の場合は漫才師かコント師かそんなすぐ決めずにやってもいいですし、なんなら両方やってもいいわけです。

でも裏方は違います。

音響やってる人が急に明日から照明、なんてことはまぁないです。


ではここで簡単にお笑いの裏方について説明しますね。

裏方とは僕がやっている構成作家以外にも舞台監督、音響、照明、などのことをいいます。

どの仕事も読んで字のごとくの仕事内容です。

お笑いの裏方を目指す子に共通しているのはお笑いが好きということ。

だからお笑いに関わる仕事がしたいということで入学してくるんですが、具体的に何がしたいかは決まっていません。

別におかしくもなんもない、そんなもんです。

だって地方に住んでて劇場に数えるほどしか行く機会が無かった子にとっては音響や照明がどんな仕事かわからないじゃないですか。

なので学校での授業を通して一通り経験してもらい、自分のやりたい事を見つけてもらうんです。

最終的に音響を選んだとしても照明の仕事や舞台監督の仕事がどんなものかを知っておくのは確実に無駄にはならないですから。

ここで僕が思うのは『お笑いが好きなだけじゃ続かない』ということ。

もちろん好きに越したことはないですよ。

でも構成作家の場合、いくらお笑いが好きでも台本書いたり、企画考えたりするのが好きじゃなかったら続かないです。

音響でも、お笑いは好きやけど音楽には興味がない、ってパターンは続かないです。

それは他の仕事でも同じで、ゲームが好きやからってプログラマーになりたいかって言われたらそれとこれとは別問題ってなるでしょ。

いくらゲームが好きでも、プログラミングが好きじゃないと続かないですよね。

つまり『何の仕事がしたいか』より『どんな仕事がしたいか』の方が重要。

これ、似て非なるものですからね。

もちろん好きなことに携われるならその方がいいですが、好きだからと言ってそれに関わる全ての仕事内容が好きなわけじゃないですから。

僕もお笑いは好きですが、音響や照明やりたいか?って聞かれたらやりたくないですもん。


学校の先生をはじめとした大人達は「好きなことを仕事にするな」と言いますがあれは嘘です。

好きなことを仕事に出来ていない大人が使う常套句です。

好きなことじゃないと続かないし、続いたところで辛いだけ。

ただし『どんな仕事がしたいか』の答えが『辛くてもいいから稼げる仕事』という場合は好きなことをしなくてもいいです。

「稼げる」ことが好きなんだったらそれも正解です。

まぁ好きな事して稼げるんが理想ですけどね。

夢を探してる学生たちは、まず何が好きかを考える。

でも一生好きでいる必要はないですよ。

だっていつでも仕事なんて変えれますから。

好きじゃなくなったら転職したらいいんですよ。

あまり重く深く考えないように。

とりあえず今好きな興味のあることをやってみましょう。

やってみて「違うな」と思ったら次!

チャレンジなんて何回でも何歳でも出来ますからね。

せっかくに人生、楽しみましょう。

じゃあまた。

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