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脳硬膜へのアプローチ

頭痛。ストレスフルな現代において頭痛は多くの人が悩まされる症状ですね。

今回は頭痛へのアプローチの 1 つである脳硬膜へのアプローチ法について書きたいと思います。

頭痛の種類もたくさんありますが、
「なんか奥の方が痛い」や「頭の前のほうが痛い」ときによく使えます。

ただ本来頭痛への治療は頭痛本体へのアプローチとともに全身的なフォローも必須になってくる(まあそんなこといったら何でもそうだけど)ので、

あくまで今起きている痛みだけへのアプローチと考えてください。

では、はじめます。

脳硬膜とは



脳硬膜とは、脳を包む①:軟膜 ②:くも膜 ③:硬膜のうち最も外側に位置する髄膜のことで脳を外部の刺激から守る役割があります。

また左右の硬膜の正中部には硬膜静脈洞とよばれる隙間があり、そこには脳を通ってきた静脈血やくも膜下腔の脳脊髄液が循環する場所となっています。

なので、硬膜が固くなると静脈血がうっ血傾向となったり、脳脊髄液の流れが悪くなったりと、脳への圧迫を強めるような方向へ力が働きます。

その結果、頭痛が起きる可能性があるのです。

また、脳脊髄液の流れをよくすることは諸々の神経症状へのアプローチに繋がったりもしますね。

脳硬膜へのアプローチ



なので、アプローチとしては脳硬膜の固さをとるようなアプローチをします。

必ず左右を分けてアプローチします。

1:患者様に仰向けに寝てもらい、おでこを触って皮膚を上下に動かし、皮膚の動きやすい方向と動きにくい方向を確認する

2:おでこに片手の手掌をあてて、上からの垂直方向へ圧を加える(頭蓋骨が若干たわむのを感じられる程度)

3:その圧を維持したまま、皮膚の動きやすい方向へ6割ほどの力を加える。

4:その上から反対側の手を重ねて、皮膚の動きにくい方向へも 4 割程の力を加える。(垂直方向へ力の波を起こすようなイメージ)

5:手掌にブワッとした感覚が伝われば終わり

頭痛が起きる原因についてもいつかまとめようと思います。

ストレスの種類、自律神経系のアンバランスさ、内臓の問題、

痛みがとれても、そこを解決しないとぶり返しますからね。

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