【もっと知りたい産山村】シリーズ第11弾!『御湯船温泉館』
産山村の飲食店や観光施設、観光スポットや特産品などにスポットを当てたインタビュー『もっと知りたい産山村』シリーズ。
第11弾は、ひっそりとしたやまふところに抱かれた地元の人々の社交場であり、遠くからも気軽に泊りがけで来るファンも多い「御湯船(おゆぶね)温泉館」さんのインタビューです。低料金でのんびりとした時間を過ごせる村の穴場です。
疲れが取れる湯が人気
「ここのお湯は違うんですよ、他とは。疲れがスッキリとれるんです」とお湯から出てきたところで、感想を話してくれたのは村内に住む佐藤多恵子さん(76)。
佐藤さんは夫の伸一さん(86)と2人で、第3木曜日の定休日以外は毎日温泉館に通う大ファンだ。
「もちろん、家に風呂はあるんですが、使うのは(家族の)若い人たちで、私たちはここまでやってきます。わいわい話ができる仲間がいるのも魅力です」と佐藤さんはいう。
村に接する隣県の大分・竹田出身の佐藤さんは18歳で村に嫁に来た。
「私も今ではすっかり産山の人間です。この温泉がなくなったら行くところがなくなる」と笑う。
足湯や飲める温泉で体調もばっちり
泉質は、ナトリウム・マグネシウム炭酸水素・硫酸塩温泉。切り傷ややけど、神経痛、筋肉痛などに効果があると言われる。
温泉だけでなく、隣接の宿泊施設「やすらぎ」には計8室の客室(6畳、8畳)があり、食材を持ち込んで自炊ができ、湯治場として長期滞在する人もいる。
受付を担当するスタッフは「元々阿蘇周辺や大分の温泉にバイクで行くのが趣味でしたが、ここは疲れが取れると前から評判なんです」と胸を張る。
スタッフによると、コロナ禍で県外客は減ったというが、「近くのやまなみハイウェイからドライブのついでに月に1-2度やってくるという方も多いですよ。あし湯や飲める温泉もあり、これも人気です。私もペットボトルに温泉を詰めて飲んでますが、胃の調子もいいです」という。
源泉掛け流しで熱めのお湯(46度)が、体を温めて疲れをいやしてくれるのは請け合いだ。
大浴場や家族風呂、地元の産品が並ぶ売店や地元食材を使った料理を楽しめる食事処「つるかめ」も人気だ。
※年齢などは取材時のものです
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