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日曜日のクルーメイト #0027 THUNDERRR!!!

ハロー、クルーメイト。一週間以下がお過ごしでしたか。
冲方は低気圧のモヤモヤ天気が年々苦手に。
頭がボンヤリして、どうにもしんどく、加圧ソックスに頼る日々。

そんなときほど、世を騒がす報せに、こちらもザワザワしがち。
コロナ禍により各地で医療が逼迫、アフガン政権が崩壊、アメリカ国内は分断の嵐、中国では文化大革命再びの兆し、日本の首相が個人的撤退を表明、入管問題はひたすら隠蔽、貧困による諸問題はどれも深刻化の一途、CODブラックオプスのゾンビモードは複雑さが極まってプレイする時間なし。
考えさせられることが多過ぎです。
一つ一つ時間を置くほかなく、メモの量が増えるばかり。

が、にわかに雷光がひらめいたときは、テンションが急上昇。
こんな、光る雲が立ち昇るかのような空は、初めて見ました。
古代、人々にインスピレーションという閃きを与えた雷が、世界各地で神格化されたのもうなずける光景。
詩人とは雨の中に立ち、稲妻に打たれることを望む者だ」なんて言葉もありますが、実際にそんな目に遭わない限り、大いに納得。

というわけで今週もバリバリと参りましょう。


今週の宣伝 『月と日の后』9月17日刊行!

一部のサイトでは21日発売となっていましたが、17日刊行と公式ツイッターが告げております。

足かけ三年の連載を経て、いよいよ刊行!
『アクティベイター』に続き、めでたく25周年記念作となりました!

さらに『文蔵』誌上にて、特集を組んで頂いております。
いつもお世話になっているライターのTさんに、『月と日の后』のゲラを読んで頂き、「うるっときた」と珍しい感想が聞けたのが嬉しい。
ちなみに連載や特集を組んで下さった編集長は、高校の先輩であることが判明。あざっす先輩!!

平安宮廷モノというのは、校正もとにかく大変。長期にわたり支えて頂き、感謝しかありません。

そして。
とにもかくにも、この素晴らしい装丁を御覧下さい。

「月と日の后」帯表1

この緻密な紋様、天羽間ソラノさんによる切り絵なのです。

鳳凰、平安宮廷の女性、笛や扇など、宮廷にまつわる絵柄が巧みに配置された見事な出来映えに度肝を抜かれ、息を呑んで見入りましたよ。

デザインは、『天地明察』『光圀伝』などでもお世話になりました高柳雅人さん。月と太陽が奇しくも『天地明察』の装丁を思い出させます。

下記のリンクにて、天羽間ソラノさんの様々な作品が御覧になれます。

さて。
清少納言を主人公とした『はなとゆめ』に続く、平安朝廷物語

十二歳で権謀渦巻く宮廷に送り込まれた、地味で内気で孤独な少女が、あることがきっかけで自ら国母への道を志すことになります。
自ら学び、成長し、紫式部をはじめとする名だたる女房を従え、やがて最大権力者である父・藤原道長と対峙することに。
七代の天皇を見守って「後世の規範」と称えられた稀代の国母、藤原彰子の切なく愛しい物語、ぜひお楽しみ下さい!


コメント・コーナー

さあ、ここからは毎週恒例、クルーメイトのコメントご紹介。
トップバッターは、いつもありがとうございます、コメント皆勤クルーメイトの森人さん。

こちらですね!
早く〆切を乗り越えて見たい! こうした英雄的とさえいえる物語に胸を打たれないわけがない。
決して政治化してほしくないのがパラリンピック。とりわけ、ハンディキャップに対して自分の努力で乗り越えろといった昨今の福祉否定は、言語道断でしょう。
そうした言説は、もはや社会の放棄を表明しているに等しい。人は互いを支えることで社会の構築に成功して初めて、あらゆる人生に不滅の輝きを見出すのであり、パラリンピックはその証しとみるべきだと思うのです。
ともあれ。
ヒーローたちが集まる大会、あとでじっくり味わうのを楽しみにしている昨今です。

