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日曜日のクルーメイト #0067 Rising!!

冲方サミット

ハロー、クルーメイト！　いかがお過ごしでしょうか。

今週の冲方は、久々に小説以外が忙しい週となっておりました。
忙しいとは言っても、情報解禁のご連絡や、取材があった程度で、制作中の修羅場の激忙とは雲泥の差ではありますが。
それはともかく、三作品の連絡がいっぺんに来ると、めでたい記念日がいくつも同時に来たような、嬉しい気分になるもの。

ではさっそくご紹介して参りたいと思います。

今週はアニメが忙しい！『ムーンライズ』

まずは、こちら。

来ました！　確か、これが初のヴィジュアル解禁のはず！
イベントでタイトルをお披露目したときはまだ（仮）でしたよ。

プロデューサーから懐かしの画像が送られて来たのですが、いつだ！？　とビックリ。
原案を用意したのが2017年の夏であることは、お仕事ファイルから明らかですが、最初の発表がいつだったか、もはや記憶が定かではありません。

原作となる小説は脱稿済み！　まだもうちょっと先だと思いますが、アニメの配信開始とともに刊行される予定です！

ことほどさように時間をかけた大作、超・期待大！
引き続き、詳報が出るのを、冲方も楽しみに待ちたいと思います。

『ＲＷＢＹ』

気づけば来月から放送開始！
今冬辺り開始だろう、という気分でいたため、そんなに制作が進んでいたのかと驚かされました。脚本は最も早く作業が終了するため、その後の進捗がさっぱりわからなくなるものなのです。

日本公式ツイッターではキャラ紹介が連日投稿されている様子。
何しろこの作品、多数のエネルギッシュなキャラが続々出て来ますので、今の内から各キャラのプロフィールを踏まえておくと、いっそう楽しめること請け合い。

取材記事なども、放送に合わせて解禁されると思いますので、そのつどご紹介できればと思います。

久々に参加することとなったテレビアニメ、冲方も放送が楽しみ！

『ファフナー　Behind The Line』

先週の６月２日は真壁司令の誕生日！　公式ツイッターがリプライしてお祝いしております。おめでとうございます！

こちらも公開に向けて、準備に努めているとのご連絡を頂きました。
傍から見るに、急ピッチでいろいろと進んでいることが窺えます。

フィナーレののちの「平和なスピンオフ」、冲方もわくわくして待ち侘びております。

と、いうわけで。
こうしてご紹介して初めて気づいたのですが、配信にテレビにと、複数のメディアにまたがっており、一概に「アニメ」と言っても、楽しみ方がずいぶん幅広くなったものだと改めて感心させられました。

冲方としては、どの作品も、十年来、二十年来のお付き合いを経て、信頼と高いハードルを育んできた方々が手がけておりますから、いずれも力作となる予感しかしません。

ファンとともに、大いに楽しみに待ちたいと思います！乞うご期待！

今月の連載

KADOKAWA野性時代では、『骨灰』の最終話を掲載予定。
見えない呪縛にとらわれた主人公の結末はいかに！

早川書房SFマガジンでは、『マルドゥック・アノニマス』第４３回が掲載。
数十人ものエンハンサーの激闘をお楽しみに！

公開・刊行され次第、また扉絵などをご紹介したいと思います。

コメント・トーク

さて、そういえばこのところ「お題」を出しておりませんでしたので、いきなり質問です。

旅に出るなら、どこに行きたいですか？

冲方は今月下旬から来月上旬にかけて、取材で国内の南方と、お仕事でアメリカは西海岸に行く予定でおります。
このご時世、そしてこれからのご時世を知る上でも、今のアメリカの空気を知っておくことは大事だろうという思いから、渡航を決めた次第。

そんな思いはさておき、まだまだ何かと制約はありますが、だからこそ「平和」になったら行きたい、と念願する「かの地」が、おのずと心に生ずるものではないでしょうか。

冲方も、仕事抜きで楽しみと発見を求める旅を、しばしば空想しております。
ぜひ、クルーメイトが目指し、心に思い描く「かの地」を、

#日曜日のクルーメイト

こちらのハッシュタグとともに、ツイートして頂くか、当記事のコメント欄にて書き込んで頂ければと思います！

さて！
今週のコメントは、この方。

森人さんからのコメントです！

深見真さんらしい！
諸説・一家言は多々あるかと思いますが、個人的には、それはまあ荒廃しまくったことでしょうし、権力者はさておき、市井の人々は惨憺たる思いを味わったことでしょう、と思ってしまいます。
戦争というと、最前線での戦闘に注目されがちですが、「戦時の生活」に万人が従わされるのが、戦争というもの。
兵士ではない、おびただしい数の人間が、長期にわたり苦しい生活を強いられるわけですから、戦闘が終結したからといって、すぐに「平和な生活」に戻れるとは限りません。
たとえば関ヶ原の戦いのあと、万民が安泰したかといえば、決してそんなことはなく、飢饉、内紛、流民の発生、局地的な闘争が、長々と続きました。

命が奪われ、地は荒れ、貿易は滞り、諸問題が山積し、文化交流も妨げられるなど、復興に膨大なエネルギーを費やさねばならないことを思うと、今の世も、向こう数年は落ち着かないことを覚悟しなければならないのでしょう。

あとがき

さてはて。
このところ記事の最後に、暗い話をするのが約束ごとのようになっていたのを、たった今、大いに反省。

日々そんなに暗いことばかり考えているのかと思われそうですが、まったくそんなことはなく、明るく楽しく、『ザ・ボーイズ』のシーズン３と『オビ＝ワン・ケノービ』に夢中の日々を送っております。
どちらも、挫折したヒロイズムの復活や暴走が描かれているところが今のアメリカらしい、などと余計なことを考えずに楽しむのが吉。

そろそろマイクラ記事も書きたい！
宣伝用とはいえ、もっと創作的な何かを、この記事で行いたい！
〆切を退治して、もっといろいろやりたい！

などと、あれこれ思いつつ、今週もおかげさまで、ようよう記事が継続しております。一年以上SNSで何かをやり続けるなど、真面目に人生初の快挙です。良く続いたものです。いや、過去形にしてはいけません。もうしばらく続けられればと思います。

そろそろ雨の季節になりますが、皆様におかれましては、どうぞ晴れ晴れとした日曜日をお送り下さい。
冲方丁でした。

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