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コントラバス、どこで買う?

こんにちは、スケキヨです。
今回は「コントラバス、どこで買う?」で一筆。
普段の生活では中々目にすることがないであろうコントラバス。いったいどこで買えるのか。

楽器を始めたばかりの初心者の方は入り口、例えば吹奏楽部だったりオーケストラ部だったりジャズ研だったり…所謂「団体持ち」の楽器を使用する機会が多いと思うし、何なら引退と共に楽器に用がなくなる方も多いかも知れない。

その中でも自前の楽器を買う決意を持つ一握りの方々がいるわけだが、そういった方々がどこで楽器を買えば良いのかという疑問にある程度応えられるものを本記事で述べたい。

1.知り合いから譲ってもらう

団体所属者であれば先輩だったり指導者だったりする人がいると思うが、その人たちが楽器を手放したり新しい楽器を手に入れたりするタイミングが合えば安くで譲ってもらえるチャンスがある。

値段も質もピンキリだと思うが、何気に安くて良い楽器を手に入れられたりするかも知れない。

とは言え、個人的にはあまり…
というのも、やはりそこには金銭問題が発生するわけで「問題を起こさないようにする」という当事者間の強い同意が必要になる。

金の切れ目は縁の切れ目とも言うし、値段の付け方まで含めてお店や専門家を通した方が何かと安心だ。

2.コントラバス取り扱い可能な楽器店で購入する

ここでいう「取り扱い可能」とは新しい楽器を取り扱うことができることを意味する。中古楽器については次項で述べたい。

コントラバス取り扱い可能な楽器店と言っても様々な形態があるが、初心者でも扱いやすいコントラバスメーカーとして有名どころであれば鈴木バイオリン、チャキ、オリエンテ等を取り扱うお店であれば取り寄せ可能だ。
これらのメーカーは安価ながらも初心者でも気軽に触れることができ、そこそこのクオリティを保持しているのでオススメだ。

また、店舗とメーカーのやりとりが可能なことから、納期が明確だというのも嬉しいポイント。
カスタマイズについてはより専門的なお店に持ち込む必要があるが、素の状態からのカスタマイズが可能だ。

3.弦楽器専門店・コントラバス専門店で購入する

さて、初心者には敷居が高く感じられる専門店の話だ。
「頑固そうな職人がいそうで怖い…」というイメージがあるかも知れないが、そこはあちらも商売なのできちんとした対応をすれば何も怖いことはない。
むしろぞんざいな扱いをされた場合はその店で買うことを考えずにすぐに退店すれば良いだけの話だ。
僕自身の経験だがそう言ったお店に当たったことは無いし、分からないことは正直に話してみると色々と教えてくれるので一度専門店に行ってみることをお勧めする。

更に専門店だと、以下の嬉しいポイントも付いてくるのが嬉しい。

・店内に複数所有している場合は色々と弾き比べることができる。例えそれが値段的に手が出ないものであっても、自分の好みの音を出してくれる楽器がどういったものか指標を立てやすい。
・委託販売の楽器を置いてある場合、価格交渉がしやすい。
・購入後も本体の調整&修繕を依頼しやすい。
・本体以外にも弓、ピックアップ、ケース、松ヤニ等の取り扱いが豊富。

僕が今メインで使用している楽器は、弦楽器専門店に置かれていた委託販売のセミオールドだ。
しかしそれを手に入れるまでは福岡や東京まで足を伸ばし、専門店から個人取り扱いのお店で様々な楽器を試奏してきた。
値段の割には…な楽器もあれば、極上な音色を奏でる数百歳のオールドイタリアン(勿論値段も極上)を試奏した上で今の楽器に落ち着いた。

自分の楽器を購入することを真剣に考えている方なら、一度は専門店を訪ねてみることをお勧めする。

4.ヤフオク!等のネットで購入

今の時代ありとあらゆるものがインターネットに出品されているが、コントラバスも例外ではない。
大手Amazonで「コントラバス」と検索してみると出るわ出るわ…
ネットオークションでも数多くのコントラバスが出品されている。

前項で専門店を強く推したものの、何を隠そう僕自身の初めてのマイコントラバスはヤフオク!に出品されていたスズキ製の中古コントラバスだ。

学生時代になけなしの10万円で購入したが、その後のカスタマイズ(駒の調整、ピックアップ、指板張り替え、魂柱調整…等々)の費用を考えると「ある程度の値段を出してそこそこ良いものを買えばよかったのでは無いか?」という考えが頭をよぎる。
もちろん、その楽器との思い出はプライスレスだが…

どちらが良いというものでもないが、インターネットでの購入を考える際には他の選択肢もあるということも念頭において熟慮することをお勧めする。

おわりに

さてここまで様々な形態での購入方法(特に専門店推し)を述べてきたが、ある程度の金額を支払うことになるので「その時の勢い」も大きなポイントになることを付け加えておきたい。

例えそれが個人所有のものであってもオークションであっても専門店であっても、見たり聴いたり弾いたりした時に強烈な刺激を受けることがある。

果たしてそれを運命と呼ぶかわからないが、僕が所有してきた二台は見た瞬間・弾いた瞬間に「あ、これ買うわ」と思った。

一台目は一般的に見れば安物の部類だがコントラバスの色々な可能性を教えてくれたし、二台目(現メイン)は一生モノと言える風格と音色を提供してくれる。

どのような形態で購入するか様々なパターンがあるが、楽器を購入することを考えている方々がビビビッとくる一台に出会えることを強く願いつつ本記事を締めくくりたい。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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