お次は、新条拓那さんからのコメント。
一瞬、「んんん?」と見つめてしまいました。
なるほど。腎臓の擬人化というか、擬猫化というか、『キティちゃん 海外遠征 泌尿器科編』という感じでしょうか。

『マルドゥック・アノニマス』の稲妻ゴリラボーイこと、キドニー・エクレールくんは、もう何ら設定に悩むことなく、するすると現れてくれた登場人物の一人。
近頃では、ハンターなみに勝手に出てきては暴れまくるので、そのうち超人ハルクなみの大乱闘をぶちかますのではないかと戦々恐々。
今後のキドニーくんの活躍、乞うご期待。

次は、薔薇肉舶載さんのコメント。
これはすごいですよ!

https://play.aidungeon.io/main/home

こちらが「AIダンジョンの」サイトのリンクですかね。グーグル・クロームを使って閲覧すると、勝手に日本語訳をしてくれてしまいます。
以前、こうしたシナリオ自動生成サイトを回ったり、プログラムを試してみたりしたものですが、「ちょっと使えないな~」というものが多く、創作に役立てるには時期尚早と思っておりました。

特に、こんなのがあるとですね。こりゃ、あかんわと。笑うしかないと。

他方、このAIダンジョン、文脈が存在します。すごいことです。

冲方は試しに「Winter is coming」と『ゲーム・オブ・スローンズ』の名台詞をひたすら入力するという乱暴なことをしてみましたが、むしろこっちのおふざけを無視して物語が真面目に進み、AIにたしなめられるかのようでした。

言葉の偶然性は、一定の目的ある文脈にのっとってこそ必然化するという事実を、AIダンジョンは的確にとらえたものになっていると思います。

あとは人間が、こうして進化するAIを用いて、どんな楽しみを味わいたいか? が問われることになるでしょう。

もしかすると、将来、「AIを巧みに誘導して物語をつむがせるプロの読者」が、新たな世の「作家」となるのかもしれません。


こちらは、Kei.さんのコメント!
そう。肉体のエンハンスメントについては、サンデル教授も一冊ものしているほど、あらゆる議論と可能性を生じさせるもの。

障害を補完するのではなく、自由に体を交換できる世界が、もうすぐ訪れるかもしれません。
自分の子どもを「綺麗」にしたくて歯を全部インプラントにしてしまうとか、背を高くしてやりたくて脚の骨を切断してスチールを足すとか、さすがにどうかと思いもしますが、衰えた部位をちょちょっと替えられるなら、疑問なくそうする人は多いでしょう。

また、「頭にくっつけるだけで脳の活動を計測できる機器」の開発がニュースとなっており、そもそも「人間が動く必要がなくなる」という逆の考えも生まれ、ますます、誰が何を思いつくかわからない世に。

いずれにせよ人間の選択肢が増えることこそが、今後期待されることでしょう。その選択が、とにかく政治的・経済的な抑圧から無縁であってほしいと心から願います。


さてはて。さすがクルーメイト。
フリースタイルのお題でありながら、いずれも話題が濃いため、こちらもいろいろと考えさせられます。

ぜひ今後とも、クルーメイトの皆様には、ちょっと思ったこと、感想、リクエスト、飯テロ、おすすめのゲームやコンテンツ等、お気軽に「#日曜日のクルーメイト」のハッシュタグをつけてツイートして頂ければと思います!

では。ここからはスーパー冲方大戦Ⅱのコメントをご紹介。

【スーパー冲方大戦Ⅱコメント】

再び森人さんのコメントです。
緑くん、本編では死刑になってますからね。
そういえば、その本編、緑くんもそうですが、黄色・黒・紫のほうも、長いこと権利関係を整理して電子化してくれると言われているのですが、いつになるんだよと、編集部をせっついてみますよ。

スーパー冲方大戦のマップを作成して下さった、今日こそ明日から(とんかつ)さん。
意外にゲームのルールと、異能の法則のつじつまを合わせるのが楽しい。
そして一方的に自分ルールを押し通す人間がいると、展開がおかしなことになって面白いことにも気づかされました。
悪い意味でおのれの道を行く灰色は、いったいどうなるのでしょうか。

ちなみに、こちらが、作成して頂いたマップです。
大戦Ⅱでも冒頭で使わせて頂きました。ありがとうございます!

