Uターンしてから7年目の振り返り


 こんにちは!私は東北の玄関口にあたる県にUターンして書店で働いています。気がついたら東京から地元の田舎にUターンしてきてから7年目が経ちました。ということで7年目の振り返りみたいなことを書いていきたいと思います!
 これから田舎に移住する人には何か少しでも参考になればいいなーなんて思いながら書いていきます。よろしければ読んでいってください!


 1.そもそもUターンしたきっかけ

 きっかけは父親からかかってきた一本の電話でした。

 「こんどうちの本屋で営業エリアを拡大するから実家に帰ってきて家業に入ってくれ」

 大学卒業後に業界の勉強を兼ねて入社した出版取次会社で働き始めて2年目が過ぎた頃でした。昼休みに父親からかかってきた電話でこう言われたことを今でもはっきりと覚えています。

 父親と電話で話をしながら「いや、だいぶいきなりだな。というかそんな話進めてたんだ…」なんて思うと同時に「まぁ東京で1人で生活してるのも味気ないし、人が温かそうな地元に戻って自分の家で仕事してみよう」と考え半年後には会社に退職届を提出していました(笑)

 今思うととんでもなく甘い考えでUターンしてきたなーと思います(笑)正直に話すと純粋に自分の意思で決めたわけではありませんでしたし。

 

2.Uターン直後から数年間の生活

 さて、そんな甘い考えで地元にUターンしてきた私。最初は何事もなく田舎での生活を楽しんでいましたが、ある日を境に突然私の地元での生活が一変します。
それがこれです。

・晴れて地元の消防団加入(笑)
・消防団のつながりで地元の若連に加入し、毎年夏祭りを手伝うこと確定(笑)

 消防団、若連と田舎に移住する人達が不安になるようなワードが連続で出てきました。そう、ご多分に漏れず私も関わってしまったんですこの二つの団体に(笑)

 この二つの団体に加入してからの生活ははっきり言って決して楽しい物ではありませんでした。当時27歳だったので消防団・若連どちらでも一番の下っ端、一番動かなきゃいけない立場なのに、何も勝手が分かっていないからわけもわからず怒られる。自分のプライベートな時間も削られたうえに怒られるんですからそりゃ面白くありません。行事ごとも断ったりしたらよかったんですが当時の私の頭にはそんな考えはありませんでした。だって田舎は同調圧力強いんですもの(笑)

 「うわ、田舎での生活最悪じゃん。これ一生続くの?」

 こんなことを思いながら絶望していました(笑)

3.田舎生活での転機

 そんな感じで1年くらい絶望した田舎LIFEを送っていた私でした。このときは真剣に「地元からまた出ようかな」なんて考えていました(笑)

 でもあるとき気づいたんです。

「あれ?俺家族以外だと地元の若連と消防団の人にしか会ってないじゃん。そりゃ地元が嫌いにもなるわ」

「もっといろんな人に会ったら考え方も変わるんじゃないかな?」

 そう思った私は商工会青年部とか自治体の主催する異業種交流会などにでいりするようになり、多くの友達が出来ていろんな人の考え方に触れることが出来ました。

 それまではホント近所の一部の人としか関わりがなかったので、その人達の考えが自分に大きな影響を与えていたんですよね。堅っ苦しい田舎独特の考え方というか(笑)

 そんなところから一変してフラットに年齢関係なく話が出来る友達が出来たことで、考え方も変わりましたが仕事にも良い影響が出ました。

 私の実家は地元で昔から本屋をやっていました(創業から90年超え)が、田舎でも人の移動があるので私の実家の本屋が存在することすら知らなかった人も結構な数でいました。初対面の人からは「え、このあたりに本屋さんあったんだ」なんて言われたことも(笑)

 いろんな人に会うことで実家の本屋の存在を知ってもらえてお客さんが増えて売上が増えました。

 決して自分の意思がスタートでUターン移住してきたわけではありませんでしたし、人見知りの私でしたが「えいや!」と一歩外に出てみた結果、仕事・プライベート両方で良いことがたくさんありました!いろんな人の考え方に触れて、気がついたら悩みの種だった地元の若連・消防団の人付き合いもあまり苦ではなくなっていました。なんというか良い意味で一歩引いて「あ、こんな人達もいるんだな~」くらいに見れるようになりました(笑)

4.まとめ

 Uターンで移住してきてからをざっと振り返ってきましたが、改めていろいろな事があったなーと少し感慨深くなりました。でも体験してきた事のほぼ全部が今の自分に活きているとも思えるんです。
 
 これから田舎に移住する人たちには是非「お気楽に、楽しく」田舎を楽しんで生活していただければと思います!今までしっかり生きてきたんだからどこに移住先してもきっとうまくやれます!

 そんなこんなでこの移住振り返り記録を終了します。ほんとに単純な振り返りを最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございます!

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