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選ばれなかった悔しさを見つめなおす

 
懐かしい夢を見た。小学校の少し長めの昼休み。友だちみんなでサッカーをする。チーム分けはリーダー2人が交互に欲しい人を取っていくんだ。
 

私、ぜんぜん選ばれない。思い出したら最後まで残ることもあった。
 

そりゃ運動が苦手だし、チームに貢献できないけど、悲しいものは悲しい。かといって「どうして私を取らないんだ!」と怒っても意味がない。むしろ相手に言わせたくない言葉を言わせてしまう。(あんたがヘタッピだから)
 

今考えると、どうして苦手な遊びをしていたんだろう。教室に残る人がいないからだったかな。いても暗いヤツとか。
 

チームに選ばれるために努力をしてたかといえば、まったくしていない。サッカーも野球も苦手だ。練習もしない。選手に憧れたりもない。そもそもスポーツ観戦は大人になるまで興味がなかった。
 

興味もないのに「選ばれたい」ってのはなんなんでしょう。
 

見栄かな。残るのが恥ずかしい。かっこ悪い。誰かに必要とされたい。
 

走るのは早かったので、リレーのチームには上位で選ばれていたんです。トップ指名もあったと思う。
 

そちらで「選ばれる優越感」を経験しちゃってるから、余計にみじめに思えたんだ。
 

この競技では選ばれる。
この競技では選ばれない。
 

漫画家の浦沢直樹さんの話だったと記憶してるんだけど、浦沢さんは漫画原稿を出版社に持ち込んだとき、門前払いにされたそう。それを見ていたベテラン編集者さんが「あー、君はここじゃない。あっちの人を紹介するよ」と少年漫画部門じゃなく、青年向け漫画の人に気に入られたそうです。その後の快進撃はご存じのとおりで。
 

本人が自分の向き不向きを気づいていない。少年向けに書いたのに、そっちではボツ。大人向けならベストセラー。
 

人から見たらすぐわかるのに、本人が自分の特性をわかってないんだ。これって、私たちでもある気がします。
 

ここではなく、あちらかもしれない。
同じことをやってても、花が咲くのは、現在地点ではなく、あのフィールドかもしれない。
 

本気で取り組んで選ばれなければ、さらなる努力が必要です。悔しさをバネにぶつける。
 

けれど、もしかしたらそこじゃないかもしれないね。
 

今日も読みにきてくれてありがとうございます。第三者の意見も、しっかり耳を傾けてみましょう。
 

◆66日ライティング×ランニング〜シーズン2 《61日目》

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ひとりでなかなか頑張れないなら、私たちがいっしょに走るよ。
 

[画像協力:さちわ]

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