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「勇気を与える人として、生きていく」


3泊4日を鹿児島を離れ、自分の為の時間を過ごした時間。それを経て、”人生の棚卸し”をした私の記録です。


3泊4日、”自分の為”に過ごしてみる

今回、会社の連休制度を使って、3泊4日東京に行ってきました。いつもであれば、友達と予定詰め詰めで、帰りの飛行機の時間までギリギリまで遊びまくる私ですが、今回は、自分が行きたい場所に行って、会いたい人に会う、自分の為の時間を過ごすことにしました。

”行きたい場所に行く”
私が憧れている場所に、行きたい。


ブライダルの専門学校に入学し、1番最初のブライダルの授業。「まずは、1本の映像を見てもらいます」

ブライダルの概要もなく、何が流れてくるのか分からない状況で、流れてきた映像に、私は心を奪われました。

株式会社crazyという会社の”オーダーメイド結婚式「Hands up」の映像。ゲストが全員白のドレスコード、サンダルを履く人、大自然の中での結婚式 今まで見たことのない結婚式の光景に、衝撃を受けました。それと同時に、新郎新婦、家族、ゲストの言葉や表情、偽りのない、素直な思いを伝えられる自由な結婚式に、「こんな結婚式を私も創りたい」と涙を流しながら思ったことを、今でも覚えています。

「いつかはこの会社で働きたい」
その時の私は、まだ挑戦する勇気がなく、地元のホテルに就職しました。

ウエディングプランナーになって2年目の冬。
出張のタイミングで、ふと行ってみようと思い、憧れの場所に向かいました。

2020年2月25日 初めて訪れたIWAI

それから3年半。

「今度こそ会場の中も見たい。スタッフの方と話したい。行きたい。」

いつもだったらこの後に、「でも、週末前でいそがしいだろうしな」「同業者だし、嫌な顔されたらどうしよ」「またいつか行けたら」と臆病な自分が出てきますが、この3泊4日のテーマを思い出し、担当者の方に連絡しました。

2023年8月25日 初めて足を踏み入れたIWAI

1時間という限られた時間でしたが、私にとっては、3時間、4時間ぐらい居たんじゃないかと思えるぐらいの、嬉しさと感動、そして気づきと学びが、ノートから溢れていました。

”会いたい人に会う”
私が「大切にしたい」と思った言葉をくれたあの人に会いたい。話をしたい。

仲間たちに、会いたい。

GOOD WEDDING AWARD 2023
最終審査会

「プランナーはもっと人間らしくて良い」
結婚式のプランニングの中で、お客様とプランナー どこか一線を引いていた私に、”プランナーの私”ではなく、”私”として、もっとお客様に向き合って良いんだと勇気をくれた方と直接話をしたくて、「会いたいです」と連絡しました。迷いも無く勢いで(笑)


梅橋さん
なんと!こんなにも想いに共感してくださった方と
お会いしたかったのですが
叶わず、、、
ホテルまで足を運んでくださったと
お会いしたかったなー
いや、必ず会わなければ!と、
会いたい気持ちです😊
私はあの場でお話しした一面もありつつ、人間らしくダメなところもあるのですが
がっかりさせないと良いのですが
梅橋さんが会いたいと思ってくれたことが嬉しくて
私も会いたい!会わねば!という気持ちです😊

連絡した後、いただいたお返事の内容

”きっかけ”は待つのではなく、自分で作ることができる。お会いできた日の夜は、熱い話をすることができました。

【CRAZY PEEPS】ライフセッション最終合宿

今年の春、私が学生時代に出会った株式会社CRAZYが行なっている、公式コミニティ【CRAZYPEEPS】に2023春夏メンバーとして初めて参加しました。

crazyの事が大好きなメンバーに、一度は会ってみたいと思いながら、イベントの集合写真や、グループラインの内容を見ていた私に、仲間に会える機会がやってきました。

でも、初めましての人たちの中に飛び込むことは怖い、緊張する、認識されなかったらどうしようって、また臆病な自分が・・・笑
それでも、やっぱり「会いたい」って気持ちが強くて、”ライフセッション”というプログラムに参加することを決心しました。

「ひとりの人間として、どう生きていくか」

”ライフセッション”というプログラムは「ひとりの人間として、どう生きていくか」仲間と対話し、自分と向き合う事を深めていく時間でした。最終合宿では軽井沢の大自然で仲間と一緒に、1泊2日を過ごす。

