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気を張るのも遣わせるのもちょっとなぁ。

昨日のご報告から、うんと複雑な感情が入り混じって言葉にならない。スワローズが7ー1で負けているのもまた言葉にならない。

これからどうしようかなぁと、この1週間で2つのイベントに参加してみた。どちらもとても学びがあるもので、来てよかったと思わずにはいられない。ますますがんばろう〜!と思えた。

ただ周りは口を揃えて言う、「ゆゆには向いてないよ」と。この熱量の高さが、初めての場になると嘘のようにかき消えてしまう。「親睦を深められないんだから、どうせ悲しい思いをして帰るんだから、親睦会や交流会はやめといたら?」

人見知りを克服するために、今まではどれでも参加していた。今週の1回目のは参加したけれど、ユニークなお姉さんが隣にいてくれたり野球という自分が愛し話せるもののうちのひとつがテーマだったので、とても楽しかった。人見知りや話し下手なんて感じませんよ、と何人もの人に言ってもらえた(気遣いだとしてもね)。

2回目のは、帰った。一緒に話すような人がいなかった(もちろん何度かお会いしている人はいるけれど、わたしが気軽に話せるような人ではない)から。

人に気を遣わせるのならば、帰る。新しい選択をしてみた。人とうまく話せないようなわたしと話す人はいないだろう、という何とも言えない感情とともに電車に乗る。

不安そうなわたしに気を遣わせるのが嫌だ。だから誰の顔も見ないで、さっと帰った。久しぶりにこういったイベントに参加したからなのか、知らない人に「ここいいですか」と声かけるのにためらった。せんせのときは、いつでもどこでも誰にでも話しかけられるのに。

本当は挨拶したい人も、話したい人もいた。でも、怖いのだ。知らない人ばかりの中で、自分を出すことが。誰も見ていない、とそういうことではなくて、ただ気まずいなぁと思った。

わたしはSNSも使いこなしていないし、昔ながらのアナログな職業だ。語り合う仲間もいないし、Twitterでのお知り合いというのも数少ない。周りが「広く浅くは合わないよ」と言うほどの、心を許すのに時間がかかる人間だ。

でも学びが欲しい。だからイベントに行く。話を聞くのは好きだ。集中して、スポンジのように吸収していくのが好きだ。

ただ本当に居づらい。リラックスできる場はほとんどないし、気を張って参加する。

これはなぜだ、と思ったとき、ふと気がついた。わたしが行くイベントはほとんどが「仕事」関連のもの。そしてそこにいる人の多くが「男の人」であることに。

野球はいい。わたしは対等に話せる自信がある。大好きだし、愛があるし、もはやライフワークみたいなものだから。

でも仕事は違う。

男の人は怖い。そもそもが怖い。特に仕事を離れたときのわたしは、アドレナリンが切れているので臆病だ。大丈夫です、わたしがなんとかします、のせんせはどこにもいない。

(恋愛の類ではなく)一度会って楽しかったなぁまた話したいなぁと思っても、その次がない。仕事の話をすると男友達は「おまえ男だよなぁ」と面白がって言うけれど、やはり可愛くはないとも言う。ワークショップをやっていることも、所長であることも、「すごいですね」。

男女のこととしては、愛想よく微笑んでみたら、男性が近づいてくることもある。でも、それって空っぽのわたし。おもんな!って思ってるよ。でも言わずに微笑んでたら「かわいい」。全然嬉しくない。

みんながみんなではないけれど、自分が興味のある人に興味を持たれないというのは寂しいものでもある。迷惑かなぁ、嫌かなぁ、と思うと、進めない。簡単に諦めるなと生徒たちに言い聞かせているくせに、こういうことはすぐに諦めてしまう。

微笑んでいるだけが女性ではないと思うんだけど。おもしろかったら笑うし、幸せだったら本気で微笑みますけどね。

イベントの懇親会は、きっと楽しいものだ。お酒があればなおさら盛り上がるだろう。いっそお酒に弱かったらなぁと思った。チューハイ1本でもご機嫌になって、みんなと親しげに話したりできたかもしれない。そこからお酒抜きにしても仲良くなれたかもしれない。

一緒にイベントに行く人がいたら、懇親会も楽しめるのに。アウェイはまだまだハードルが高い。今日のスワローズもビジターだから負け戦なのかな…?そんなわけあるか!

#日記 #エッセイ #コラム

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