コントラバス、どうやって運ぶ?

こんにちは、スケキヨです。
今回のお題は「コントラバス、どうやって運ぶ?」で一筆。

見るからに巨体のコントラバス。近場の練習や演奏場所に向かう際、どうやって運ぶか頭を抱えるコントラバス弾きもいるかと。

団体所属の方であればレンタカートラックに載せて…という選択肢もあるが大事な楽器を万が一にもぶつけたり落としたり、目の届かないところでどういった扱いを受けるかわからないので僕はこの方法は取らない。
例えそれがサブ楽器であれ、自分で運べるものは責任を持って自分で運びたいのだ。

かくいう僕も練習や演奏の度に未だに頭を抱えながら試行錯誤している。
そんな一介のコントラバス弾きが頭を痛める移動方法について記すことで他のコントラバス弾きの方々の参考になれば幸いだ。
※なお、本記事ではあくまでも近場への移動について記載するため、飛行機での移動は考慮しない。

1.徒歩

移動方法としてまず一番最初に思い浮かぶのがこれ。
「重いんでしょ?」といわれる機会が多いコントラバスだが、ホロウボディだから見た目ほどは重くない。ケースまで含めるとせいぜい15〜20kg前後だろうか。

しかし見た目ほど重くは無いというものの15〜20kg前後を抱えて移動するのは中々に辛い。
コンパクトに収まっていればまだ良いが、縦2m弱・幅1m程の長尺物をうんせうんせと抱えて四方八方に注意しながら歩くのは結構キツい。

エンドピンやソフトケースにホイールを装着して転がしながら移動できるコントラバス用のアタッチメントがあるが、振動等路面からの楽器へ受ける影響(駒や魂柱、エンドピン辺りへの影響)を考慮して、僕は利用していない。

そうなると抱えての移動が当然になるが、普段なら気軽に行ける徒歩圏内がかなりの体力勝負になるか徒歩圏内でなくなるということを念頭に置く必要がある。

2.公共交通機関

移動方法その2は公共交通機関だ。
公共交通機関といってもいろいろな種類があるが、一般的に利用される「バス、列車、タクシー」を中心に述べていきたい。


バス

入り口の時点でほぼ無理だ。仮に乗れたとしても他の乗客の方々に迷惑をかけてしまうことを考えると、ちょっと難しい。

列車

持ち込み場所の確保や料金はケースバイケースによる。田舎方面の空いている列車なら出入口付近に立って乗れるかも知れないが、満員電車や混み合った車内では結構気を使う。
なお、持ち込みの際には別料金を払う必要があるとのこと。(列車移動の経験がないので詳細は不明)

タクシー

多くがセダンタイプのため、かなり無理がある。近年増えてきたワゴンタイプでもヘッドが運転席付近まで突き出る形になるため、乗車拒否も考えられる。



と、公共交通機関での移動は結構難しい。

3.自家用車

一番現実的な移動方法だと思う。
しかし自家用車といっても様々な車種があるが、ここでは僕がこれまでに乗ってきた車を中心に体験談も含めて論じたい。


初代HONDA FIT、2代目HONDA FIT RS

ハッチバック。後席半分潰せば余裕で車載。

MINI COOPER S (R56)

ハッチバック。後席2席潰れる&前席センターまで占領されてパツンパツン

MINI COOPER SD CLUBMAN (F54)

ステーションワゴン。後席2席潰れる&前席センターまでヘッドが突き出る。


自前のコントラバスを自家用車で持ち運びたい場合はかなり車種を絞られることになる。
MINI COOPERの様な小型ハッチバックでも載らないことはないが、ステーションワゴンかバンのほぼ二択だ。

現在はステーションワゴンのMINI COOPER CLUBMANで持ち運びしているが、意外にもFITが積載可能量No.1という結果だった。

センターレイアウトガソリンタンクが功を奏してか、深くダイブダウンする後席を一つ潰せば車内に横置きする形でコントラバスを積載可能な上、「運転席・助手席・後席」の三名で移動することができる。
その点、CLUBMANは上下方向の高さがない上に現在所有している楽器がフルサイズのため後席二つを潰して完全に寝せる形で載せなければいけない。

どれを取るかは個人の好みに依るところが大きいが、一つの参考にしてほしい。

おわりに

ここまで数種類の移動方法やその内容を記してきたが、僕がメインに使用しているのは「自家用車への車載」だ。
徒歩圏内への移動も多いが、アンプや練習に必要な機材等、本体以外のものも持ち運ぶことが多いため自家用車の活躍頻度が高い。

そもそも車を所有してない方の参考になるかは微妙な記事になってしまったが、コントラバス弾きの悩みのタネとして読んで頂ければ幸いだ。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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