【ライブレポ】クマリデパート「山乃メイ生誕2022」(2022/02/21)
◆概要
「クマリデパート」黄色担当、山乃メイの生誕イベント。
・公演名
山乃メイ生誕2022 愛情マシマシ!ちゅるちゅるフェスティバル
・開催日時
2022年2月21日(月)
開場 18:30/開演 19:00
・会場
Spotify O-WEST
◆所感
「Rirune! Rirune! Sarune? 〜 どうぶつアイドルとおともだちツアー 〜 東京公演」(2022/02/19)以来。
端的に言えば、
「第一回 山乃メイ プロデュース公演」
だった。
推しの誕生日をお祝いするはずが、満足感と幸せな気持ちを持って帰宅の途についていたという不思議。
「来てくれた人に楽しんでもらおう!」というスローガンの元、山乃メイさん本人だけでなく、メンバー&スタッフが一丸となって作り上げたステージ。
クマリデパートのワンマンライブといっても、過言では(虚言でも)ないぐらいの確立したテーマ性と完成度。
(推し補正はもちろんあるけど)生誕祭という枠を飛び越えた…というか、生誕祭と呼ぶには失礼だとすら思う公演だった。
来年の生誕祭ではなくて、別の機会での「第2回 ちゅるちゅるフェスティバル」開催を切に願う。
関係各位、何卒よろしくお願いします…。
改めて。
今日の公演、”山乃メイらしさ”がギュとつまっていた。
”山乃メイらしさ”
というのは無量大数分ぐらいあるけど、一番に感じているのは「まず自分から動いてみる」という点。
有言か無言か、それは時々だと思うけど、実行するという部分は同じ。
「実行に移す」って、できそうで、できないこと。
自身に置き換えて考えてみると、やろうと思うだけで止まっていることがどれだけあることか…。
まずやってみてから、修正や調整、そのための努力を重ねる姿勢。
その上で「やるからには、やれることをやる」という心構え。
それは、らしさと同時に強みでもあるなと感じている。
最後の抱負でも言っていた通り、ファンに素敵な景色をみせるため、これからも色々なことを実行していくのだと思う。
それはクマリデパートにとっても大事な強みになっていくんじゃないかなと感じた。
「クマリデパートに山乃メイがいてよかった」
「山乃メイというアイドルを推していてよかった」
そう実感できた、最高の一日。
山乃メイさん、誕生日おめでとうございます。
楽しいフェス、ありがとうございました。
ちゅるちゅる歳の1年、改めてよろしくお願いします。
◆メモ
生誕コーナー
尺:約30分(8曲+MC)
SE:なし
衣装:山乃メイ 生誕衣装、5人 黄色Tシャツ
山乃メイ髪型:縦ロールツインテ
開演前のBGM。
恐らく山乃さんのチョイス。
独特のセンスが光っていた。
機会があれば、プレイリストを公開して欲しい。
開演直前、山乃さんによる影ナレ。
「まわりのおともだち」といった言い回し。
優しいお姉さんのようなイメージで、早くも大人になった雰囲気を醸し出す。
開演。
まずは生誕コーナーからスタート。
山乃さんがソロで登場。
身に纏っている生誕衣装と髪型に、いきなり心を奪われた。
可愛らしいもこもこ感、快活さを感じる足のパーツ、大人っぽさを感じるドレスっぽさと黒のリボン、、スカートのラーメン柄、そしてお嬢様感ある縦ロールツインテ。
色々な要素がマシマシなのに成り立っていて「二郎体現してるじゃん…」となった。
そんな完全体な山乃メイさん。
「ソロ→山乃&早桜→山乃&優雨→山乃&楓→山乃&小田」の順番で、次々と楽曲を披露。
初めて聴く曲もあったけど、曲の傾向と知っている曲からハロプロメドレーなのかなと思って聴いていた(終演後、曲を調べたら実際にそうだった)
※こうして並べてみると、10年前ぐらいの楽曲が多くて、山乃さんの原点を感じられるセトリだったのだなと思う。
