潰瘍性大腸炎 トランス脂肪酸で炎症レベルが上がる
今回は潰瘍性大腸炎を悪化させてしまうトランス脂肪酸についてお伝えしていこうと思います。
トランス脂肪酸は潰瘍性大腸炎を悪化させないという方もおられますが、僕の実体験から「トランス脂肪酸は大腸に悪い」と断言できます。
もちろん個人差はあると思いますが、健康な人でもトランス脂肪酸を摂って百害あって一利なしと言われていますので、なるべく避けたほうがいいものだと思います。
参考資料は鈴木祐さん著の『最高の体調』より抜粋。
<トランス脂肪酸とは>
トランス脂肪酸とは、植物性の油に水素を付加して作られた人工の油で、他の油に比べて安く保存しやすい特徴を持ちます。このトランス脂肪酸は自然界に存在しない油であるため、人体にとって様々な害をもたらします。
<トランス脂肪酸の害>
この人工油の害はほぼ実証済みで、食事で摂取する総カロリーの1%をトランス脂肪酸に入れ替えただけでも、悪玉コレステロールの数値は激増します。そして摂取量が多い人ほど体内の炎症レベルが高いことがわかっています。
トランス脂肪酸はなぜここまで身体に悪いかというと、肝臓の働きを乱すからだと言われています。自然界に存在しなかった新しい油が体内に入ってくることで、肝臓が混乱を起こし上記の問題を起こしてしまうのです。
<トランス脂肪酸が使われている食品>
トランス脂肪酸は様々な食品に使われています。パン・ドーナツ・揚げ物・マーガリン・ショートニング・マヨネーズ・ドレッシング・クッキー・ビスケット・チョコレート菓子(一部)などに多く含まれています。
<隠れトランス脂肪酸にも注意>
マーガリンとショートニングであれば、食品の成分表を見れば一目瞭然なのですぐに判断できます。ところが消費者を欺く、「隠れトランス脂肪酸」というのがあるのです。
隠れトランス脂肪酸とは、植物油脂です。植物油脂とはキャノーラ油、大豆油、パーム油のことを言います。この3つの油の中でキャノーラ油と大豆油は作る過程でトランス脂肪酸が含まれている可能性が高いということです。
この隠れトランス脂肪酸である植物油脂は、どのような食品に含まれているのでしょうか。植物油脂が含まれている食品は、外食全般・唐揚げ・カップヨーグルト・粒ガム・ウエハース・シーチキン・キャラメル・コンビニのおにぎり・焼きそば・カップラーメン・加工品です。
<脱トランス脂肪酸のための実践リスト>
マーガリンやショートニング、植物油脂、加工品などを禁止すると、普通に生活している現代人では食べるものがなくなってしまいそうです。そうならないためにも、出来ることから取り組んできましょう。
まず最初に取り組むべきは、マーガリンとショートニングを取らないこと。マーガリンとショートニングをやめるだけでも、トランス脂肪酸の脅威にさらされることが激減します。食品を購入する際は成分表を必ず確認してから購入しましょう。
次にやることは、植物油脂を減らすこと。植物油脂を全く摂らないことは難しいので、減らしつつも少量であればOKとします。もし植物油脂が含まれる食品とを摂って体調が悪くなったら、必ず中止して次回から食べないようにしましょう。
最後はコンビニと外食の使用を減らすことです。コンビニの食品と外食は基本的にトランス脂肪酸と植物油脂、加工品などを多量に使っています。こちらもなるべく行く頻度を減らして行くことで、体内に取り入れる毒を減らすことができます。
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