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あなたは何者ですか

こんな夢をみた。
私は梅田の紀伊國屋書店前で人を待っている。Twitter相互フォローしている人(仮にTさんとする)がここに来るとツイートしたからだ。

15年ほど前に始めたTwitterにて同じ職種の人たちのコミュニティができ、何度かオフ会を開き、みんなリアルでも顔見知りになっていた。だが、Tさんだけは姿を見せなかった。

それが何の心境の変化か本日20時にここに来るという。人ごみに目をやると、知っている顔がちらほらある。Tさんが来るというから、見に来たのだろう。私と仲のいいFさんもいるようだ。

なぜか私たちはバラバラなままTさんを待っていた。20時を過ぎてもTさんは現れない。そもそもTさんの顔を知らないからいてもわらかない。やっぱり現れないのかと、知っている顔がひとりまたひとりと去っていく。

そんな時、正面にやってきた人が「Tです」と私に名乗った。なぜ私の顔を知っているのかと驚いたが、よく考えるとこのメンバーのなかインターネット上で顔バレしているのは私だけだった。

ぎこちなく挨拶をしたものの、Tさんの姿はどうみても不自然だ。同じ業界に15年前からいたはずなののに、どうみても20代そこそこ。私たちはみんな40前後になっているというのに。

Fさんがやってきて「Tさんですか、はじめまして」と話しかけ、そのまま嬉しそうに雑談をはじめる。Fさんは不思議に思わないのだろうかと、私は不思議に思った。

「私の職場はこの下なんです」と言って、Tさん近くのエレベーターに乗って私とFさんを連れて行く。そこは壁がすべてガラス張りのオフィスだった。壁はすべてガラスなので、すべての部屋がガラス越しに見えている。

Tさんはなぜかガラスをタオルで拭き始める。透明度の高いガラスなので、どこまでガラスなのかよくわからない。

しばらく見ていると動きが不自然になっていた。どうやらガラスのないところをパントマイムでガラスがあるように拭いてみせているようだ。

何か言うべきか、でも何といえばと悩んでいたら、Fさんが「パントマイム上手ですね!すごいなあ!」と笑顔で声をかけていた。

そういえば、Fさんは演劇をしてたことがあるのでパントマイムもできるのかも知れない、と思ったところで目が覚めた。

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