ワンハーフ尺でテンポよくつなぐ構成。
明るくてダンスが映える楽曲が多めの選曲。
どちらも飽きさせない工夫を感じたし、実際に観ていて爽快だった。
「♡桃色片想い♡」
昨年10月「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」の企画(ピンク祭り)にて披露。
二回目を観れるとは思っていなかったので嬉しかった。
MC、1回目。
「一人だと、寂しいので相棒を呼びます」ということで、七瀬マナさんを呼び込み。
去年の山乃さんの生誕祭では、七瀬さんがサプライズで手紙を朗読。
今年は逆サプライズとして山乃さんが七瀬さんに向けて手紙を読む展開。
緊張で少し早口になる山乃さん、朗読前から泣きそうな七瀬さん。
今回のステージで「感謝」が最前面に出ていた唯一の場面。
(他は感謝を内に秘めて、楽しませようとしていたという意味で)
それが同期に向けてというのは、何とも山乃さんらしいなと思った。
その流れで次の曲へ。
「ふたりはNS(きら☆ぴか)」
この2人にぴったりすぎる楽曲。
途中、感極まりそうになる七瀬さんの肩を抱き寄せる山乃さん。
涙を堪えながら山乃さんのスカートの裾をギュッと掴む七瀬さん。
天井から照らされる、緑と黄色の優しげな照明。
七瀬さんの生誕祭に続いて「同期っていいな」と感じた。
小田さん楓さんの「明太子ラブストーリー」のような、2人のデュエット曲をいつか聴いてみたい。
曲終わりで、残る4人が椅子を持って登場。
「子♡丑♡寅♡卯♡辰♡巳♡(でんぱ組.inc)」
前の曲から雰囲気が一変、再びフェスティバルへ。
その落差が山乃さんなりの照れ隠しみたいだなと思った。
<2/22(火)追記>
イベント翌日の山乃さんのツイキャスにて、クマリデパートのライブで椅子を使用したのは初という話。
今回のイベント開催にあたって、クマリデパートの可能性を広げたいという目標があって、その一つが初めての椅子使用だったとのこと。
でんぱ組.incの楽曲、クマリデパートに似合うなと感じた。
クリエイティブの方向性(楽曲毎のテーマ性やコンテンツ化の意識など)が似ているのかもしれない。
対バンも面白いと思うので、昨年に続いて今年も実現することに期待。
MC、2回目。
優雨ナコさんが今日に合わせてルーズソックスを履いてきたとのこと。
(山乃さんがよくルーズソックスを履くため)
メンバーが退場して、再び山乃さんソロ。
緊張していると話しながら、新ソロ曲の紹介。
作曲は、前回のソロ曲(ちゅるちゅる☆革メイ)に続き”ちゅーるさん”ことsayshineさんが担当。
作詞は、なんと山乃さんが初挑戦。
「歌詞にも注目してください」という曲振りから楽曲スタート。
8曲目「相対性☆ちゅる理論」
ちゅる楽曲の第二章といえる曲調。
山乃さんの知性(もしくは虚言)が活かされた歌詞。
前作同様、お祭り感ある振付。
特にフレミングの法則が入ってたのがツボ。
振りコピ覚えたい&横移動したくなった。
全8曲。
生誕コーナーとは思えないボリューム感だった。
クマリデパート ライブ
尺:約60分(12曲+MC)
SE:あり
衣装:山乃メイ 生誕衣装、5人 山乃メイ歴代衣装(早桜:セカデパ!、優雨:あみだ☆、楓:ケン%、小田:デパート、七瀬:サクラ)
生誕コーナーから、ほぼ間を置くことなくスタート。
生誕衣装の山乃さんと山乃メイ衣装の5人が登場。
今年の七瀬さん生誕祭の時、山乃さんが七瀬さんのサクラ衣装。
そして、今回は七瀬さんが山乃さんのサクラ衣装。
2人が加入時に着ていたサクラ衣装の時間差での交換に高まった。
クマリデパート、SE終わりの隊列で何が1曲目か大体わかるシステム。
今日は山乃さんを先頭にした三角形という、初めて見る形。
ということは…!
