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【最新ガジェットレビュー】電子念仏機(ブッダマシーン)『天界』

よくきたな、お望月さんだよ。いよいよ発売された日本初のオリジナル電子念仏機(ブッダマシーン)『天界』が到着したので使用感をレビューしていこうと思う。

ブッダマシーン/Buddha Machine
念仏を再生し続ける電子仏具。主に中国・東南アジアで用いられ、最新技術を用いた装飾でケバケバしており、ガジェット的な実用性とインテリアとしての人気を集めている。詳しくは 念仏を唱え続ける機械「ブッダマシーン」を一気に知るもどうぞ。

ハオハオ出店情報
大阪近辺の方はショップが出ているみたいなので足を運んでみてはいかがかしら。(2021.3.28まで)

2021.4.6 追記:ハオハオハオさんのNoteアカウントがあったのでリンクしておきます。

電子念仏との出会い

筆者と電子念仏との出会いは古い。学生時代に法事のたびに触れるバリエーション豊かなライブセッションと出会ったことで読経に興味をひかれ、有線放送の専門チャンネルのみならず、渋谷HMVのヒーリング棚(読経テクノ・アンビエントの類はこの辺に雑多に投げ込まれていたと思う)に通ったりAmazonで海外の読経ディスクを発注したりしながら、宗教色を越えた素材としての念仏に惹かれていったのだ。

電子念仏機「天界」

ブッダマシーンについては数年前に存在を知り、チャンスがあればほしいな(いらんけど)という態度で接していたのだけれど、なんと日本オリジナルブッダマシーンが発売されるという情報をキャッチして――

――気が付いたら決済が完了していた。商品発見から数分のことであった。さて、予約も完了したことだし、さっそくブッダマシーンの内容を見ていこう。

ブッダマシーン|電子念仏機「天界」の特徴は、

五宗派総勢8名の日本の僧侶による念仏・声明・読経・御文を収録

国内外で活躍するアーティスト達が念仏機をテーマに制作した書き下ろし曲を多数収録

という国内版豪華仕様である。皆さんご存知の明和電機やomodaka等の豪華アーティストや読経ナーがブッダマシーンに集結。それだけでも購買意欲をそそるのに、般若心経が大量に登載されているという完全にベストアルバム・同窓会の布陣である。

ハードウェアの様子を見ていこう。
楽曲リストが所狭しと背面を埋め尽くしている。異常な光景であるが、ブッダマシーンならではの過剰なサービス精神を感じる。電池ケースは微妙にハマりがわるい。電池を装填するとちょっと膨らむ。ルーズさにアジア的な優しさを感じる。

側面はレトロな音量スイッチとありがたい福耳のピクトグラム。イヤホンを差し込むことで高音質な念仏を独り占めすることができる。スピーカーはお世辞にも高性能とは言えないが、チープさがガジェット感を増幅し、これしかない、というマッチ感を引き出している。

前面は、発行する3D仏陀が鎮座している。お世辞にも目に優しいとは言えない幻覚攻撃が利用者に襲い掛かる!!

本体上部の再生/戻/次 スイッチを押すことで曲目の操作が可能。
ご存知の通りブッダマシーンの進化は日進月歩であり、最新機種は液晶を搭載しトラック番号を表示したり、SDカードから曲目を取り込んだり、小型木魚タイプの首掛けスタイルも登場している……が、「天界」はそういうタイプの妥協を許さない。

トラック番号の液晶はないし、操作はアナログで、電源を入れなおすと1曲目に戻り、デフォルトが1曲ループなので同じお経を気が付くと30分くらい聞いていたりする、チープレトロ感。これがたまらない……。

曲目はどうか。50曲目でトリを務めるomodakaの「ドダレバチ」はマスターピース級の聴きごたえ。(プロモーションムービーのやつです)
やはり心をつかむのは各種般若心経で流れてくるたびに背筋が伸びる。名曲は聞き飽きないものだ。

未来へ

ブッダマシーンのある生活は良い……専用器具というものは存在するだけで、あらゆる事象に対してアドバンテージを得ることができるのだ。パン切り包丁しかり、ブッダマシーンしかし、俺はこれでゆく、そんな心構えができる。

そして、なにより読経ソングの世界が広がったことを喜びたい。新たなアンビエントミュージシャンとふれあい、心のリソースを豊かにして、世間からちょっと気持ち悪く思われる。最高ではないか。

仕事に合間にブッダマシーンを起動して癒しを得る筆者

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皆さまもどうか、部屋にブッダマシーンがある生活を手に入れてください。BGBにも最適です。現在ショップでは売り切れですので、店舗へ行ったり、再入荷を待ったり、ゆるりとした時間をお過ごしくださいませ。

レビューは以上です。

こちらにも「天界」の案内がありました。

よろしくお願いします。

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