真昼さんのコメントです。紫がいるだけで、もうインポスターたちは詰んでるのではと思いましたが、辛くもゲームが続いております。
現在、物理的に強いのが青、銀、灰色、そして常人レベルで強いのが藍色。
果たして、白は彼らに太刀打ちできるのか?


再び、新条拓那さんのコメント。
冲方もそれ思いました。青と銀、お互い遠慮せず、いつの間にか息が合っております。この二人が一番楽しくゲームをやっている気も。
引き続きお楽しみ下さいませ!

こちらも再び薔薇肉舶載さんのコメント。
紫が逝くか、と思ったら、茜の壁が。ここで茜が来ましたね。一気に時代もの勢が逝ってしまいました。
相性で展開が変化するのが、異能バトルの面白いところ。冲方はいつもテトリスを連想します。ぴたっと形が合うと消えてしまうところとか。

さあ。異能と無縁の白の命運やいかに?

Kei.さんのコメント。やはりこれ絶体絶命ですよね。
もうあっさり終わってしまうのではと不安になりましたが、絶妙なせめぎ合いで白は生存記録を更新中。
ここでも青と銀についてのコメントが。
確かに、なんかもう、完全にクラスメイト化してます、この二人。
青と銀で、異世界ピクニックしたり、ひぐらし的な殺人事件に出くわしたり、漂流する教室にいたり、SCP財団で働いたり、など色々と想像してしまいました。


様々なコメント、ありがとうございます!
次々に仲間を失った白は、これからどうするのか?
クルーメイトの投票の結果はこちら!


スーパー冲方大戦Ⅱ 第8回投票結果

とにかく一目散に撤退だ、という感じですが、どうやって残る面々の追求を逃れるか?
次点では、四分の一が灰色狙い。黄色を狙うのが二割近いというのが意外で、藍色は一割未満。
冲方なら端的に灰色狙いなのですが、投票って面白いなあ。
微妙に難しいところへ票が流れ、いつもちょっと予測とずれるクルーメイトの選択を、楽しませて頂いております。

さあ、残り七名となった船員たち。
窮地の白は、起死回生なるか?
第9回をお楽しみ下さい!

スーパー冲方大戦Ⅱ 第9回

【前回までのスーパー冲方大戦Ⅱ】
銀 さっきさー、灰色ってば、藍色と金色をわざと電気室に残したでしょ。藍色が赤に変身すること、絶対知ってたって。

藍 私はいったいどうなっているんだ?

黄 白状するがいい、灰色。

灰 やれやれ。思った以上に知恵が回らんやつらだ。その前に、緑と親しくしていた白のことはどうでもよいのか? 金色を殺した張本人である赤、あるいは藍色のことは? あるいは、わざと電気室に近づかなかった黄色のことは?

白 ああ、とうとう一人になっちゃった……。なんとか切り抜けなきゃ、水色くんと緑くんに申し訳ないし。こうなったら、ここは――


【カフェテリア】
白 どうにかして会議を終わらせなきゃ。僕だけじゃ、この人たちを襲っても返り討ちにされちゃいそうだし。緑くんが何かを残してくれたって言ってたから、最初の作戦通り、なんとかサボタージュで、罠にかけたりしながら全滅させよう

黄 ふむ……。確かに、インポスターは残り一人だが、疑うべき者が複数いるという点は、無視できないな。灰色が手を下したところを紫が見ていれば話が違うが……。
紫 ……それは、見ていませんが、でも、灰色の怪しさだって無視できません。藍色が赤になることを知っていたのなら、なおさらです。
灰 何のことやら。私は危険な藍色の監視を買って出ただけだというのに。
青 あのさー。インポスターは一人でしょ。あと六人いて、余裕あんだからさー、とりあえず追放しちゃえば?
白 う……まずい。
銀 そうそう。怪しいのって、灰色と、藍色と、あと緑といた白とか?
藍 くっ……。反論したいが、記憶がない……。何か思い出せないものか。
灰 あとは、藍色がいる電気室に近づかなかった黄色と紫、電気室からいち早く去った、青と銀色ということになるな。おや、全員ではないか?
黄 あくまで僕らも疑っていると?
青 ほんとにさー、なんでそーなんの?
銀 いちいち混ぜっ返してばっか。やっぱ灰色が、一番、怪しいでしょ。

