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重度発達障害者・言葉について


さけ茶漬け(笑)


昨日の夕食…

長女が永谷○のお茶漬けを持ってきて食べ始めた。

その様子を斜め前に座って食べていた梅子さんが凝視していた。
目を大きく開いて、じっと長女を(お茶漬けを)見つめ続けていた。

こんな時は決まって自分も食べたい‼️という思いが頭の中で渦巻いている梅子さん。

しかし、誰も何も言わない。
「欲しいの❓」なんて声はかけない。(わざと)

私が「ご飯、食べよう」と声をかけても長女を(お茶漬けを)凝視して動かない。😂

お茶漬けの袋をチラチラ見せてみた。
梅子さんは、パッケージの文字をみて「さけ茶漬け」とは言うものの、それ以上の言葉が出ない。

目がウロウロし始め、何か考えている様子。
そう。
こんな時は、脳内🧠の言葉のフォルダーから適切な言葉を探しているのだ。
しかし、どの引き出しにしまってあるのかが分からない様子(笑)
😂😂😂

このまま、待っていても適切なフォルダーを見つけることが出来ないため、紙とペンを梅子さんに渡した。

梅子さんは、ペンをゆっくり受け取ると紙に「さけ茶づけ」とまで書いた途端、スラスラと「をください」まで書きながら、読んで言った。
その紙をお茶漬け持っていた旦那氏に渡した。

無事、お茶漬けをゲット出来た梅子さん。

この一連の流れから、重度発達障害者から言葉を出すのがいかに難しいのかがよく分かる。
言葉とコミュニケーションの狭間に媒体(この場合、筆談※)を挟んでやることがいかに重要か。

※人によっては絵カードやマカトンサイン等

言葉だけでは、人とのコミュニケーションは難しい。

互いの思いを媒体に託して繋がる道筋を付けること。

これが重度発達障害者と家族や支援者にとって大切。

あと、いつもテレビやYoutube等、自分の見たいものは書かずともスラスラ要求が言えるのに、言い慣れてない場面になると応用が全く効かないのも重度発達障害者の特徴だ。

だから、1つ1つ懇切丁寧に教えなければならない。
そして、せっかく積み上げても、また環境や場面が変わるといえなくなる。
それが重度発達障害者の状態であり特徴。

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