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想像力。

おはようございます。
内田裕介です。

先日は、映画「空飛ぶタイヤ」を鑑賞したので、その感想についてお話していこうと思います。

前回鑑賞した「七つの会議」に続き、またもリコール隠しのお話なのですが、作品全体の雰囲気の重さが全く違っていて面白かったです。こちらの映画の方が重めの内容でしたね。

最近は日記と映画鑑賞のnoteばかりですが、実は読書もしっかりとしてます。また後日に記事にはするのですが、久しぶりにビジネス書を読んでいるせいか、なかなか読み進められていません。(笑)

小説の読みやすさを実感しました…。


想像力

僕がこの映画で最も印象に残っているのは、柚木雅史の

「誤れば良いと思ってるんだろう!家に帰ったら家族がいない、それを本当に想像してみろよ!」

という悲痛の叫びです。

柚木は、大型トラックの脱輪事故で妻を失いました。そのトラックを扱っていた運送会社は、主人公である赤松徳郎が社長を務める「赤松運送」でした。

その事故の原因は赤松運送の整備不良であると判断を下され、赤松は柚木の妻の葬式へ参列しました。しかし顔を出し謝罪したは良いものの、顔も見たくないと追い返され、上記のような言葉を受けたのです。

*後に「赤松運送の整備不良」という判断は誤りで、真の原因は大型トラックの構造上の問題であると証明されました。赤松運送は濡れ衣を着せられていたのです。

赤松運送の潔白が証明された後、柚木は赤松にその言葉を浴びせたことを反省し謝罪しましたが、僕はその一言がとても印象に残っています。


この場面を通じて、人が置かれている状況を想像することは、とても大事だなと改めて思いました。

人は、決して一人で生きることが出来ません。必ず誰かと関わらなければならないし、その誰かと自分の周りを最善の状況に変えていく必要があります。

つまり自分だけの都合だけで動いていては、その最善の状況は作れないということです。

自分のことに重きを置くことは前提として、関わる人が置かれている状況にも目を向け、そしてその感情を想像し、その人との関わり方を決める必要があります。今は褒めてあげた方が良いかなとか、今はひたすらに共感してあげた方が良いかな、などなどです。

相手の気持ちを想像できるか、これは今後とても重要だなと思いました。

子供の頃から「相手の気持ちを考えなさい」とよく言われてきましたが、その重要さに今さらではありますが気付くことが出来ました。

普段からそれが必要な場面は多いので、意識して日々を過ごしていきたいと思います。

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