1曲目「ちゅるちゅる☆革メイ」
6人Ver.初披露。
「限界無限大ツアー2021 ファイナル公演」で曲開始時だけ6人だったあの日から約3ヶ月。
ついに6人でのライブを観ることができた。
6人での横移動は想像以上に高まった…。
横移動したいので、エクストロメ福島(三崎公園野外音楽堂)での披露、何卒よろしくお願いします。
※動画ありがとうございます。
2曲目「ウダガワ・ヨッキュー」
最初の小田さんのセリフは「おめちゅるー!」
サビ前のセリフパートを山乃さんが担当。
1番「ねぇ、次どこいく?」→「ねぇ、次どこいこっか?」
2番「なんて言えるかー」→「(セクシー風に)なーんて、ホントだよ」
1番の小悪魔メイは不意打ちでやられて、2番の大人メイはわかっていたのにやられた。
3曲目「YESモチちゅるっ!FEVER」
曲始まりで全員が何かを持ち出して何だろうと思ったら、手に麺(のアクセサリー)を装着。
”ちゅるちゅるフェスティバル!”ということで、今日はモチではなくて”ちゅる”(麺)FEVER。
「モチ」を都度「ちゅる」に言い換える徹底ぶり。
滑舌も試されてる、なかなかな展開で面白かった。
特にサビ前の「ファーストモチ~」が「ファーストちゅる~」となってたところが好みだった。
MC、1回目。
自己紹介。
今日は早桜さんが好きなラーメンで蹴り出し。
その後、山乃さんの生誕衣装の話。
4曲目「極LOVE浄土」
いつも楽しみなラスサビでのユウメイの絡みがどうなるのかと注目しようとしたら、2番終わりで山乃さんが突然下手に離脱。
「何が起きるんだ…?」と思っていたら、トランペットを持って再登場。
そのままトランペットパートを生演奏。
生誕コーナーからほぼ通しの流れで金管楽器の生演奏を入れるという、ある種で狂気の沙汰。
「持てるカードは全て投入する!」という気概を感じた。
その流れでのユウメイの絡み…は今回は無し。
全員が山乃さんの振付。
いつも山乃さんが優雨さんに仕掛けているけど、今日は皆に仕掛けられていて、嬉し恥ずかしな様子。
5曲目「bitter or sweet」
スイッチが切り替わって、大人な雰囲気に。
ドレスなシルエットの衣装、ウェーブ巻きな髪型がここにきて活きる。
ワンハーフでテンポよく次の楽曲へ。
曲終わり、山乃さんが最上手の位置で暗転。
つまり、次の曲はその位置から始まるということで…。
6曲目「Furniture Girl」
山乃さんの歌い出しとペンライトが完璧に合わさった。
今日イチ集中した。
誕生日前日に聴いたFurniture Girlもよかったけど、誕生日翌日&生誕祭当日に聴くFurniture Girlも素晴らしかった。
7曲目「サクラになっちゃうよ!」
本日の大人シリーズ第3弾。
可愛げな大人っぽさ、シックな大人っぽさ、そして情熱的な大人っぽさ。
三者三様、それぞれの魅力を感じることができて何より。
ラスト、顔に手に当てて振り向いた時の表情、グッと惹き込まれた。
MC、2回目。
ツアー最速先行開始)の告知。
その後、前ブロックのセトリについての話題へ。
そして、ラストブロックへ。
8曲目「シャダーイクン」
山乃さんがクマリデパートを知るきっかけになった楽曲。
この位置でこの曲が来た時点で「クマリデパートと山乃メイ」がテーマのブロックなのかなと感じた。
9曲目「限界無限大ケン%」
自身の原点といえる楽曲(シャダーイクン)と同じクリエイター陣による新曲にメンバーとして参加する。
この2曲に”アイドル 山乃メイ”の今までの物語が凝縮されていた。
落ちサビ。
