3回食以上食べる場合は虫歯に注意

 分割食まではいかなくても、食間に何かを口にすることがあると思う。低血糖を予防するためには必要なことだが、1日の中での食事回数が増えるため、虫歯のことを考えると注意が必要だと思う。

 食事をすると食事に含まれる糖分が細菌によって酸性にされ、歯の回りのPhが低くなり酸性に傾くことで歯が一時的に溶け始める。時間とともに唾液により中性に戻る。そして再石灰化といって先ほど溶けた部分がまた硬くなる。毎日歯の一部が解けたり、硬くなったりを繰り返して人間は生活している。しかし、頻繁に口になにかを入れると再石灰化する時間が無くなってしまい、歯は溶けたままになる。溶けている時間が長いとそこから穴があいてしまい再石灰化しなくなるのでダラダラ食いはいけません、という説明を1度は耳にしたことがあると思う。つまり、食事の回数が多ければ多いほど歯は再石灰化が遅れてしまい虫歯につながるということだ。

 【過去の自分に伝えたいこと】
・食間に何か口にしたときはすぐ歯磨きすること
・里帰り時に実家にフロス(糸ようじ)を持って帰ること
・出産後は自分のことは後回しになるが、意思を強くもって予防歯科に通うこと

 妊娠糖尿病と診断されるまでは、食間に何かを食べる習慣が無かった。歯磨きも起床時・朝食後・昼食後・寝る前にしていた。寝る前の歯磨きはフロスをしないと気持ち悪いぐらいフロスが習慣化されていた。おばあさんになったときに食べたいものを食べるんだという強い希望により、2か月に1回は歯医者さんで歯科健診と歯の掃除をしてもらっていた。

 しかし、妊娠糖尿病になり食事の摂り方が変わった。血糖値のことばかり考えて、歯科検診の予約も忘れていたし、産前休暇に入ってからは家族以外に会わない日もあったため歯磨きの回数も減ったと思う。きわめつけは里帰りの際にフロスを忘れたこと。これはいたかった・・・。そして代償は大きかった。
明らかに歯が痛くなってからは医者さんにかけこんだため、歯の神経を抜いた。そのうえ、奥歯ではなく、少し横らへんの歯だったため、保険治療では銀歯になった。さすがに歯医者さんもここの歯が銀だと少し口を開けたり笑った時にキラッと目立つと心配してくれた。結果的に12万円かけて白い歯にした。夫に謝った(泣)。一体どこの誰が歯1本に12万かけるねん!しかしその時思い出した…天然歯の資産価値は100万円と何かの記事で見た。その記事を見たとき私は夫に「100万円じゃないよ。絶対300万円ぐらいの価値はあると思う。銀とか詰めてたり神経ぬいている歯はモロいと思うわ」と一体どの立場で発言しているのか?という発言をしていた。トホホ…。

 そこで、今は以下の2つの仕組みを作った
・歯医者に定期健診・歯の掃除に行ったときに次回の健診の予約をとる→予定が分からなかったら仮日でいいので必ずどこか予約する。もし、仮日がダメな場合も歯科に電話するのでその際また別日の予約をとれるが、1から予約をとるとなるとめんどくさくてハードルが上がり結局後回しになるから。

・フロスのまとめがい→寝る前の歯磨き時にフロスをする習慣はすでについているので、維持するためにもフロスを1日たりともきらさないようにする。自分のフロスを買うためにコンビニによったり薬局によったりする時間をとるなら1分でも早く子どものお迎えに行きたいと思って買いに行かないと思うから。

 妊娠糖尿病と診断された妊婦さんは、食生活がガラッと変わり、その上出産も控えているので食事のことやおなかの赤ちゃんのことに意識がいきがちになると思う。しかし、どうか自分の身体のあちこちに気を配りケアをしてほしいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?