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【効果絶大】 生姜灸で潰瘍性大腸炎を改善させる方法

みなさまお久しぶりです。更新していないのにフォローしていただいた方にも感謝いたします。

今日は前回とちょっとかぶるのですが、自分がnoteを更新していない間に行っていた効果絶大の『生姜灸』についてお伝えしていこうと思います。

お灸の説明

みなさまはお灸をご存知かと思います。その時に思い浮かべるのは台座灸(だいざきゅう)に代表される『せんねん灸』ではないでしょうか。

もちろん『せんねん灸』でも効果はありますが、今回紹介したいのは、スライスした生姜の上にモグサを乗せて熱する『生姜灸』です。台座として使うのは生姜だけでなく、にんにくやみそ、塩でも構いませんが、生姜が一番使いやすいので生姜をおすすめします。これらのお灸の方法は、隔物灸(かくぶつきゅう)と呼ばれます。

台座灸と隔物灸の違い

両者の違いはなんと言っても火力です。台座灸ですと、どうしてもツボに刺激を与えるのに9回ほど連続でやらないといけませんが、生姜灸の場合は3回ほどでも効果が見られます。

それだけ火力が強いと生姜灸の方が火傷しそうに思われますが、意外とそうでもなく、外すタイミングを間違わなければ、リスクにはそう大差はありません。

コスト的にも生姜灸の方が安くすみます。台座灸はいっぱい入っていてじゃんじゃん使えそうに思っても、一つのツボに対して使う量が多いので、すぐになくなってしまうのです。

生姜灸のやり方

生姜を4~5mm程の厚さで切り(※)、熱を通しやすくするために爪楊枝で穴をあける。

穴をあけた生姜にモグサを乗せて、火をつけてからツボに乗せます。モグサの乗せ方は、盛り塩やピラミッドをイメージするとやりやすいです。

※生姜の厚さは好みで変えても良いですし、このツボにはこの厚さが良いとだんだんわかってきます。ただ、薄すぎるとポテトチップスみたいに反ってきてモグサが乗せづらくなってしまいますから、多い回数をやる場合はある程度の厚さがあったほうがやりやすいでしょう。

熱し終わって灰になったモグサは、爪楊枝でこそぎ落として灰皿に捨てます(台座の生姜は最後まで使う)。灰皿にはティッシュを敷いて水で濡らしておくと、モグサの火が消えるのでやりやすいかと思います。

一つのツボに対して、3回〜9回を1セットにして行います。

効果を出すためにお灸の前後1時間は、食事・入浴・運動を控えるようにします。難しい時は最低でも30分はあけてください。

潰瘍性大腸炎に効くツボ

自分で実践してきて効果的だったツボをご紹介します。お灸の場合、ツボの位置は面で捉えるため、だいたいで構いません。

・気海(きかい) へその中心に人差し指の側面を合わせて、指1.5本分下にあります。人差し指を合わせた場合は中指の中心にあたります。

このツボは、腹巻がないとお腹が冷えてしょうがないという人は特にお灸で温めてください。へそのすぐ下にあるツボなので、その辺りを軽く押してみて、固いところや冷えを感じるところでも構いません。


・天枢(てんすう)
 へその左右にあるツボです。ヘソの中心に人差し指の側面を当てて、指3本分離れた位置、薬指の側面にあります。腹直筋があるので割とわかりやすいかと思います。

このツボは、便の異常や炎症に効くツボです。大腸のあたりに痛みを感じときは、すぐにお灸をすると回復が早いでしょう。


・足三里(あしさんり) 
足の脛のあたりにあるツボです。このツボは、松尾芭蕉が奥の細道で、足の疲れを癒すためにお灸をしていたことで知られていますね。
言葉で説明するのが割と難しいので、YouTubeで見てもらった方が早いと思いましたので、動画を載せておきます。

気海と天枢は胃よりも大腸に作用しやすいですが、足三里は胃に効きやすいツボです。ですから胃が持たれるとか胃の消化力が悪いと感じている方に特におすすめです。

ここにお灸をするとすぐにわかりますけど、胃がスッとしてお腹が空くんですよね。確実に胃の消化力が上がってくるのがわかります。なので食事前にお灸をするとお腹が空きすぎるので要注意です。このツボを刺激するのは、食後の方が良いかもしれないですね。


・中脘(ちゅうかん)
 みぞおちの上の骨と、へその真ん中の間にあるツボです。その辺りをさすると凹みがあったり、固かったりする場所です。

ここも足三里と同様に、胃に作用しやすいツボです。胃の消化力が弱かったり、食べすぎてしまったりした時にお灸をしてください。


なんで関元がないの?

ツボにある程度詳しい方であれば、なんで関元がないのか気になると思います。

もちろん関元が重要なツボであるのは知っていますし、僕も習慣的にお灸を据えております。

ただ、へそ周りの冷えを解消するために効果的なのは、そこから遠い関元よりも気海であると感じています。

そしていっぱい紹介しすぎるとどのツボからやって良いのかわからなくなってしまうため、メインを気海にしてサブで関元を使うのが良いと考えています。

どのツボをどう使うか

メインのツボは、気海と天枢です。天枢は左右にあるので、気海と合わせて3つのお灸を同時に据えて、3〜5セット行います。もちろん慣れないうちは別々にやっても構いません。

もし気海に火傷をしてしまったら、治るまで関元に場所を移して続けてください。

サブに使うツボは、足三里と中脘です。火傷でメインのツボのお灸ができない時や、胃の調子が優れない時に行ってみてください。

お灸は毎日やると、ものすごい効果的ですが、火傷のリスクもありますし、時間もそうそう取れない方もいらっしゃると思いますから、週に2回以上やっていただくのが良いかと思います。

生姜灸の注意点

・火傷に注意 サウナに入っているおじさんのように熱さを我慢すると、確実に火傷をします。コツはピリッとした熱さを感じたら、そこですぐにやめることです。ちょっとした熱さを感じたら、すぐにモグサを捨てて新しいモグサをセットして再開してください。

火傷をしてしまったら、薬局で紫雲膏(しうんこう)を買い、幹部に塗ってからガーゼをしておくと治りが早いです。

・煙が出る 煙は大量にでます。匂いはタバコや焼肉ほど体や衣服に付着しませんけど、お気に入りの服がある場合はどこかにしまっておくと良いでしょう。ちなみに本や紙類には匂いはつきませんでした。

・体質によっては痕が残る 体質によっては、虫刺されの跡のように少し黒っぽくなることがあります。モデルをやっている方はやめておいた方が良いと思いますが、一般の方であればそれ以上に恩恵が受けられますので実践したほうが良いです。

モグサのご紹介

ウチダ和漢薬の温灸艾が、安くて火力もあり、匂いもそこまでありませんからおすすめです。


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