山乃さんが担当する「Falling girl 税今10%」のところで、一斉にサイリウムが焚かれ、会場が黄色の光に染まる。
今日のハイライト。
ラストの手を振るところで、堪えきれず感極まった表情をみせる山乃さん。
今日はずっと楽しませてもらってばかりだったけど、ようやく生誕祭らしくお祝いができた!と思った。
10曲目「愛Phone渋谷」
クマリデパートの初楽曲。
この辺りから「クマリデパートと山乃メイとファンの皆」が、このブロックのテーマなのかなと思い始めた。
ここの意図は自分が上手く感じ取れていない気がするので、機会があれば聞いてみたいところ。
11曲目「アンサー!!」
山乃さんが2度目にオーディションの最終審査時の課題曲。
そして、クマリデパートにとって、ファンとの架け橋となっている楽曲。
山乃さんのファンへの感謝の言葉と共にスタート。
ありがとうの気持ちが会場中に溢れて、今日のエンディングが近づいてくる。
そして、ラスサビ前のセリフパート。
普段は早桜さんが担当するところを今日は山乃さんが担当。
クマリデパートに加入してから今までの感謝の気持ちを載せた「幸せだー!」のセリフに心が震えた。
幸せな想いに包まれて終演。
…かと思いきや、暗転して楽曲がスタート。
12曲目「二十四時間四六時中」
大好きがつまった(ある意味、つまりすぎた)、クマリデパートとファンとの関係を象徴するような楽曲。
「今日はフェスティバル。ラストは楽しくいこう!」というメッセージ。
今日の主役の願いに応えるように、メンバーもフロアも一体となっての盛り上がり。
満面の笑顔でライブが終了。
最後の挨拶…の前に、誕生日のお祝い。
ハッピーバースデー唱和、プレゼント(ケーキ、花束、アルバム)
ケーキは昨年に続きラーメン型。
今年は野菜マシマシになっていたり丼が特別使用だったりとパワーアップ。
アルバムは表紙がライブ衣装の装飾。
今までの歩みが記されている箇所を「生きる伝記」と表現する山乃さん。
最後に山乃さんから今年の抱負。
こういう時、「ついてきてください」「期待してください」と自分から踏み込んで言うところが熱い&尊敬。
そう言われたら、後はついていくだけ。
全員で挨拶をして終演。
◆セトリ
生誕コーナー
01:ピョコピョコ ウルトラ(モーニング娘。)※山乃メイソロ
02:ロボキッス(W)※ちゅるてゃん
03:♡桃色片想い♡(松浦亜弥)※山乃メイ・優雨ナコ
04:気まぐれプリンセス(モーニング娘。)※山乃メイ・楓フウカ
05:同じ時給で働く友達の美人ママ(スマイレージ)※山乃メイ・小田アヤネ
MC(山乃メイ手紙)
06:ふたりはNS(きら☆ぴか)※山乃メイ・七瀬マナ
07:子♡丑♡寅♡卯♡辰♡巳♡(でんぱ組.inc)※6人
MC
08:相対性☆ちゅる理論 ※山乃メイソロ&初披露
クマリデパート ライブ
SE(おいでよ!クマリデパート)
01:ちゅるちゅる☆革メイ ※6人ver.初披露&ワンハーフ
02:ウダガワ・ヨッキュー
03:YESモチちゅるっ!FEVER ※ワンハーフ
MC(自己紹介)
04:極LOVE浄土
05:bitter or sweet ※ワンハーフ
06:Furniture Girl
07:サクラになっちゃうよ!
MC(衣装について)
08:シャダーイクン
09:限界無限大ケン%
10:愛Phone渋谷
11:アンサー!!
12:二十四時間四六時中
MC(ハッピーバス-デー唱和、プレゼント)
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