1回目のライフセッションで、「5ヶ月後の私は、どうなっていたい?」という問いに ”自信を持ちたい” ”勇気を持てるようになりたい” “変わりたい”と書いていました。

最終合宿までは毎回リモート参加でしたが、少しずつ変化している自分に喜びと、これが終わっても、変わり続けることはできるのかと心配になる私もいました。合宿ではどんな変化が待っているんだろうと想像もできないまま、軽井沢に着きました。

憧れを捨てて、参加した合宿

前文を読んでいただけると、私がCRAZYという会社に憧れを持っているということを、認識してくださった方も多いと思うのですが、この強い思いは鹿児島に置き、今回の合宿には持って行きませんでした。

今回は社員の皆さんも一緒に参加する合宿。ましてや代表の森山さんも。良いこと言おうとか、印象残して帰ろうとか、芯の私と向き合う時間に邪魔をしてきそうだったから。

大自然の中で自分と向き合った、1泊2日

1日目
初めましてのメンバーと顔合わせし、緊張がさらにヒートアップ。こんな気持ちの状態で、自分は変われるのだろうか。

そう思いながら、全員と握手でチェックイン。みんなが「初めまして」と言って温かく手を握ってくれる。自分の中でブワァーーと何かが込み上げてきて、「あぁ。やっぱり私、みんなに会いたかったんだ」怖かったけど、ここに来る選択をして良かったと思えました。

合宿では、「100%で存在する」「場に貢献する」「保留する」3つ決まりがありました。この決まりを分かっていながらも、私は自分の意見、思っていることを言えず、みんなの話を聞くだけ。自分の意見を言わない。「まりのちゃんは、どう思う?」この言葉を何度かけられたか。

的外れな質問をしてたらどうしようとか、質問に否定されたらどうしようとか、嫌われたらどうしようとか、ビビリな自分がずっと出てきて、機会をを与えられないと話さない状況が続いていました。

次は私の番。今まで自分から口を開かなかった私の話を、皆んなは聞いてくれるのか。正直怖かったです。

でも、私が話し始めると、皆んなが心の底から話を聞いているのが伝わるくらい、真剣な表情をしていました。私が納得するまで、感じた事や気づき、問いをくれました。私は勝手にチームのみんなに疑いを持っていた。怖さを作っているのは自分なんだと気付きました。

自信のある私と、自信のない私

私が”自信がない”、”勇気が出せない”、そんな自分が嫌だ、変わりたいと思ったのは、仕事をしている自分のとギャップがあったから。
ウエディングプランナーの私は、「この新郎新婦様は、絶対私が幸せにする」「この結婚式がもっと世に広まれば、未来の結婚式はもっと変わる」「みんなに伝えたい」と自信を持って提案したり、大勢の場に立ってプレゼンしたいと意気込んだり、とても自信がありました。その私は、提案に喜んでくれる新郎新婦の表情を見るのが嬉しくて、プレゼンを聞いた人達が「頑張ろうって思えました!」とか、「共感しました」と自分がきっかけで誰かの為になる事が嬉しくて、楽しくて。プライベートでも、そんな自分になりたいと思っていました。

この私の思いに対して、チームの皆んなは、
なんで自信があるのか。そう思った時はどのタイミングか。最初から自信があったのか。たくさん問いかけてくれました。そして、私の心の中に落ちた言葉が、

どっちかのまりのちゃんじゃなくて、自信のないまりのちゃんは今自信をつけようとしている段階に、居るだけなんじゃないかな。仕事をしている時のまりのちゃんが先に自信をつけてイキイキしているだけで、プライベートのまりのちゃんも仕事の時と同じように自信をつける為の変化があれば、自然と自信がつきそう。

そうか。どちらかの私じゃなくて、自信のある私も、自信のない私も、”私”であることに違いはなくて、自信の無い私は、怖さに逃げて、勇気を持つ機会を奪っていたんだ。変わろうとしている私にブレーキをかけていたのは環境ではなく、私だったことに気づきました。

1日目の夕方。全体シェアの時間。
今までブレーキをかけていた自分に、今だ!と背中を押し、手を挙げました。
何話していいか、何が正解か分からないけど、皆んなの前に立って、皆んなの顔を見たら、想像していた景色と違って、皆んなが私のことをまっすぐに見て、私の気持ちを受け止めてくれました。

