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オフィスハック第4話「奥野さんのひみつ」編

ニンジャスレイヤー翻訳チームが送る社内スラッシュハック殺陣小説!!読み終えたころにはセキュリティ知識と●●知識が倍増することでおなじみだぞ!走れ! 奥野さん 走れ!

「第四話」はシームレスなストーリー展開だったので週ごとのまとめはありません。

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オフィスハック第4話「ファーム23Bの社内調整」

発端編

不審なならず者社員のPOPを察知した香田ちゃんと奥野さんはオフィスビル屋上でならず者の出現を待ち構える。酷暑が限界に達した時「アグア......」水を求めるメキシコめいたならずもの社員が屋上へ出現。彼を追撃して「社内麻薬ファーム23B」を取り押さえるが商品に火をつけて逃亡した御子柴部長を取り逃がしてしまう。

ギミック「サーバーラックを改造した水耕ファーム」
水耕栽培の技術発展は目覚ましくオフィスビル内での農業は、それほど珍しいモノではなくなっている。廃サーバールームを改造すれば十分に生産体制を整えることができるだろう。T社の無秩序な併合が生み出した歪である。

暗躍編

一方、あるツテでT社人事部内へ食い込んだサカグチは人事部上層部を粛清。陰謀のためのダークコンサルタント召喚して社内へ蔓延らせていく。サカグチはかつてT社の秘密組織に所属していた疑惑がさらに深まる。彼の陰謀の目的とは?

復讐編

意図がわからない定期的な社内レイアウト変更を経て、四七ソは人気の多いブロックへ引っ越す。そこにはダークコンサルタントの手によって意図的に誤配された機密文書が運び込まれていた。その証拠物品を狙い「ファーム23B」残党が社内ロジスティクス部門を装って四七ソを襲撃した。香田ちゃん高橋くん金輪さんは無手ながら連携で襲撃者を退けるが「室長の電話を偽装」「社内セキュリティがマヒ」という状況に危機を感じ取り追撃を諦める。

疑惑編

奪還された機密文書は"奥野さんの手によって修復されていた"ことに気が付いてしまった香田ちゃんは奥野さんに疑惑の目を向ける。(メンターの知らないところで)(奥野さんが単独行動をしている)(俺の知らない......)「香田さん!私を信じてください!」香田ちゃんはいったん疑惑を棚に上げて奥野さんを信じることにする。奥野さんの実直さは香田ちゃんが一番わかっているのだ。そして、四七ソは「ファーム23B」残党の掃討戦へ出撃する。「最終調整だ!!」

激闘編

全員で一列に並びスローモーションで歩く四七ソ。(BGM:オフィスハックメインテーマ)金輪ちゃんの調整宣言により激闘スタートだ。鋭いギターリフに合わせて発砲!BLAM!BLAM! 「うぐっ」「おごっ」「メリジェン!」そして鋭いギターリフ!「えぐっ」「んがっ」鋭いギターリフ!「ハッパ!」瞬く間にならず者社員を調整していく四七ソ。セキュリティドアは後藤が力づくで破壊し、パスワードを金輪が盗み、温度感知した高橋が弊社佛の影のならず者社員を調整していく。鋭いギターリフ!(なお、香田ちゃんのテイルゲートは徹底的に対策を取られているのでほぼ不発だ)しかし、首謀者の御子柴部長がT社の敷地外へ逃亡してしまう。オフィスハックメインテーマ終わり!(むせび泣くギター)

境界線(ボーダーライン)編

首謀者を単独行で追い詰める奥野さんだが御子柴は狂人の体力で敷地外へ飛び出してしまう。「ここはT社の敷地外だ!!」「もはや!人事部も!四七ソも!T社の法律は通じないぞ!」「アーッハッハッハ!!」勝ち誇る狂人。しかし、奥野さんは歯牙にもかけず易々と境界線を踏み越えた。

「......もっとその前に侵しちゃならんものがあるでしょう?」奥野さんの鉄拳。そして、奥野さんは隠された本性をさらけ出す。こうして御子柴は灼熱の都市コンビニで捕縛された。(背景には怯える店員トレホ)

ボーダーラインを踏み越えたのはどちらであったのか。奥野さんにとってメキシコは異世界ではない。まぎれもない現実であった。

おつかれさまでした。

「会社の立場を社外で適用する奴は死ぬ。社会のメキシコを甘く見るな」こうして四七ソはファームを一網打尽にして一応の解決を見せた。新レイアウトのお隣はかつてONDO事件でお世話になった部門であることが判明し調整しあうも多生の縁ということを実感しながらモロゾフを食べる。奥野さんの件についてはうまくはぐらかされてしまったけど、金一封がもらえるなら気にしないことにしよう。

未来へ

こうして第四話はブリッジ的な展開のまま終了した。T社上層部に手を伸ばすサカグチの魔の手、四七ソを完封したダークコンサルタントの精鋭達、さくら水産、お盆休み、連続発生する台風、終わりなき脅威がT社を襲う。 がんばれ四七ソ!

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