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がんばれ! 体操にっぽん 4

ビックリ!ビックリ!ビックリ!
葉月ちゃん優勝 おめでとう。そしてご家族やクラブ関係の方々おめでとうございます。
地球の裏からテレビの電波を通じて緊張が伝わってくるようだった。
しかし、葉月ちゃんは今回は失うものがない立場で、緊張はしてもプレッシャーで縮こまることはなかったのが、今回の活躍につながったのだろう。
思い出すのは、同じく補欠からの繰り上がりで大活躍し、その後の飛躍へとつながった寺本明日香さんだ。
葉月ちゃんも、そういうチャンスをモノにすることができるのは、”持ってる”証拠だと思うので、自信にして今後も頑張ってもらいたい。

そして、3位に笙子様。おめでとう!
平均台の演技はたくさん練習してきたのが分かる演技だった。ただ失敗しないというだけではない強さを感じさせる演技で、それはエースらしい演技とも言えるだろう。
そういう演技につながる練習ができる身体の強さも笙子様の強みなのだと思う。押しも押されぬ中心選手となるよう、これからも上を見て頑張ってもらいたい。

ダイキは床と鉄棒で2位。 たくさんおめでとう。お疲れ様でした。
ものすごいスペシャリストが集まる種目別で、オールラウンダーのダイキが2種目で2位というのは、ホントにすごいと思う。
もうすでにオリンピック連覇を視野に入れているのだと思う。
日本中の期待を励みに変えて、怪我なく、着実に進んでいって欲しい。

土井クンは床で3位。おめでとう。
キレのある演技は世界にアピールできたのではないだろうか。
土井クンの辛いところは、ダイキと得意種目がかぶること。今後の日本代表争いを考えた時、オールラウンダーでパスしないと、チーム貢献度では若干不利になる恐れがある。誰にも負けない鞍馬にするとか、なにかスペシャルなものが欲しいところだ。

ゆうちゃんは種目別3種目出場。よく頑張りました。
最年長ということでキャプテンということになっていたが、その名に恥じない活躍だったと思う。
有終を飾った? いやいや、まだ若い連中を脅かす存在として頑張ってもらおう。

今回、親しみを込めて、お名前を勝手な呼び方で書かせていただきました。失礼しました。

中国のゾウ・ジンユアン選手の平行棒。すごかったな~。ライバルながら「いいものを見させてもらった」という演技だった。
今回は吊り輪でも2位になるほど上半身がバルクアップしていて、平行棒の技のキレや大きさも一段とすごいものになっていた。あとは平行棒で「ゾウ」という技を開発するのを期待しよう。

カルロス・ユーロ選手は床、跳馬、平行棒に出場し、3つとも優勝候補。しかし、残念ながら7,2,3位。みんな紙一重だった。
オールラウンダーを目指していることが、その紙一重の負けにつながっているのか? フィリピンは国としてオリンピックに出場することは望めないので、前出のゾウ選手のような戦略はとれない難しい立場だ。それでも頑張るカルロスの価値は、強豪国の選手とは段違いだと思う。これからも、怪我に気をつけて頑張れ!

今大会は男女とも開催国イギリスとブラジルの躍進が目立った。逆に、古豪ドイツは男子平行棒のダウザー選手以外に名前を聞くことはなかった。
体操に限った話ではないが、幼い頃から習い始められ、トップレベルまで練習できる環境が国中に隈なくあることが、国として強くなるための条件になる。
そして、ヒト・モノ・カネを上手に使える戦略的な強化体制ができる人や組織も必要になる。そこに意外と差が出るから、時代によって強くなったり弱くなったりするわけだ。
その点、日本はまずまずうまく行っていると言えるのだろうが、たまに我田引水も憚らない輩が牛耳ろうとしたりするので、きちんと言うべきことは言って、よい環境を維持していただきたいと思う。

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