私は皆んなのことを疑っていた。皆んなは仲間として私のことを認めてくれていたのに、私が皆んなを仲間として認められていなかった。私と同じように、勇気が出せずに座っている人が居たら、ここに立ってみてほしい。想像している景色と違うから。

「勇気のバトンをここに置いていきます」

仲間が受け取ってくれました。嬉しかった。私の中で張りつめていたものが緩んだ気がしました。明日の皆んなの決意は、仲間として、皆んなが私を認めてくれたように、私も皆んなのことを認めてあげたい。心の底から決意を聞きたいと思いました。

夜、焚き火の前でチームのみんなとの対話の時間。
明日の朝、「私はどう生きていくのか」仲間の前で一人一人話をする為に、さらに芯にあるものに問いを深めていく時間。

私は、自信のある自分と自信の無い自分、どちらにも存在しているものがあることに、気がつきました。それは、「誰かの為に」という気持ち。

この気持ちが自分の中に出てきたのは、20歳になり就職したタイミングで、父が病気になり、家族の環境が変化していったことがきっかけでした。

私は父と母、兄の4人家族。誕生日、父と母の結婚記念日、父の日、母の日、敬老の日等、お祝い事を必ず行う家族でした。その時に見る、家族の笑顔や喜ぶ姿が大好きで、それが自然と身の回りにいる人たちに対しても思うようになり、今の仕事にも出会うことができました。

私に当たり前のようにこの環境を作ってくれた父と母に、私が就職してからは2人で第二の人生を存分に楽しんで、生きてほしいと思っていた矢先、父が病気に。初めは家族全員、現実を受け入れられなかったです。でも、辛くて、悲しみながらも、リハビリを頑張る父、毎日面会に通い続けた私と母、大分から転勤希望を出して鹿児島に帰ってきてくれた兄、家族が家族の為に向き合い、頑張っていました。私は気づいたら、お父さん、お母さん、お兄ちゃんが人生の最後を迎える時、楽しい思い出も、辛い思い出も全部ひっくるめて、「この人生で良かった」と最後を迎えられるように、家族の為にできることを惜しみなくやろうと決心していました。

プランナー5年目の秋。
家族に対する想いと、自分が担当する新郎新婦様にリンクする機会がありました。
新郎のお母様が父と同じ病気になり、結婚式に来れないという相談に、私は自分が体験した話をしました。辛かったこと、悲しかったこと、本人が生きることに後ろ向きになっていたこと、現実を受け止められないこと、全部話しました。そして最後に、「結婚式には来れなくても、大切な人の晴れ姿を見ることができれば、お母様の”生きる力”に絶対になると思うんです。そして、ご家族も”自分達だけ”という後ろめたさをなくして、心の底からお祝いできると思うんです」と伝えました。
今は辛くても、まだまだ未来は明るい。諦めないでほしい。そう思い、結婚式の朝、お母様のいる病院に会いにいきました。

結婚式当日の朝

今はまだ難しくても、いつか病院で当たり前に「結婚式」ができる日が来てほしい。そうすれば、この新郎新婦様の想いも、次の新郎新婦様に繋げられる。いつか私が結婚式をする時、父も一緒に参加できるから。結婚式が家族の明るい未来のきっかけになり、出席する患者さんたちの生きる力になると思うから。この結婚式を、もっと多くの人に知ってほしい。同じ思いを抱えている人に、伝えたい。まだまだ未来は明るいぞと。

やっぱり私は、家族、友人、仲間、お客様、、、誰かの為の力になりたい。

森さんが言っていた言葉を思い出しました。
「たくさんの人を幸せにしたいです!と言うけど、自分のこと幸せにできていますか?」その話の時、私は誰かの為にと思いながら、自分の為に何もできていなかったな。と思っていました。でも、今回の3泊4日、気づけば、鹿児島を離れて、いきたいところに行く、会いたい人に会う、合宿に参加するという、自分の為に自然と動けていた。自信が無い、勇気がないと言っていたけど、振り返れば勇気を出して連絡していたし、この場にも来ている。自分の為に変化を求めて生きている。

私は、梅橋麻里乃として、自信を持って生きていく

2日目の朝、起きた時から緊張でドキドキが止まらなくて、今まで感じたことのない憂鬱な朝でした(笑)言いたいことは決まっているけど、どう話そうかな、どうしたら伝わるかなとか考えながら、朝ご飯の時間を迎えようとしていました。