白 あ、良かった。灰色が話をねじ曲げてくれるおかげで、なんとか議論を続けられそう。

白 あ、あのっ。とりあえず片端から追放するっていう考えには反対です。
黄 ほう。
青 え? なんで?
銀 あんたは最後の方にしといてあげるから、やろうよ。
白 えっと。その、赤の力がわからないですから、藍色以外に乗りうつるというか、操るかもしれないでしょ。数が少なくなればなるほど、赤の脅威が増します。
紫 それは……その通りです。
青 じゃ、とりあえず藍色だけ追放するとか。
灰 藍色がインポスターでなかったら? 全員が全員を警戒せねばならなくなるだろうな。
銀 じゃー、その次にあんたを追放するし。
灰 そして私もインポスターでなかったら?
黄 最悪だな。当たりを引くまで追放し続けることになる。確かに、灰色はともかく、白の言うことには一理ある
紫 ではどうすれば……。白さんには、考えがあるのですか?
白 は、はい。今のところ藍色だけが赤に変身しますので、灰色に藍色の監視を続けてもらいながら、タスクの完了を急げばいいと思います。インポスターが残り二人だったときは、灰色と藍色が協力している可能性はありましたけど……。
黄 残り一人になった今、それはない。紫に、灰色と藍色を見ていてもらった上で、誰かが殺されれば、インポスターは限定される。
青 オレら、違うし。
銀 絶対あたしらじゃないし。
白 黄色の提案通りにすれば、疑うまま誰かを追放してしまうより、犠牲はずっと抑えられます。あと、インポスターも、紫が見ているかどうかはともかく、手を出せば疑われるリスクが高くなります。インポスターに狙われにくくなる分、僕らのタスク完了の可能性も高まります。
灰 ほほう。意外なことに、この白は、誰にとっても最善となる考えを述べてくれているようだ。この私でさえ、白にどう反論していいかわからないが、黄色はどうかね? 白の良き考えに、あえて反論するかね?
黄 いいや。そもそも白の考えというより、僕の提案だぞ。なんで反論するんだ。
灰 これは失礼。では、私はこの場での投票は控えるとしよう。
黄 異論はない。紫、いいか?
紫 はい。しっかり灰色と藍色を見ています。
藍 私自身、お願いする。私もなんとかしたいんだ。
青 ちょっと、えー? マジ?
銀 ぱっぱっと追放しちゃえばいいじゃん。
白 そういう考え方って、インポスターっぽいかも……。
青 え? どーいうこと?
銀 なに? あたしら疑うって、おかしくない?
黄 投票は個人の自由だ。さあ、この場での結論を出そう。

 青と銀色が、灰色に投票した。
 誰も追放されなかった。


青 あー、もー!
銀 灰色が怪しいっつってんじゃん!
黄 それはこれからわかることだ。灰色は藍色と一緒にいるんだな?
藍 私は構わない。お願い出来るか、灰色?
灰 よかろう。さてさて。私が自ら危険な任務に就いていることを、わかってほしいものだがな。
青 ふーん。
銀 何言ってんの?
白 重要なのは、タスクを完了させることですから。では、僕はあちらに。
紫 お一人でですか?
白 あ……えっと、その方が、安全なので。
黄 なるほど。止めはしない。
紫 どうかお気をつけて。
青 白ってば、オレらのことも疑ってんだ。
銀 感じ悪いのー。行こうよ、もう。
青 こーなりゃ、速攻でタスク終わらせるっしょ。
灰 では藍色よ。引き続き私についてくるがいい。
藍 うむ。逆らいはしない。
白 あの、じゃ……これで。
灰 ふふん。せいぜい務めに励むのだな。次にこの船から姿を消す者が誰であるべきか、問われるというわけだからな。
紫 どういう意味ですか?
黄 相手にするな、紫。では行こう。気をつけろよ、白。
白 うん、ありがとう。

