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音楽遍歴の推移にマインドマップを使ってみた:②中学生偏

こんにちは。スケキヨです。

以前書いた記事「音楽遍歴の推移にマインドマップを使ってみた:①幼少偏」に引き続き,僕の音楽遍歴をつらつらと書き連ねます。

よろしければお付き合いください。

前回のあらすじ

5歳でマイケル・ジャクソンとプリンスにハマり,小学生の時にインストゥルメンタルとフォークミュージックにハマったちょっと変わった子がいました。

僕です。

さて今回は小学校を卒業して中学生になってからのお話です。

中一だけど厨二病発症

小学校を卒業し,中学生になるまでの間の春休みのお話です。

僕が通っていた学校は幼稚園~小学校~中学校とエスカレーター式(僕は小学校から入学)だったため,特に代わり映えもない学校生活が待っているんだろうな…と悶々としていました。
(※小学校があまり楽しくなかったので)

中学校入学までの間,折角の春休みだし思いっきり好きなことして遊ぼう!と思い立ち,取りあえず家の中にあるマンガ本や図鑑等,ありとあらゆる本を部屋に持ち込んでは何日も徹夜して読み耽っていました。

ですがそれも数日で飽きてしまったというかほぼ読み尽くしてしまいます。
そりゃそうですよね。何回も読んだことある本だから,面白みも薄れます。

そんな時,ふと目に入ったのが部屋の隅に雑に置かれていたクラシックギターでした。

バイオリンは習っていたもののそれまでギターには全く興味が沸かず,何ならサウンドホールにゴミを入れてたりしました。(今ならゲンコツだな…)

「フォークソング好きだし,弾いてみるかぁ。モテるかも知れないし。」という,いかにも中学生なノリで手を出しましたが,何せ初めてのギターとの邂逅です。まずチューニングが分からない。

ちょうどその時,ウィスキーか何かの宣伝でロン・カーターがコントラバスを弾いているのを目にする機会があり,「あぁ,あんな低音でいいんだな」(←良くない)と思って適当にチューニングしてたりしました。

見かねた母親が正しいチューニングをしてくれたのですが,実はこのクラシックギター,元々は母親が子どもの頃に使っていたものでした。

正しい音程になったギターを手にし,どこかから手に入れてきた教則本に従ってGのコードを鳴らしてみると…

おおぉぉぉぉぉ!何だこれ!気持ちいいぃぃぃぃーーー!!!


あっという間にギター小僧の出来上がりです。

そこからは寝食を忘れてギターの練習に励み,中学入学と同時にギタークラブに入部します。

ギターに熱中する僕を見て,元来ロック好きの父親がCDを僕にくれました。

・The Ventures 『The Ventures Best 50』
・Deep Purple 『Live in Japan』
・Santana 『Abraxas』
・海賊版コンピレーションアルバム『British Hard Rock』
 (※Deep PurpleとLed Zeppelinのベスト盤のようなものでした)

おいおいおいおい,何だこれ,超かっけぇーーーーーーー!!!!


その数か月後にはベンチャーズのライブに連れて行ってもらい,寝食も勉強も忘れてより一層ギターに熱中します。

朝一のバスで誰よりも早く登校して音楽室に駆け込んでギターを練習し,昼休みは弁当を掻き込んでギターを練習し,放課後は習い事を済ませて帰宅後に深夜まで練習&譜読みを毎日かかさず…してたおかげで成績はガタ落ちしました…w

ギターを始めて数カ月,完全なDeep Purpleマニアになっていましたが,その時に知りうる限りの「速弾き=リッチー・ブラックモア」に憧れて「Highway Star」や「Burn」を弾いてはピッキングの研究に費やしていました。

初めてのエレキギター

ブリティッシュハードロックに傾倒していたものの,練習していたのは所謂クラシックギターだったため,リッチー・ブラックモアの音が出ません。

「何で?」と思っていましたが,当然の話で,エレキギターとアンプ(そしてエフェクター)がないと「ギャイーン」という音が出るわけありません。

見かねたギター部の顧問の先生が学校にこっそりエレキギターを持ち込んでくれて,僕を呼び出して教材準備室で弾かせてくれました。
(呼び出されたとき,怒られるんではないかとビビったのは内緒)

ES335タイプのギターをアンプに繋ぎ,セッティングしてもらってギターを肩から掛けて弾いた瞬間,体に稲妻が走ったような感覚に襲われました。

オレが求めていたのはこの感覚だ!