朝ご飯の前、ゆうさん(crazyの社員さん。チームのサポートメンバー)に呼ばれて、「まりのちゃんがチームのみんなに伝える言葉や問いで、みんなの気づきや、勇気が生まれている。その力があるってことを、信じてこれからの時間、過ごしてみて」ゆうさんが私に大丈夫って言いてくれているように聞こえて、チームでの朝ご飯の時間を過ごしました。その時発言した、私の問いや言葉が仲間のきっかけに繋がっているかは分からないけど、このタイミングじゃなくても何かのタイミングできっかけになっていれば、それでいい。正解、不正解を求めていない自分に、少し変われたのかもと思いました。


宣言の前。全員で握手でチェックイン。
昨日の私はビクビクしてみんなと握手していたけど、今はもう違う。
頑張れ、応援してる、大丈夫、安心して、そんな思いが全員から伝わってきたし、私も皆んなにそう伝えました。

数名の仲間の宣言が終わり、次は私が宣言する時間。
朝ご飯の時、くさむーさん(チームメンバーの1人)が、その場に立った時に感じた思いを話そうと思います。と言っていて、私も宣言したいことだけ決めて、あとはその場で出てきた気持ちや感情をありのままに話そうと思い、みんなの前に立ちました。

「私は、自信の無い私も、自信のある私も、どちらも私である。梅橋麻里乃として自信を持って生きていく」「みんなに会いたかった。会えて良かった。感謝を伝えたいです」その時に感じた思いを素直に伝えました。

仲間の宣言は、一人一人にハグしたいくらい愛おしくて、皆んなが決意した人生を1番に認めて、一緒に歩んでいきたいと思ました。みんなのこと、まだよく知らないのに、心と心で対話して、100%で存在し、場に貢献することができれば、こんなにも誰かのことを思えるなんて、初めての体験でした。

勇気を与える人として、生きていく

合宿最後の円陣

この3泊4日を通して、自分の変化、仲間の変化を体感、「人が変わる瞬間」を目の当たりにしたからこそ、「人は変われる」と私は思っています。私が憧れていた「キラキラした人」は何かの環境で出来上がったのではなく、自分の意志で自分の生きる道を決め、信じて生きているから。合宿で出会った仲間は、みんなキラキラしていました。今の私も、キラキラしていると思います。人生はもっと美しくていい。輝いていていい。私がそうなれたから、見える世界が変わったから。もっとたくさんの人にもこの体験をしてほしい。その為には、「自分を認める勇気」「発信する勇気」「伝える勇気」いろんな勇気が必要です。その1つだけでも良い。今回、仲間が私に勇気をくれたように、私も誰かの勇気のきっかけになる。だから私は、自分の思いや意志を勇気を出して、伝えていく。自信のない誰かが、私の言葉で、「勇気が湧いてきた」と思ってくれるように。

最後に

今までの自分へ
今まで、自信がない、勇気が出ない、本当はぶち破りたいと思っていた壁を、自分が引き止めてしまっていて、ごめんね。これからの自分は、自分の意志に自信を持って、生きてほしい。そうすると見える世界も変わるし、気づかないうちに、誰かの為に生きていけていると思う。そんな人生を、お父さんとお母さんも生きてほしいと、きっと思っているはず。そして、私のことを受け止めてくれる仲間がそばにいることを忘れずに。

一緒に過ごした、トイチさん、くさむーさん、ともちゃん、ゆうさんへ
顔合わせのオンラインの時から、みんなに認めてもらえないんじゃないかって、勝手に被害妄想を膨らませて、疑ってごめんなさい。本当は皆んな、誰よりも目の前の人のことを考えて、自分のことのように大切にしてくれる人なんだと、今は心の底からありがとうと伝えたいです。そして、これからも一緒に変わり続ける過程を見届けてほしいし、見届けたいです。昨日は久しぶりにオンラインで集まれて、嬉しかったです。

PEEPSの仲間へ
皆さんに出会えて私は幸せです。きっかけは、CRAZYを知るというところからでしたが、今では皆んなと一緒に歩んでいきたいという思いの方が強いです。直接お会いする機会は少ないかもしれませんが、私は皆さんのことを仲間として、これからもPEEPSに居続けたいです。

#勇気 #変化 #CRAZYPEEPS #あの選択をしたから

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