【医務室】
白 つい、ここに来ちゃった。一人でどうにかしなきゃいけないなんて。緑くんの手札がどこにあるか確かめなきゃいけないし。三人で作戦会議していたときに戻りたい……。
水 《同感だな
白 ええええっ!? い、今の声、水色くん!? どこにいるの!?
水 《どこにもいないが、どこかにいるらしい。フリック・ポイントのなせるわざだな。今はこの医療ポッドに設定されてるようだ》
白 あああ、水色くんっぽい半透明の影が見えるよ!
水 《だがいつまたポイントがずれるかわからない。まあ赤と同じ、幽霊みたいなもんだ。それはさておき、よく会議を乗り切ったな、白。ひやひやしたぞ》
白 ううう、水色くん……。また君の声が聞けるなんて思わなかったよ……。
水 《僕のために流される涙などというのは大変心地いい上にちょっとくすぐったいが、残念ながら泣いているひまはないぞ、白。君はどうするつもりだ?》
白 ぐすん、ぐすん……。えっと……、緑くんが残してくれたっていう手札がどの部屋にあるか確認したあと、サボタージュで勝つしかないかなって……。
水 《賛成だ。ちなみに幽霊になっている間に、緑くんがどの部屋に手札を飛ばしたかはわかっている。一つはその部屋だ》
白 え?
緑 こんにちは、白くん。
白 うわあああ! 緑くん!?
緑 本人ではありません。緑の手札のデコイの緑くんです
白 えええ? そういうこともできるの?
緑 はい。手札は放てませんが、それ以外に緑くんがすることをします。
白 え? えっと……たとえば、サボタージュとか?
緑 はい。あと追放されるとかです
白 えーと……それは、ちょっと、会議がややこしくなりすぎじゃ……。
水 《ふふん。分身を残すとは、やるな緑くん。残り二つの手札は、サボタージュに関係ある部屋だ。君の狙いは間違ってないぞ、白》
白 それって、どの部屋? あ……! 水色くんの姿が消えていく……!
水 《いいか、君がすべきサボタージュは……!》


スーパー冲方大戦Ⅱ 第9回投票

白がすべきサボタージュは?

1 原子炉だ
2 酸素室だ
3 停電だ
4 通信妨害だ

投票ツイートは後日!
皆様の投票をお待ちしております!

あとがき

さて。
いつの間にか二ヶ月以上も、スーパー冲方大戦Ⅱが続いておりますが、いかがでしたでしょうか?
「あ、そういえば水色と緑って……」と、クルーメイトのコメントを受けつつ、冲方にとっても、だいぶ斜め上の展開になっております。
本当、どうなるのか最後まで完全にわからないものを書くのは、十代のとき以来かも
知識や技術の蓄積だけでは辿れない、感性の刺激による修行を、皆様のおかげでさせて頂けることに心から感謝しております

白が、意外な(?)しぶとさを見せつつ、このあとどうなるか、ますますわからないまま面白く執筆させて頂いており、皆様の投票が楽しみ。

はてさて。
いったいまあ、この世の中というのは、こんな短期間でこれほどのことが起こるのかと、日々驚かされております。
引きずられないようにしよう、と思う一方で、「タコツボ」「バブル」「自衛」といったキーワードが流布するさまを見るにつけ、果たして「自分自身を世界から遮断して心身の安全を確保する」ことが、本当にあるべき姿勢なのか? 自分にとって真に良いことなのか? という疑問にも直面させられています。

二転三転して先が読めない解答なき世において、だからこそ、この先、動かしがたい、「次の世の答え」が得られると信じて。
クルーメイトにおかれましては、安息たる良き日曜日をお送りされることを願っております。

冲方丁でした。



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