と,嬉しくて授業が始まるまで弾いていたのを覚えています。(S先生,ごめんね。そしてありがとう。)

その影響が大きかったため,「エレキギターが欲しい」と親に相談します。
お小遣い制ではなかったので。

当然のことながら条件を提示されますが,条件は「テストで学年20位以内に入ること」でした。

普通なら「学年トップ」とかだと思いますが,当時の成績は学年でも下から数えた方が早いレベルだったので,親も「学年トップは無理ゲーだろう…」と譲歩してくれたのでしょう。

その条件が示された日からギターは封印し,寝食を忘れて勉強に励みました。

今までギターに費やしていた時間を勉強に充てれば成績が伸びるのは当然です。

予想を大きく裏切る大穴で,次のテストで学年10位以内に入って見事条件をクリアできました。

さぁ,オレに早くギターを買ってくれ!
ストラトかな?レス・ポールかな?
いやいや,ジャクソンも外せないぜ!(厨二)

とワクワクしていたところ,親が買ってきたのは知り合いから安く譲ってもらったというボロボロのノーメーカーギター…

これは流石に凹みました。

滅茶苦茶頑張ったのに…真っ白な灰になっちまったよ。

という感じでシクシク泣きながら過ごしていると,流石に悪いと思ったのか少しまともなノーメーカーギター(それでもノーメーカーかよ!ありがたいけど!)を手に入れてくれます。


これがそのギター。Birthというメーカーで型番不明。弾き倒しました。

今になってから調べてみると,かなり昔の少年誌なんかに掲載されている通販モノのギターだったらしく,作りは…という感じでした。

それでもそのギターを手に入れてくれたことが嬉しく,またギターばっかり弾いて再度成績がガタ落ちします。

高校受験も迫ってきたころ,親もこのままではいかんと危機感を持ったのかこんな条件を出してきました。

「高校の特別コースに受かったらマーシャルアンプ買ってあげる。」

ギター小僧に「マーシャル」という単語はとてつもなく甘美な響きです。
これまた勉強に励んだ結果,無事高校の特別コースに合格しました。

買ってもらったのは15ワットのコンボアンプでしたが…

ちゃんとマーシャルの音がする!歪むぞぉぉぉ!


と,またギター小僧に戻ったのでした。

ギター小僧(中坊)の音楽嗜好

ギターを始めた当初,ベンチャーズ,ディープパープル,ツェッペリン,サンタナといった父親からの絶妙なチョイスの音源を渡された中で最もハマったのがディープパープル(第2期)でした。

フロントマンのイアン・ギランのシャウトはもちろん,リッチー・ブラックモアのギターが何よりカッコいい!と感じ,ハードロックの世界にズブズブに足を踏み入れます。

そこから徐々に幅を広げ,中学生時代はこんな音楽を聴き漁っていました。
(アルファベット&50音順)


10cc 『Bloody Tourist』
Aerosmith 『Nine Lives』『Rocks』
Arabesque
Billy Joel 『The Stranger』
Carpenters 『Vol.2』
Deep Purple 『Perfect Strangers』『Purple Chronicle』
Don Henley 『I can't stand still』
Downtown Boogie Woogie Band 『身も心も』『脱・どん底音楽会』
Iron Maiden 『The Best of the Beast』
J.S.Bach 各種アルバム
Jimi Hendrix 『Live at Winterland』
Led Zeppelin 『Ⅳ』『Led Zeppelin』
Lionel Richie 『Dancing on the Ceiling』
Metallica 『Ride the Lightning』
Michael McDonald 『If that's what it takes』
Mike Oldfield 『Tubular Bells』
Niagara Triangle 『Vol.2』
Pink Lady
Planet P Project 『Pink World』
Rainbow 『Live in Europe』 『Final Vinyl』
Rats and Star 『Soul Vacation』
Ray Parker Jr. 『Ghostbusters』
Richie Blackmore 『The Best of Richie Blackmore』
Robert Johnson 『The Complete Recordings』
Rod Stewart 『Blondes Have More Fun』
Salvatore Accardo 『Paganini: 24 Capricci』
Shakatak 『Night Birds』
Simon and Garfunkel 『Greatest Hits』
the Chanels 『Heart and Soul』
Van Halen 『Van Halen』
Village people 『Cruisin'』
YMO 『Solid-State Survivor』
Yngwie Malmsteen 『Trilogy』『Yngwie Malmsteen Collection』
キャロル 『ルイジアンナ』『ゴールデンヒッツ』『ファンキーモンキーベイビー』
ザ・ピーナッツ 『ベストアルバム』
岡林 信康 『狂い咲き』
山下 達郎 『Come along』
所ジョージ 『ジョージのセロリ・パセリ』
大滝 詠一 『Each time』『ナイアガラトライアングル』 『A Long Vacation』
渡辺 香津美 『Kylyn Live』『Kylyn』『Tochika』
矢沢 永吉 『ゴールドラッシュ』『ザ・ボーダー』

他にも書ききれないくらい好きな音源が沢山ありますが,ここでは省きます。

お小遣い制でもない中坊が何故これだけの音源を聴けたかというと,親&親戚の方々が本家(=僕の実家)に置いていったレコード盤が大量にあったからなんです。

こんな感じで,中学時代はとにかく「ギター&ロック!」が好きながらもジャンルの隔てなく貪欲に聴き漁る子どもでした。

と,中学生はこのあたりで。

次はコントラバスを始め,さらに音楽(主にメタルとクロスオーバー)にズブズブに浸かる高校生以降のお話を。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう👋

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