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LP-E6NHの本物はどっち!?

“海外版”と称するCanon EOS用純正バッテリーを購入したら、まんまと偽物でした。

某オークションサイトに、国内純正品の約4割安の値段で出品されている「LP-6NH」を発見。商品説明には“海外版”、“海外パッケージ”とあり、多少不安はあったものの、ダメモトで購入してみました。

比較のために、国内で販売されている商品を並べてみました。さて、どちらが本物だと思いますか?

下が中身。どちらも本物を主張するホログラムが貼られています。パッケージ同様、右の方がホログラムの色が若干濃い印象です。

こちらはバッテリーの裏側。左のバッテリーにはキヤノン本社の住所が書かれていました。

同梱されていた取扱説明書は、日本語と中国語で書かれていて、内容は同じです。ただ、使用している紙は右のほうが若干大きめでした。

そしてこちらがパッケージの裏側。右側はリサイクルの表示が日本語で、製造日らしきシールが貼られています。そう、右側が国内正規品です。

模造品の裏側のデザインは、海外のキヤノンのサイトで見た正規品と同じです。なので、デザインの違いで本物か偽物かを判断することは困難。さらに、実際にEOSに装着してバッテリー情報を確認すると、ともに「LP-E6NH」と表示されますし、「高速連続撮影+」でアイコンがグリーンになるなど、かなり本格的(笑)

しかし、EOS R6ではボディのUSB-C端子に電源を接続すると、ボディ内でLP-E6NH(およびLP-E6N)の充電が可能なはずが、左の模造品では充電ができませんでした。

ということで、左側は正規品でないことが確定! その後、ネットを調べてみると、海外の通販サイトで互換品が販売されているのを発見。サイト内ではパッケージや商品の画像を加工してキヤノンのロゴを消去しているようで、どうやらこのあたりが出所みたいです。

というわけで、安い海外版には気をつけましょう!

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